メディカルライターになるには、仕事内容、資格、給料、求人

メディカルライターの仕事内容

医療の進歩に繋がる文書を作成する

メディカルライターは、病院や製薬会社から依頼された臨床試験の企画書や、治験結果を元に報告書などを作成する職種です。

新薬の開発にかかわる治験をもとに論文を作成したり、発売申請にたずさわる各種文書を作成するのも、メディカルライターの大切な仕事です。

研究機関などから依頼されて、学術論文を執筆することもあります。

そのほか、指定の学術論文を翻訳したり、実験結果に対する論拠を示す文書の作成や、論文の内容が薬機法その他の法令を遵守できているかを確認するのも仕事のひとつです。

このように、ライティングといっても仕事は多岐にわたり、専門性が高い職業です。

そのため医療機関に在籍している医師や薬剤師が、メディカルライティングを請け負う場合もあります。

在宅や副業として執筆している方も多くいます。

メディカルライターになるには

医療系資格があると有利、英語力は必須

メディカルライターになるには、研究機関や製薬会社、CRO(開発業務受託機関)に就職するのが一般的です。

メディカルライターになるために専門資格は必要ありません。

しかし、多くの専門用語を理解したり、実験論文を書く必要があるため、医学部・薬学部の大学または大学院卒以上であると有利です。

また、海外の学術誌を読んだり、実験論文を執筆するため、英語の読解力や作文力が重視されます。

医師や薬剤師、獣医師など、特定の資格を持っていないと就職できない場合もあり、難易度の高い職種であるといえましょう。

メディカルライターの給料・年収

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専門知識を必要とする分、年収は高め

メディカルライターの年収は、正社員の場合、会社にもよりますがおおむね400万円〜600万円です。

月給は25万円〜30万円と、ほかの職種の正社員と比べても高額であるといえます。

シニアライター(メディカルライターの上級職)になるとさらに年収は上がり、700万円〜1000万円になります。

就業後の働きによっては昇給の可能性もあります。

また多くの企業では福利厚生も充実しており、宿泊施設、クラブ活動、産休、育児介護休暇のほか、裁判員休暇、リフレッシュ休暇のある会社もあります。

メディカルライターになるのに向いている人、適性

高い専門知識と正確な記述力が要求される

メディカルライティングは、主に学術論文や専門用語が多く使われる文書作成にたずさわるため、専門知識が豊富であることが必須です。

そういった点では、やはり医師や薬剤師の国家資格を持っている人、長く研究職を経験した人が向いている職種です。

また人体にかかわる医薬品などを取り扱うので、法規から逸脱せず、正確な記述をすることが必要とされます。

必要に応じて新たな知識を旺盛に取り入れることができる勤勉さのある人に適性があるといえます。

メディカルライターの現状と将来性・今後の見通し

アウトソーシングにより、働き方も多様に

今までのメディカルライティングは、企業の正社員が行うのが一般的でした。

しかし、インターネットの普及に伴い、ライティング業のアウトソーシングが容易になっています。

それとともに、メディカルライティングの業界でもアウトソーシングが増加してきているのが現状です。

医師や薬剤師が本業と並行してメディカルライティングを請け負ったり、現場を退いた女性が育児の傍らでメディカルライティングをするといった働き方も浸透してきています。