産業カウンセラー試験の難易度、合格率

学科試験と実技試験の合格率

産業カウンセラーの試験は、社団法人である日本産業カウンセラー協会が年に一度行っています。

試験の内容としては学科試験と実技試験があり、カウンセリングの理論や労働に関する法律など、幅広い分野から出題されます。

それでは、産業カウンセラーの試験はどれくらいの難易度なのでしょうか。

日本産業カウンセラー協会が発表した2014年度の試験結果を見てみると、学科試験では受験者数4,579人に対し合格者数は3,125人となっており、合格率にすると68.2%となっています。

さらに、実技試験では、受験者数1,972人に対し合格者数は66.1%となっています。

このデータから考えると、産業カウンセラーの試験は、それなりの対策をして受験しなければいけないということがわかるのではないでしょうか。

多くの人が試験をクリアするために日本産業カウンセラー協会が行う講座を受講し、一年かけてしっかり勉強をしています。

不合格の場合は一年後に再試験となるので、一月下旬の試験日程に合わせて計画的に受験勉強をすることが大切です。

上級資格はさらに難関に

また、産業カウンセラーとして経験を積んだ人が挑戦する上級資格である「シニア産業カウンセラー」は、さらに難易度が高くなります。

2014年度の試験結果を見てみると、学科試験の受験者数は210人に対し、合格者数は101人となっており、合格率は48.1%。

さらに、実技試験では受験者数231人に対し合格者数は85人で、合格率は36.8%です。

産業カウンセラーとしての経験を積んだ人が受験しても半数以上が不合格となる試験であることから、シニア産業カウンセラーの資格を取得していると能力の高い産業カウンセラーだということをアピールできます。

ただし、シニア産業カウンセラーの試験は誰もが受験できるわけではありません。

「産業カウンセラー試験合格後3年が経過していて、協会や協会が委託して行う産業カウンセリングの講座を修了していること」や「産業カウンセラーの資格を有し、大学院研究科において特定の専攻を修了していること」などの条件があるので、上級資格をめざす人は受験資格を満たしているかどうかをよくチェックする必要があります。