【2021年版】電力会社社員に必要な資格・スキル

電力会社で働くのにおすすめの資格は?

新卒で電力会社への入社を目指す場合、基本的に必要な資格はありません。

大手電力会社の募集要項を見ても資格取得の制限はありませんが、一部、情報を扱う部署で以下の資格を挙げているケースがあります。

・応用情報技術者
・ITストラテジスト
・システムアーキテクト
・プロジェクトマネージャ
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・情報処理安全確保支援士
・ITサービスマネージャ
・システム監査技術者

参考:情報処理推進機構試験区分

ただし、情報処理系の学科・専攻または上記資格のいずれかの取得、もしくは入社までに取得見込の人との記載があるように、必須条件ではありません。

資格取得は必要ありませんが、電気関連部門は電気系の学科・専攻の人、原子力関連部門は原子力系または物理系の学科・専攻の人など、関連業務に応じた学科卒業を条件にしているケースはあります。

しかし、技術職であってもすべての職種で学部・学科不問にしている会社もあるため、早めに募集要項を確認することをおすすめします。

なお、電力業界に限らず新卒採用の場合は資格取得は重視されない傾向にあります。

仕事への情熱や人柄が重要視されるため、そうした面を対策した方が得策でしょう。

あえて資格を挙げるなら、業務で外出する機会も多いと予想されるため、普通自動車免許は取得しておいて損はないです。

一方、キャリア採用(中途採用)の場合は応募条件に資格保有者が挙げられているケースはあります。

詳しくは次項で紹介していきます。

電力会社の技術職に有利な資格

即戦力が期待される中途採用の場合、資格保有者が対象になっているケースがあり、以下に一例を記載します。

<電気関連>
電気主任技術者免状(第3種以上)取得者

参考:一般財団法人電気技術者試験センター

<新規事業開発関連>
MBA取得者(国内可)、中小企業診断士

参考:中小企業診断協会 中小企業診断士試験

<エネルギーサービスプロバイダ(ESP)関連>
エネルギー管理士、電気主任技術者、ガス主任技術者、一級建築士、ボイラー技士、高圧ガス販売主任者、甲種化学責任者、甲種機械責任者、公害防止管理者、施工管理技士(電気工事、管工事、建築)など

「取得しているがことが望ましい」との記載も多くあり、取得していると有利になるのは間違いないでしょう。

資格もさることながら、関連業務の実務経験は必須です。

参考:一般財団法人省エネルギーセンター エネルギー管理士について
参考:一般財団法人日本ガス機器検査協会 ガス主任技術者試験

<電気関連>
発電・変電・送電設備の巡視点検・修理・取替設置工事や保安管理業務

<新規事業開発関連>
プロジェクト・マネジメント、事業再建

<エネルギーサービスプロバイダ(ESP)関連>
エネルギー収支に関するコンサルタントやエネルギーマネジメント、エネルギー設備の設計・施工・運転管理業務

<再生可能エネルギー発電関連>
再生可能エネルギー発電事業の起業・プロジェクトマネジメント経験、複数企業とのプロジェクト組成、事業資金の調達方法の検討

以上のように、配属部門に応じた実務経験は必要になります。

ただし、職歴不問で募集している場合もあるため、上記は必須条件とはいえません。

新卒採用のように定期的に中途採用をしていたり、キャリアに応じて随時募集していたりと、さまざまな形態があるため入社を希望する際はこまめに採用ページを確認した方がよいでしょう。

電力会社の事務職に有利な資格

事務系の職種も業務に応じた資格が必要になる場合もあれば、実務経験が必要になる場合もあります。

経理業務であれば簿記検定や会計士、財務業務であれば融資業務や与信審査業務、資金調達に関する業務経験が生きるでしょう。

ただし技術職同様、職歴不問で募集しているケースも多くあります。

例外事由により年齢制限を設けている場合もありますが、資格取得や実務経験がなくても就職するチャンスはあるといえます。