税理士は独学で合格できる?

合格率の低い税理士試験

税理士の試験は専門性が高く、「医師」や「弁護士」と同じように合格が難しいことで知られています。試験では5科目での合格が必要なのですが、どの科目も合格率は決して高くはありません。

国税庁が発表した平成24年度の税理士試験の結果を見てみると、それぞれの科目の合格率は以下の通りです。

簿記論18.8%、財務諸表論20.7%、所得税法12.3%、法人税法12.6%、相続税法12.8%、消費税法12.4%、酒税法12.4%、国税徴収法13.6%、住民税16.5%、事業税9.9%、固定資産税17.0%。

どの科目も、合格率は10〜20%前後といったところです。

多くの受験生が学校で対策

税理士試験の合格率が低いことから、税理士試験をめざす人の多くが、民間の専門学校で受験対策をしています。

学校には通学講座で学ぶカリキュラムと通信講座で学ぶカリキュラムがあり、平均的には2年ほどかけて、税理士試験に出るポイントを一通り学びます。

社会人のために夜間や週末にも開講している学校が多く、働きながら合格をめざすことが可能です。

独学合格者はほとんどいない

独学で税理士試験の合格をめざすというのは、とても難しいことです。実際に、税理士の場合は、独学で合格をめざす人が少ないということもあり、他の資格試験に比べると市販のテキストもあまり販売されていません。

独学が難しい理由のひとつとして、税法の改正に関する情報を集めることの大変さがあげられます。税金の仕組みは1年ごとに変わっていくため、何がどう変わったのかを独力で把握し続けるのはとても手間がかかります。

民間の専門学校では、法改正が行われるたびに変更点をまとめたものが配布されるので、受験生が情報を更新しやすいのです。独学での学習を選ぶ人は、こういったデメリットを知った上で、より計画的に対策をすることが求められます。