スポーツトレーナーの1日・生活スタイル

スポーツトレーナーの業務スケジュール

スポーツトレーナーのスケジュールは、担当するチームや選手のスケジュールと同じです。プロスポーツの場合、シーズン中は、試合日程に応じて練習と試合、休日の予定が決まってきます。

社会人チームの場合、通常は午後に練習で、大会中は休みなしの臨戦体制となります。

また、大学や高校の通常練習は、放課後か休日にあり、随時大会やリーグ戦が入ってきます。

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プロ野球のチームで働くスポーツトレーナーの1日

13:00 球場入り
本拠地で試合の場合、球場に入ります。

ジャージに着替えて準備をし、必要な選手のテーピングをしたり、故障明けの選手の状態を確認したりします。

チームの練習中はグラウンドで球拾いをしながら選手たちの動きをチェックします。

16:00 練習後のマッサージ
チームの練習が終了すると、先発投手やベテラン選手を球場内のトレーニングルームでマッサージします。
18:00 試合開始
スポーツトレーナーは必ず1人がベンチに入ります。

他のトレーナーは、試合開始前後に軽食をとり、その後、リリーフ投手を順番にマッサージそします。

先発投手が途中で交代すれば、アイシングをします。

また、試合経過を見ながら片づけも始めますが、ケガをした選手が出ると緊急で対応します。

21:00 試合終了
腰やひじ・肩の痛い選手にマッサージしたり、擦り傷をした選手に消毒したりするなどのケアをし、その日の出来事や選手の様子について日報を書きます。

主力選手が大きなケガをした場合、マスコミの取材を受けることもあります。

23:00 帰宅
チームが本拠地で試合をする時は、このような1日の繰り返しになります。

遠征に帯同すれば、監督や選手たちと同じホテルに宿泊しますが、球場入りが15:00以降と遅くなるため、ホテルの部屋で体のどこかに違和感のある選手たちにマッサージすることもあります。

球場に入ってからは、本拠地の場合と同じ流れになります。

整体院から大学のサッカー部へ派遣されるスポーツトレーナーの1日

9:00 出勤
整体院に出勤して、一般の患者に対応します。
14:00 大学へ向かう
整体院を出て大学サッカー部の練習場へ向かいます。
15:00 ミーティング
学生トレーナーとミーティング。

部員数が多いと一人では対応できないため、多くの部では学生トレーナーが手伝っています。

学生トレーナーとその日のスケジュールを確認し、テーピングなど選手のケアが始まると、学生トレーニングの指導も行います。

故障者やケガ人がいればスポーツトレーナーが対応し、スポーツトレーナーによっては、チームや個人の練習を指導することもあります。

また、練習中に監督やコーチと打ち合わせやケガ人に関する報告などを行います。

19:00 帰宅
整体院などから派遣されるスポーツトレーナーの場合、練習場へ顔を出すのは週に1回から3回程度ですが、大会や試合が近づくと訪問回数が増え、練習時間も長くなります。

また、スポーツトレーナーによっては、複数のチームを掛け持ちしていて、毎日のように担当するチームに出向く人もいます。

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選手の集合時間よりも早めに出勤する

スポーツトレーナーは、通常の練習でも、全体の集合時間より早く到着します。

練習前に、ケガをしている選手やコンディションの悪い選手に対応しなければならないためです。

また、必要な選手にテーピングを行ったり、集まってくる選手たちの表情やコンディションを確認したりすることも大切な仕事です。

さらに、救急箱の中身のチェックや、練習中に摂取するスポーツドリンクなども用意します。

選手の動きを観察する

ウォーミングアップが始まれば、選手の動きをチェックします。

普段と比べて動きが微妙に違う選手やコンディションの良くない選手には声をかけ、その原因を探ります。

また走り始めると、体のバランスをチェックして、選手個々のコンディションを把握します。

一流のトレーナーは、選手の走る姿を見るだけで、どの部位に疲れがたまっているか、違和感があるかわかります。

技術練習が始まると、また選手の動きを見てバランスをチェックし、普段通りの動きができていない選手を見つけたら、その動きを見て原因を探ります。

また、ゲガなどで練習に参加できない選手に、リハビリ指導や別メニューのトレーニング指導を行います。

練習中にケガなどのアクシデントがあれば、ただちに対応します。

帰宅はチームで最後

選手には、痛みや違和感をもちながら、練習に参加している選手がいます。

練習を見て、その日の状態をチェックすると同時に、本人に状態を確認しておきます。

クールダウンやアイシングの指導も行います。

練習終了後、マッサージやアドバイス求める選手に対応し、さらに、筋力トレーニングや居残り練習に付き合うこともあるため、帰宅はチームで最後ということも少なくありません。

大会が近づくとより忙しい毎日に

大会前から大会中、さらに大会に備えた合宿中は、スポーツトレーナーに休みはありません。

練習後や夕食後、選手たちの体のケアをして、翌日の予定を考えていると、一日に20時間近く働くこともあります。

休日にも、病院へ行く選手や故障中の選手の個人トレーニングにつきあったりすることがあり、満足に休めないことが珍しくありません。

スポーツトレーナーの勤務時間・休日