ゲーム制作会社で働くには(大学学部・学歴)
ゲーム制作会社社員になるまでの道のり
任天堂やバンダイナムコ、コナミやセガなど大手ゲーム制作会社の新卒採用サイトをいくつか見てみると、大卒を応募条件にしている企業もありますが、多くの場合、専門学校や短大卒以上を対象としています。
傾向として学歴はあまり問わず、やる気や適性を重視しているといえます。
技術・デザイン系の職種はソフト企画、ゲーム開発、システム開発、社内ITシステム開発、ハードウェアエンジニア、サウンドクリエイター、プランナー、デザイナーなどがあります。
事務系の職種だと、経営企画、財務経理、法務、広報宣伝などがあります。
なお、学歴は問わないものの初任給では多少の差が生じています。
専門卒と大学院卒ではおおむね4万円の開きがあり、公表していない企業でも同等の差があるのは認識した方がよさそうです。
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ゲーム制作会社の求人の状況
国内のゲーム業界は好調で、2019年はハードも含めると約1.7兆円もの市場規模で10年連続で成長しています。
業界全体として好調を続けているため、求人市場も好調といえるでしょう。
大手ゲーム制作会社では新卒採用のほか、キャリア(中途)採用のコンテンツも行っており、積極的に人材確保に動いています。
ゲーム制作は専門性が高いため分業制が基本で、職種が豊富なのも特徴です。
ある大手企業のデザイナー職は15種類に細分化されており、それぞれで募集がかけられているため保有しているスキルによってはチャンスが広がるかもしれません。
求人ポータルサイトで検索してみても多様な職種が募集されており、ゲーム制作会社はあらゆるスキルを求めているのが分かります。
新卒にしても、キャリア採用にしても求人市場の活発な動きはしばらく続きそうです。
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ゲーム制作会社で働くための学部・学歴
多くのゲーム制作会社で働くための学歴は新卒採用かキャリア採用かで変わります。
新卒の場合、専門卒以上が応募条件に挙がっている場合が多いです。
特にプログラマーやグラフィックデザイナーなどの開発職は学歴よりも知識やスキルを求められるため、専門学校で学んだ人は強みになるでしょう。
大卒の新卒になると開発職はもちろん、企画系職種採用も考えられます。
将来的にはマネジメント中心の業務を行う管理職につき、経営面でも会社をになう人材への成長が期待されます。
一方、キャリア採用の場合は学歴はほぼ問われません。
大手企業のキャリア採用募集要項を見ても応募資格に学歴が記載されているのはまれで、何よりも業務経験が重要です。
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ゲーム制作会社社員に必要な資格・スキル
ゲーム制作会社で働くのにおすすめの資格は?
ゲーム制作にたずさわる職種で資格が必要になることはほとんどありません。
特に開発職は資格よりもスキルが重視されるので、ゲーム制作に関わる技術を学べる専門学校に通って就職を目指す人もいれば、独学で学んでアピールポイントにする人もいます。
プランナーなどの企画系の職種を目指す場合も有利になるような資格はなく、保有スキルや経験が重要になってきます。
企画職の場合は自分で制作する機会はほとんどありませんが、実現レベルの判断、制作時間やコストなどを考慮する必要があるため、各工程で使われている技術やスキルを把握しておいた方がスムーズに進行します。
ここでは開発職を中心に、持っていると役立つスキルを紹介していきます。
ゲーム制作会社のプログラマーに有利なスキル
プログラミングに使用する言語は必須スキルといえます。
代表的なのはC/C++、Python、JavaScriptなどで、ゲームプログラマーに限らず多くのプログラマーがまず習得する言語です。
加えて、ゲームエンジンと呼ばれているソフトウエアのスキルも求められます。
代表的なのはUnityやUnreal Engineで、キャリア採用の場合は実務経験が求められますし、新卒の場合は基礎知識を学んでいたり、独自で触っていたりすれば熱意は伝わるでしょう。
必須ではありませんが、プログラミングに関する資格は以下があり、取得していると客観的な評価にはつながります。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- Ruby技術者認定試験
