大学職員の志望動機では大学で働くことの意義を考えておくこと
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投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.00
- 働きやすさ
- 5.00
- 給料・年収
- 4.00
- 休日・待遇
- 4.50
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
大学職員というと、カウンターで学生の対応している姿をイメージする人も多いと思いますが、実際は、研究や奨学金の支援、留学や編入学の手続き、入試に関することなどさまざまな仕事があります。
この仕事を目指す方は、「この分野で働きたい」「こういう仕事がしたい」と明確な目標を持っておくと、希望通りに配置されやすいと思います。
大学に勤めるというとかっこよく思われることもありますが、総務や財務では一般的な企業とほぼ同様の仕事ですので、「なぜ大学なのか」を考えておくことも大切だと思います。
- 仕事内容
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私立大学で大学職員をしています。
大学職員は、研究支援などの技術系の職員と事務系の職員がいますが、私は事務系で、企業の一般事務と同様の仕事をしています。
はじめの数年はカウンターでの学生対応でしたが、いまは入試や学校の広報に関わる仕事をしています。
- なるには
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大学在学中から、自身の大学の職員になりたいと考えていました。
面接をする教授を訪ねて選考に関する話を聞いたり、内定をもらった先輩に直接話を聞いたりして情報を集めました。
また、学生のうちに優秀な成績をおさめておき、職員や教授と積極的に関わるようにし、顔や名前を覚えてもらうようにしました。
- やりがい
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毎日多くの学生と触れる仕事なので、日々若々しくエネルギッシュな学生に触れているだけでとてもパワーをもらえます。
教授も多くの人はやる気に満ち溢れていて、自分も負けられないと感じます。
また入試や広報を担当する際は大学の顔として見られることもあるため、責任とやりがいを感じます。
- つらいこと
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学生は毎年入れ替わるので、同じ仕事を毎年繰り返さなくてはならないことです。
とくに入試から入学にかけては非常に忙しく、毎年同じ作業や同じ説明を学生に何度も何度も繰り返すので、忍耐力が必要です。
また大学にもよると思いますが、教授陣は個性が強い人が多く、大学の運営や方向性に無理難題を言ってきたりする人もいます。
- 向いてる人
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多くの職員は学生対応をするため、まずは接客が好きな人が向いていると思います。
大学は、基本的には毎年同じ作業を繰り返し行うため、目の前の仕事をこつこつとこなしていける人や、縁の下の力持ちとなって働きたいも向いていると思います。
- 志望理由
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大学での勉強やサークル活動に打ち込み、自分と同じように学生生活を満喫する学生たちのお手伝いをしたいと思ったから。
在学中には、サークル活動で遠征をしたり、海外に行ったりもしたので、大学に恩返しをしたいという思いもありました。
- 働きやすさ
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事務を担当する職員は、基本的には勤務時間内で仕事を終えることができ、残業もあまりありません。
入試前などイレギュラーな対応をする際には残業をすることもありますが、職員全員がわかっていることなので皆で協力します。
事務系職員は女性も多く、さらに出身大学の人が多いため雰囲気も良く、働きやすいです。
- 給料・年収
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初任給は20万円ほど、現在は25~6万円ほどです。
特別に高いわけではありませんが、手当も充実していますし、ボーナスもしっかり出るので収入面に不安はありません。
技術系の職員や教授は高額な給料をもらっている人もいるので、うらやましく思います。
- 休日・待遇
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基本的には土日休みですが、高校訪問や入試などがあると土日出勤することもあります。
その分はしっかり振り替えられるので安心です。
女性では産休、育休をとっている人もいますし、大学系列で保育施設をもっているので、そこにお子さんを入れて働いている人も多いです。
- 就職・転職
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大学は基本的に出身の学生を取りたいと考えているので、自分の出身大学の職員選考ではだいぶ有利になると思います。
学生時代に打ち込んだことや、今後の学生に期待すること、教育問題についてなどを聞かれたような気がします。
- 恋愛・結婚
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仕事が特別忙しいわけではないため、結婚や出産後も働き続けている人は多いです。
一度退職し、短時間勤務や非常勤職員として戻ってくる人も多いです。
学生と結婚した人は見たことがありませんが、なかには教授や講師と結婚する人もいました。
- 成長・将来性
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大学はなくなることはないと思いますが、少子化により学生が減り、職員が減らされたり、異動させられたりする可能性はゼロではないかなと思います。
部署によっては新人が何年も入らないこともあるので、いつまでも自分が一番下っぱだという職員います。