ライターにはどんな種類がある?

ライターのジャンルは多彩

ライターの活躍の場は非常にたくさんあり、ライターにもさまざまな種類があります。

とはいっても明確にライターという職業が定義されているわけではなく、執筆する媒体や記事のジャンルなどで、自ら名乗ったり種類分けされたりすることがほとんどです。

コピーライター

商品や企業の宣伝を目的に、新聞・雑誌などの広告や、テレビCMなどのメディア広告、ウェブサイト使用するコピーを考えるライターです。

わずかな文字数で表現する「キャッチコピー」のほか「ボディコピー」と呼ばれる、ある程度長い文章を書くこともあります。

トラベルライター

世界各地の街や秘境などを探検し、その経験をもとに記事を執筆します。

一般の海外旅行ではなかなか行かないような珍しい国やスポット、一般の人が経験したことがないような海外でのユニークなエピソードなどを紹介します。

グルメライター(フードライター)

レストランなど飲食店へ取材に行き、オーナーやシェフに取材をして店やメニューの概要を記事にします。

飲食店のメニューや、チェーン店・コンビニ等の商品を紹介するライターも含まれます。

ルポライター

社会問題や時事問題、事件などを扱うライターです。

ジャーナリストとの違いは明確ではありませんが、強い主張を文章に入れるのがジャーナリスト、取材内容が文章の中心であるのがルポライターという分け方をする人もいます。

依頼がなくても自分で取材をし、書いた記事を出版社に売り込むというスタイルで仕事をする人もいます。

Webライター

ホームページに掲載される記事のライティングやブログ記事、メルマガなどWebに掲載される記事を執筆します。

ゴーストライター

芸能人など著名人が出す本は、ほとんどがゴーストライターの手によって書かれたものです。

取材を通し、当人が書いたような文章で記事を執筆します。

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専門分野に特化するか、手広くやるか

専門ライター

専門ライターは、おもにトラベルライターやグルメライターのような、ある特定の分野の知識に長けていて、それを専門に記事を執筆するライターです。

専門ライターの多くは出版社や編集プロダクションと密接な関係にあり、依頼が来ると記事を執筆します。

このほか、スポーツライターや美容ライター・自動車ライター・ファッションライター・サイエンスライターなどさまざまな分野があり、それぞれに活躍するライターがいます。

しかし得意分野だけで食べていける人は一握りで、よほど実績があればその分野の仕事だけを行う場合もありますが、多くのライターは、他の分野の案件もこなしながら仕事をしています。

フリーライター

フリーライターは、簡単にいえば記者のような仕事で政治や社会などの難しい分野において取材を行い、その記事を新聞社や出版社に持ち込んで買い取ってもらいます。

一般的にフリーライターを目指すのはある程度の実績とキャリアがないと困難で、現在活躍するフリーライターの多くは元記者です。

オールラウンダー

一番需要が多く、先に挙げたようなさまざまなジャンルのライティングの依頼を担当します。

一件あたりの記事単価が専門ライターよりも低い傾向にあるため、いくつもの案件をつねに探し、並行して書き続ける必要があります。

ほとんどのライターは一つの案件のみではなく複数の案件を保持し、新たに自分の得意分野の依頼がくるのを待つスタンスが一般的です。

仕事の相談が入ったら、その時点での自分のスケジュールの状況やクライアントとの関係、案件の難易度や魅力など、さまざまな観点から検討し、仕事を受けるかを決めていきます。