- PHP技術者認定試験
- C言語プログラミング能力認定試験
参考:Ruby Association Ruby技術者認定試験
ゲーム制作会社のデザイナーに有利なスキル
デザイン制作に関するソフトのスキルが必須です。
代表的なソフトはIllustratorやPhotoshopといったグラフィック制作ソフトや、Mayaや3ds Maxなどの3DCGソフトなどが挙げられます。
デザイナーといっても3DCGデザイナー、グラフィックデザイナー、UIデザイナーなどがあり、さらに細分化しているケースも多いです。
例えば3DCGデザイナーだと、ゲームソフトの地形を担当するデザイナー、キャラクターデザイナー、キャラクターのアニメーションデザイナーなどがあります。
担当するデザイン業務によって求められるスキルは微妙に変わりますが、動くことが前提のデザインなのでプログラミング言語のスキルは持っていると有利かもしれません。
デザイナーの場合も業務上必須の資格はありませんが以下のような関連資格はあります。
- Illustrator®クリエイター能力認定
- Photoshop®クリエイター能力認定
ゲーム制作会社のプログラマーに有利なスキル
ゲーム制作に携わるサウンドクリエイターも資格は不要ですが、他職種と同様、実務経験や音楽制作に関するスキルは必須です。
例を挙げると、楽譜を読むスキル、楽器演奏や演奏収録の経験、スタジオ機材の知識などです。
多種多様なゲームを担当するので、ゲームの世界観に合わせたサウンドを生み出すため、多彩な音楽ジャンルの知識や作曲スキルも必要です。
ゲーム制作会社で務めると、外部に制作を依頼するケースも考えられるので、ディレクション経験も求められます。
必須ではありませんが、サウンドクリエイターに関連する資格は以下のものがあります。
- MIDI検定
- サウンドレコーディング技術認定
- Pro Tools技術認定
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ゲーム制作会社に向いている人
ゲーム制作はモノづくりの一面があるため、物事をゼロから考えたり、アイデアを具体化したり、いわゆる創作が好きな人には向いています。
ただしゲームの最終目的はユーザーを楽しませることです。
創作のみでは不十分で、自分が創作したアイデアで世の中の人を楽しませたいと思う人がゲーム制作に向いています。
さらに挙げるなら、心身ともにタフな人も向いています。
発売日やリリース日に間に合わせるには、どうしても無理をしなければいけない時もあるでしょう。
一度や二度ではなく、ゲーム制作にたずさわるなら高い頻度でそうした状況が続くためタフな人が向いています。
ゲーム制作会社社員のキャリアプラン・キャリアパス
ゲームプランナーであれば、ディレクターやプロデューサーなどへのキャリアアップが考えられます。
キャリアアップすると統括する規模が広がり、プロジェクトの中心となって活躍していくイメージです。
開発系はその道のスペシャリストになるキャリアもあれば、部門のマネジャーとして現場を統括するキャリアも考えられます。
デザイナーを例にすると、アシスタントからはじまり、CGやキャラクターなど各分野の専門デザイナー、チームリーダー、そしてアートディレクターなどへのキャリアアップがあるでしょう。
会社によって方針は違うため一概にはいえませんが、ゲーム制作の現場には多様な職種があるためキャリアアップの道はさまざまです。
ゲーム制作会社社員は高卒から目指せる?
高卒ですぐにゲーム制作会社に就職するのは難しいでしょう。
スキルや知識が求められるため、専門学校や大学などである程度の知識を身に付けるのが近道です。
それでも高卒ですぐにゲーム業界に入りたいのであれば、アルバイトで探すのも一つの方法です。
社員のサポートをしつつ、少しずつ業務をまかされるようになれば、社員への登用など可能性が広がるでしょう。
専門学校に行くほうが選択肢増える
専門学校にいかなくてもゲーム制作会社に就職できますが、専門学校を出ていることを募集条件にしている企業もあります。
そのため、専門学校に行っておいた方が就職先の選択肢が増えるでしょう。
専門学校に行けば、知識を体系的に学べますし、業界とのつながりが深いので、就職のきっかけが見つかることも多いです。
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