Webサイト制作をすべてとりまとめるのが仕事
Webサイトの制作すべてを取り仕切り、まとめるのがWebディレクターの仕事です。
制作現場のリーダー的なポジションで、Webサイト制作の依頼主であるクライアントや営業との打ち合わせをし、その内容を持ち帰り現場で制作の指揮にあたります。
現場ではデザイナーを始め、多くの制作スタッフとミーティングを重ね、指示やスケジュール管理もこなします。
すべてを見る以上は、Webサイト構築や運用や管理、ネットリテラシーなど、ディレクションスキルだけでなく、Webデザインやコーディングなどの知識もないといけません。
Webサイトを制作するうえで、「監督」のような役割を果たすWebディレクターには、幅広い知識とスキルが求められるのです。
基本的な仕事の流れ
まず、クライアントや営業と打ち合わせをして先方の要望を聞きます。
その際、Webディレクターは制作陣の代表として、予算、スケジュール、デザインなどの提案をします。
ある程度予定が固まったら、デザイナー、プログラマー、コーダー、ライターなどの制作スタッフを手配し、それぞれの担当と打ち合わせに入ります。
細かなコンセプトや見せ方が決まったら、再度クライアントにプレゼンをし、その後もカンプ出し、製作発注、修正など、すべてのスケジュールを管理しながらプロジェクトを進めます。
無事に納品が完了するまでには少なくても数週間、多ければ年単位で関わることもあるでしょう。
勤務先はデザイン事務所に、Web制作会社、メディア企業、など
Webディレクターの勤務先は大きく3つに分かれます。
まずひとつめはデザイン事務所です。
Webの仕事専門のデザイン事務所もあれば、紙ものや映像のデザイン全般を請け負う事務所もあります。
そしてWebサイトの制作を請け負う制作会社で働くこともあります。
こちらもWebサイト制作専門の会社もあれば、マーケティング、コンテンツ制作、システム系までを幅広く扱う会社もあります。
もうひとつ、自社でWebサイトの制作から管理までを行なうメディア系の企業やECサイトなどです。
大半がこの3つに分けられます。
しかし、手掛けるWebサイトの種類の数は異なりますが、どんな会社に入ってもWebディレクターの仕事はさほど変わりません。
企業のWebサイト、アパレルSHOPのWebサイト、レストランのWebサイトなど、どんな仕事を請け負うかはその企業によって変わるでしょう。
また、企業に属さずにフリーで仕事をするWebディレクターも多くいます。