大学職員の勤務時間・休日・残業や夏休みは?
大学職員の勤務時間
大学職員の勤務時間は、大学の開講時間に合わせたスケジュールになるのが一般的です。
構内での仕事の場合は、1限目が始まる8時半頃から6限目が終わる18時頃まで働いて退勤することが多いです。
担当する業務によっては出張が多く、勤務時間は変則的になります。
また、大学によっては社会人向けの夜間講座を開いているところもあり、その場合は、担当職員は昼前に出社して夜まで働くスケジュールになってきます。
一般的な大学職員の昼休みは、12時から13時前後です。
ただし、学生からの相談を受ける窓口業務の場合はお昼も業務があるため、交代で休憩を取ることになります。
いずれにしても、深夜残業が続いたり泊まり込みで徹夜の勤務をしたりといったケースはまれで、規則正しい勤務ができるのが大学職員の働き方の特徴です。
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大学職員の休日
大学職員の休日は、一般的には大学が休校となる土日祝日で、暦通りに休むことができます。
オープンキャンパスの開催や入試などで休日に出勤することになった場合は、平日に代休を取ることになります。
また、多くの大学では、前期と後期の間に夏休みや冬休みのような長期の休みがあります。
大学職員はこの間も出勤することになりますが、一般的な企業に比べるとお盆休みや正月休みをゆっくり取ることができるのが特徴です。
こういったことからも、大学職員は「しっかり休みが取れる」「家庭との両立がしやすい」というイメージが強く、女性からも人気の職業となっています。
大学職員の残業時間
大学職員の朝は早いですが、常勤職員でも8時間勤務が通常で、17時30分ごろには終業時間を迎えます。
大学の授業は5限や6限の授業も存在しますが、その場合は担当教員が遅くまで残ります。
履修のこと、大学生活のこと、就職のことなど、学生が相談に訪れるのは4限までに集中するため、対応が長引いて遅くまで残るということはあまり多くありません。
大学図書館によっては夜10時くらいまで開館しているところもありますが、職員はシフト勤務であり、8時半に出勤した人が夜遅くまで残業になることは普通ありません。
ただし、時期によって残業時間が多くなる部署もあります。
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大学職員は忙しい? 激務?
大学職員は比較的時間に余裕のある勤務ができる職種ですが、勤務する大学の規模や担当する部署、また時期によって激務になる場合があります。
とくに小規模な私立大学では、職員の数も限られており、一人あたりの業務負担が比較的大きくなりがちです。
入試課や広報課など学生募集を担当する部署では、5~6月が繁忙期のピークになります。
この時期は、夏のオープンキャンパスに向けて毎日のように進路相談会が企画され、休日を返上して全国の高校を飛び回ることもあります。
経理部や財務部では、予算や決算を取りまとめる年度末が忙しいです。
また、大学の附属病院で医療事務などを行う職員は、1人あたりが担当する業務処理件数が多く、仕事が定時に終わることは少ないといわれています。
大学職員の休日の過ごし方
大学職員は比較的残業時間が少なく、定時に帰れることも多いため、平日の勤務後に予定を入れやすい職種です。
病院や買い物などの用事を平日に済ませられれば、休日は充実した時間を過ごすことができます。
家で読書などをしてゆっくり過ごしたり、趣味に没頭したり、友人と食事に出かけたりとさまざまです。
夏休みなどの長期休暇では、温泉に行ったり、海外旅行を楽しんだりする人もいます。