看護師の仕事はストレスがたまる?

看護師の仕事でストレスがたまりやすい理由

人間関係の問題、いじめ

看護師が感じているストレスの要因を調査すると、多くの場合、1位に上がるのが「人間関係」に関することです。

看護師は徐々に男性が増えてきたとはいえ、まだまだ女性中心の世界です。

女性特有の閉塞的なつき合い方や、陰口やうわさ話、また、いわゆる「お局さん」といわれるベテラン看護師の当たりの強さなどで、ストレスをためてしまう人が多くいます。

なかには「いじめ」といえるほど、ひどい人間関係の職場も現実としてあるようです。

看護師は日々緊張感のある環境で働いていますから、誰もがストレスを感じやすく、また患者さんには笑顔でいなくてはならない分、つい気を許せる仲間内には人当たりが強くなってしまうことがあります。

もちろん、いじめは容認できることではありませんが、職場が変われば、働きやすさや職場の雰囲気がガラリと変わることが多いのも看護師の特徴です。

看護師の求人は日本全国にたくさんありますから、どうにもならなければ、思い切って別の職場を探すのもよいでしょう。

ただ、どんな職場にもたいてい一人は苦手な人がいます。

自分で努力して良好な人間関係を築くことも大切です。

仕事の責任が重いこと

看護師の仕事は、人の命や健康に関わるという、大きな責任とプレッシャーがつきまといます。

また、勤務中は患者さんの急変など予想のつかないことが多く、同時進行でいくつもの事柄を進めなくてはならないことなども、ストレスにつながってきます。

看護師を目指す人は、もともと「人を助けたい」といった責任感の強い人が多いです。

まじめな人ほど勤務時間が終わった後も、心電図のモニターの音が頭から離れなかったり、患者さんのことを考えたり、先輩看護師や医師に注意されたことを思い出したりします。

ピリピリとした環境に身を置きながら働いているうちに、過度に自分に厳しくしてしまい、それがさらなるストレスになることもあります。

しかし、どんな仕事でも少なからずストレスは感じるものですから、ストレスをどう発散させるかが大切です。

その方法は人それぞれ。カラオケで大声を出すのもよいでしょうし、キレイな景色を見たり、お風呂にゆっくり入るのも効果大です。

看護師になったら、自分の心が元気になるための自発的行動として、ストレス発散方法を学んでいきましょう。

不規則な勤務体系であること

病院で働く看護師は、夜勤が入ることが珍しくありません。

どうしても不規則な勤務体系で働かなくてはならないことから、心身の調子が狂い、そこにストレスを感じてしまう人もいます。

そのストレスに負けないための最も基本的なことは、バランスの取れた食事、睡眠、そして規則正しい生活リズムです。

夜勤のある看護師にとって「規則正しい生活リズム」は一見ムリな気もしますが、たとえ夜勤がなくても、毎日深夜まで夜更かししている生活は健康的ではありません。

夜勤があっても、夜勤明けにしっかり睡眠をとり、夜勤のない日には夜更かしをしない、という自分なりのリズムをつくることが大切です。

そして、食事は手軽なインスタント食品や出来合いのお弁当、お菓子ばかりではなく、しっかりと栄養をとるように心がけましょう。

どうしても夜勤が厳しければ、地域のクリニックなど、日勤のみで働ける職場に移るのもひとつの方法です。

経験や階層によってもストレスの中身は異なる

1〜2年目に感じやすいストレス

新人の頃は、知識や技術、経験不足から感じるストレスが中心となります。

先輩に怒られ患者さんにも指摘されることが多く、「自分は看護師に向いていない、やめたい」と考えてしまう看護師は少なくありません。

臨床の現場で起こることは教科書通りとはいかず、何か問題が起きるたびにどうしたらいいのかわからなくなりがちです。

看護学生時代に思い描いていた現場とは違うことも多く、「こんなはずではなかった」という思いがストレスになることがあります。

3〜4年目に感じやすいストレス

看護師3〜4年目になると、上司と後輩の間に挟まれ、自由がきかなくなり、仕事のしづらさを痛感するようになります。

ある程度は先輩の指導なしで仕事もできるようになるため、後輩の指導を任されたり、病棟内の雑務といった係活動への参加も求められます。

上司からは理不尽に怒られるようになり、人間関係がうまくいかないことでストレスを感じる看護師が多いです。

5年目以降に感じやすいストレス

5年目以降になるとリーダー業務を任され、病棟内の会議や研究といった業務以外の分野にも参加を促されるようになります。

業務の面では、医師や患者さんとそのご家族の間に入ることが多くなり、後輩が受けたクレームの処理と師長への報告など、非常に責任ある立場にいることを実感するでしょう。

こうなると、看護業務の他にさまざまな心配事が増えてきます。

患者さんの安全だけでなく、下のスタッフや病棟全体の安全への配慮、他病棟との連絡や医師からの直接的な指示受けなど、責任が増える分、自らが看護業務をする機会は減り、デスクワークが多くなります。

上司からはさまざまなことで注意を受け、リーダー業務をしながら後輩の行動にも目を光らせ、必要があれば指導するといった毎日です。

中堅になると、新人時代よりもよほど大変だと感じる看護師もいます。