ゴーストライターの仕事とは? どんな役割がある?

ゴーストライターとは?

ゴーストライターとは、俗にいう「代筆」の仕事をする人のことです。

多くの芸能人が自伝やエッセイ、コラムなどを出版していますが、その多くはゴーストライターの手によって加筆訂正されたり、ゴーストライターが代筆していたりするものです。

そのほか、企業経営者やスポーツ選手、学者などが出版する自伝やビジネス本もゴーストライターがインタビューを行い、執筆しているケースは珍しくありません。

小説家として知られている重松清は、かつて多くの芸能人本・小説やドラマのノベライズを手掛けたことから「ゴーストの帝王」と呼ばれていますし、実業家の堀江貴文は、自著を「ゴーストライターが書いた」と明言しています。

なお、ペンネーム等を使い正体を明かさずに作品を執筆する作家は「覆面作家」と呼ばれ、ゴーストライターとは異なります。

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ゴーストライターの仕事の流れ

本編のすべてをゴーストライターが執筆する場合には、まず著者となる人物と打ち合わせをして、どのような内容にするのかを打ち合わせ、その内容に基づいて取材を進めます。

複数回にわたって取材を繰り返すため、ライターでも高いコミュニケーション能力が求められます。

会話のすべてをメモ帳に収めることは難しいため、取材にはICレコーダーなどの録音機器が欠かせません。

録音しておくことであとから何度でも聞きなおしをすることができますし、トラブルを防ぐことにもつながります。

ゴーストライターの仕事の種類

ゴーストライターの仕事としては、脚本や音楽関連の作詞、占い関連の記事なども手掛けることがあります。

ゴーストライターは、「自分がゴーストした(陰で執筆した)」と発表してはいけません。

実際に誰が書いたかというのは、出版社と著者しか知り得ないということになる場合がほとんどで、どこまでの真実性を帯びているかは定かではない場合も多いです。

なお、ゴーストライターが仕事をする経緯としては、芸能関係や出版社、編集プロダクションなどに強いパイプとコネがあり依頼されるケースや、本を出す人が知り合いのライターに依頼するケース、あるいは出版社がライターを用意するケースなどがあります。

自分で企画を持ち込んでゴーストライターになるケースや、ゴーストライター募集の求人はほとんど見られないため、ゴーストライターになりたいのであれば、その業界に属しているか、何かしらの関わりを持っている必要があります。

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ゴーストライターの報酬は?

ゴーストライターの報酬は、印税契約をした場合には売上の0.5%から1%、そうでない場合には1本あたりの原稿料として20万円といった形で支払われ、一般のライターよりも若干高い報酬となることが多いようです。

芸能人の書籍などで何百万部も売れる大ヒットを手がけ、印税契約をしていれば1冊で何百万円の報酬を受け取ることができますが、出版不況といわれる近年では、そこまでの報酬を得ることはなかなか難しいでしょう。