商社マンの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

商社マンを目指すきっかけで多いものは?

商社は、総合商社を中心に就職先として非常に人気が高く、毎年多くの学生が志望しますが、目指すきっかけは人それぞれです。

世界を股にかけて飛び回る仕事に憧れる人もいれば、手掛けるビジネスの規模や事業基盤の大きさに魅力を感じる人、あるいは給料など待遇面の手厚さが決め手という人もいます。

総合商社は、ビジネス業界だけでなく、世間的にも高い知名度がありますので、誰もが知る超有名企業で働くという、いうなれば「ブランド」に惹かれるケースも珍しくないかもしれません。

また、商社マンイコールエリートというイメージも強くあり、幼少の頃から優秀な学業成績を収めてきた人にとってのひとつの到達点といえるかもしれません。

商社マンの志望動機の考え方

商社マンという職業が世間に広く知れ渡っている一方、実際の商社の業務内容は複雑かつ多岐にわたっているため、実態をきちんと把握しないまま、漠然と目指している学生も少なくありません。

志望動機を考えるにあたっては、まずは入念な業界研究・企業研究などを行って、商社の仕事に対する理解度を深めることからスタートするべきです。

「世界で活躍したい」など、上記に挙げたきっかけに毛が生えた程度の表層的な動機では、面接する社員も聞き飽きており、数多くの学生が殺到する厳しい競争を勝ち抜くことはできません。

たとえば海外で働きたいなら、なんのために海外で働きたいのか、海外製品を扱うメーカーではなぜ駄目なのかといったように、面接官からの厳しいつっこみに耐えられるよう、内容を深堀することが必要です。

OB・OG訪問を行うなど、十分に情報を収集したうえで、自身の過去の経験や考えと商社の業務内容を結びつけられれば、オリジナルかつ説得力のある志望動機をつくることができるでしょう。

商社マンの志望動機の例文

趣味からつなげる志望動機の例文

「私は海外旅行が趣味で、これまでに十数カ国を旅行してきました。

とある国を訪れた際、日本からカメラを持ってくることを忘れて現地で購入したのですが、その旅行期間中に壊れてしまいました。

品質の低い商品が流通していることで、消費者が不利益を被るばかりではなく、製造元の評判や、その国自体の印象が悪くなるということを身をもって学びました。

私は、特定のメーカーに勤めるのではなく、多様な商品を取り扱う商社で働くことで、自分自身の手で各商品を吟味し、本当に高品質な商品の流通に貢献したいと考えております。」

アルバイト経験からつなげる志望動機の例文

「私は、大学生活の4年間、チェーン展開する大手スーパーマーケットでアルバイトをしてきました。

業績不振が続いた際には、精肉部門と鮮魚部門とを連携させて、新しい総菜を企画販売するなど、各部門の仲介役として立ち回り、ほかの系列店舗を上回る好業績を収めました。

そこで、人と人をつなげるビジネスの可能性に魅力を感じ、自分のコミュニケーション能力やアイディア力を生かせる場として、商社を志望しました。

業界をまたいで活躍できる商社の仕事に、大きな魅力を感じています。」

スポーツ歴からつなげる志望動機の例文

「私は、幼少の頃からサッカー一筋に打ち込んできて、高校3年生のときにはインターハイに出場して、キャプテンとしてチームをけん引しました。

そのとき、ポジションも役割も性格も違うたくさんのチームメイトの、個人個人の能力を最大限に発揮させることが、何よりも勝利への近道であると学びました。

ビッグプロジェクトを成功させるために、数多くの人が団結する商社での仕事にも、私の経験と相通じるものがあると思います。

サッカーで培った体力と精神力、リーダーシップを生かして、ビジネスの現場で旗振り役として活躍したいと考えております。」

商社マンの面接で聞かれること・注意点

商社の面接で聞かれるのは、志望動機や学生時代の経験、商社の仕事に対するイメージ、自社・競合他社の違い、最近の気になるニュースなど、ほかの業種と変わらない一般的な内容です。

しかし、それら個々のエピソードに対して、追加でいくつも質問を重ねられるという点に、商社の大きな特徴があります。

たとえば、学生時代に頑張ったことを問われた場合、なぜ取り組もうと思ったのか、自発的に行ったのか受け身で行ったのか、工夫したことは何か、そこから何を学んだのかなど、根掘り葉掘り尋ねられます。

エピソードを掘り下げることで、各人の性格や考え方の傾向・クセなどを見抜き、商社マンに必要な「人間性」を浮き彫りにすることがおもな目的です。

そうした質問は、その場で問われても咄嗟にうまく回答できないケースが大半ですので、ノートに思いつく限りの想定質問を書き連ねたり、模擬面接を繰り返したりして、慣れておくことが望ましいでしょう。

商社マンの自己PRのポイント

商社の仕事は、端的にいうと「人と人をつなぐこと」であり、商社マンに最も求められるのは、コミュニケーション能力です。

従って、面接の自己PRにおいては、誰とでもすぐ仲良くなれる、人を束ねられるなど、コミュニケーション能力の高さをアピールするとよいでしょう。

説得力を持たせるために、具体的な過去のエピソードを交えるのはもちろん、コミュニケーション能力を発揮してどんな成果をもたらしたかという「結果」にまで言及することが望ましいといえます。

また、それぞれの質問の意図をよく考えて、的外れな回答にならないよう心掛け、聞く力・伝える力の双方に優れていることを印象づけられるようにしましょう。

面接官の言葉だけでなく、話し方や声のトーン、表情、目線などにも気を配ることができれば尚よいでしょう。

商社マンの履歴書で気をつけるべきことは?

商社マンには、競合他社と争って取引を獲得するための、あるいは新しい企画を提案するための、プレゼン能力も重要になります。

履歴書は、いうなれば自分を売り込むためのプレゼン資料ですので、大きさや間隔を整えたきれいな文字で書き、パッとみた際の第一印象に注意を払いましょう。

志望動機欄や趣味・特技欄などについては、できる限り多くの情報を詰めたくなるところですが、伝えたいことをキーワードやキャッチコピーなどに簡潔にまとめ、読みやすさを重視するべきです。

全体を通して、どうすれば自分という人間に興味を持ってもらえるかという観点から履歴書を作成すると、「商社マンらしさ」が出るかもしれません。