商社マンの1日・生活スタイル

商社マンの業務スケジュール

商社マンは、多くの人が想像する通り、かなりのハードスケジュールで働くことが一般的です。

商社は商取引を仲介する役割であるため、基本的にはひとつの案件につき最低でも売り手と買い手の2者を相手にする必要があり、打ち合わせや交渉、契約なども複数こなさなければなりません。

また、取引相手のどちらか、あるいは双方が海外企業であるケースも多いため、スケジュールは時差を勘案して組み立てなければならず、相手の都合を優先して早朝や深夜に会議することもあります。

さらに、商社の多くは大企業ですので、上司や役員などに対する社内向け報告資料の作成やミーティングにも多くの時間を割かなければなりません。

そのうえ、海外出張する頻度も高く、移動にも長い時間がかかるとなれば、商社マンが非常に多忙であるのはある意味当然といえるかもしれません。

ただ、近年は政府主導の「働き方改革」が推進されている影響もあって、大手商社を中心に残業時間を抑制する方向にあり、労働環境は一昔前と比べればかなり改善されています。

営業部門で働く商社マンの1日

営業部門の商社マンは、仕入先企業と販売先企業、それぞれの担当者と密にコミュニケーションを取り、要望を聞いたり、新しい商品やビジネスを提案したりすることが最も重要な仕事です。

このため、1日の大半を外回りに充てるケースがほとんどで、社内の自席に座ってデスクワークを行うのは、夕方以降の時間に限られています。

また、業務終了後には、取引先や関係各所との接待、あるいは部内での宴会などが予定されている日も多く、帰宅する頃には日付が変わっているということもよくあります。

商社マンがプライベートに割ける時間は、非常に少ないといえるでしょう。

8:00 出勤

メールチェックを行い、問い合わせなどに対応します。

9:00 ミーティング

部内会議に出席し、各案件の進捗状況を共有します。

9:30 取引先訪問

取引先のメーカーを訪ね、新商品に必要な資材などについてヒアリングします。

12:00 昼食休憩

社員食堂を利用することもありますが、外食する機会が多くなります。

13:00 展示会準備

イベントスタッフとともに会場を視察し、レイアウトなどを検討します。

17:00 デスクワーク

各種報告資料やプレゼン資料の作成、資材の発注などを行います。

19:00 退社

仕事に目途が着いたら帰宅しますが、もっと遅くなることもあります。

投資部門で働く商社マンの1日

投資部門で働く場合、営業部門ほど外回りの頻度は高くありません。

投資先の事業をコントロールすることや、経営状況や収支状況を社内外の関係者に報告することがおもな仕事であり、ミーティングとデスクワークが業務の中心です。

ただ、投資先が海外であるケースも頻繁にありますので、営業部門と同じように、海外スタッフに合わせるためにスケジュールが不規則になることも珍しくありません。

また、接待などは少ないものの、その代わり、新しいビジネスを創出するために行政機関や大学の研究機関など、異業種の人と業務後に交流する機会が多く、帰宅時間はやはり遅くなりがちです。

8:30 出勤

メールチェックや当日のスケジュール確認などを行います。

9:00 電話会議

現地スタッフから、投資先企業のオペレーション状況についての報告を受けます。

10:00 デスクワーク

集めた経営情報などのデータを分析し、プレゼン資料を作成します。

12:00 昼食休憩

社員食堂などで昼食を取ります。

13:00 内部打ち合わせ

上司や役員にトピックスを報告し、今後の運営方針を検討したり、指示を仰ぎます。

15:00 社外説明会

外部の投資家や金融機関に対し、現状報告や今後の展望などをプレゼンします。

19:00 退社

できる限り早く帰宅できるよう努めます。

商社マンの勤務時間・休日・仕事は激務?