公認心理師試験の難易度・合格率

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公認心理師の資格とは

公認心理師は、近年になって誕生したばかりの新しい資格です。

公認心理師の資格制度がスタートする以前、日本の心理系職業は心理カウンセラーや心理セラピストなど、いくつもの民間資格が乱立していました。

そのなかでは、「臨床心理士」が心理系資格のなかでは最も専門性が高く、社会的な権威もあるものと考えられていました。

国家資格化に関する議論が長らく行われていましたが、結果的に新たな国家資格として「公認心理師」が生まれることになったという経緯があります。

平成27年9月9日に「公認心理師法」が議員立法により成立し、平成30年9月から「公認心理師」の国家試験が実施されています。

試験では業務に必要な知識及び技能について問われます。

この試験に合格して登録した人だけが、公認心理師を名乗ることができます。

公認心理師になるには・試験の受験資格は?

公認心理師の受験資格

国家資格である公認心理師は、誰でも試験を受けることができるというわけではありません。

資格を取得するためのルートが複数あり、学歴や実務経験の有無によって選択することができます。

代表的なのは、四年制大学の心理系学部・学科で必要科目を履修したあと、大学院で定められた科目を履修するルートです。

このほかに、四年制大学で学んだあと、大学院には進学せずに特定の施設で実務経験を積むことで受験資格を得られるルートもあります。

さらに、学歴には関係なく、五年以上の実務経験を積んで講習を受ければ受験資格を得られるルートもあります。

ただし、これはあくまでも、すでに心理職として働いている人が公認心理師にチャレンジするための特例です。

2022年までの一時的な経過措置とされているため、受験資格の最新情報を必ず確認しましょう。

公認心理師の難易度・勉強時間

専門性の高い試験

公認心理師の難易度に関しては、受験する人の学歴や実務経験の有無が異なるため、一概にはいえません。

大学や大学院で六年間心理学を学んだ人にとっては、一発合格は決して不可能ではないでしょう。

また、すでに心理職として働いており知識や技術が身についている人も、特別難しくは感じないかもしれません。

その一方で、合格率が50%以下という年もあるので、決して簡単な試験ではないことも確かです。

専門性の高い試験なので、しっかり受験対策をしておくことが大切です。

おすすめの試験対策

それでは、公認心理師の試験対策はどのようにすればよいのでしょうか。

まず、大切なのは、事前に公表されている公認心理師試験の出題基準やブループリントの情報をよく読んでおくことです。

ブループリントとは「公認心理師試験設計表」のことで,公認心理師試験出題基準の各大項目の出題割合を示したものです。

日本心理研修センターのHPで詳細がわかるので、試験を受ける人はこまめにチェックするとよいでしょう。

参考:一般財団法人「日本心理研修センター」

さらに時間や金銭的な余裕がある人は、予備校が主催している模試を受けるのもよいでしょう。

模試では予備校の分析をもとにした独自の予想問題が作成されます。

公認心理師と近しい仕事内容である臨床心理士試験の出題傾向を分析し、内容に反映しているものもあります。

模試を解くことで苦手分野を明確にし、どのように勉強するか対策を立てやすくなるのは大きなメリットだといえます。

模試によっては、採点結果だけではなく解説集やフィードバックシートをもらうことができます。

公認心理師試験の出題範囲は幅広いのが特徴です。

苦手な分野が見つかれば、そのポイントを重点的に勉強していくことで、まんべんなく答えられるようになるでしょう。

また、試験結果についてアドバイスを受けられる場合もあり、確実に合格を目指したい人には魅力的です。

模試は必ずしも試験会場に出向いて受験しなくてはならないわけではなく、自宅で受験できるものもあります。

実施団体・企業によって模試の内容がだいぶ異なるため、事前によく確認してから申し込むことをおすすめします。

公認心理師の合格率

公認心理師は、平成30年9月9日に第一回試験が実施されたばかりの新しい資格試験です。

そのため、現状では合格率について明確なことを述べるのが難しいのが実情です。

厚生労働省の発表によると、記念すべき第1回の公認心理師試験(平成30年9月9日実施)では、受験者数 35,020人に対して、合格者は27,876人でした。

合格率にすると79.6%で、8割近い人が合格したことになります。

しかし、このような高い合格率は初回だけで、翌年の試験からは一気に数字が下がっています。

第2回公認心理師試験(令和元年8月4日実施)では、16,949人が受験して、合格者は7,864人でした。

合格率にすると、46.4%です。

第3回公認心理師試験(2020年12月20日実施)では、13,629人が受験して、合格者は7,282人でした。

合格率にすると、53.4%です。

まだまだ始まったばかりの試験だけに、出題傾向や合格率については傾向が掴みにくいのが現状です。

書店で売っている対策本や予備校が開催している模試などを利用して、試験に向けて備えましょう。

参考:厚生労働省 報道発表資料

2020年度 公認心理師試験の概要

試験日時と場所

公認心理師の資格試験は「一般財団法人 日本心理研修センター」によって実施されます。

試験は、公認心理師として持ち合わせるべき知識や技能を図る内容となっています。

2020年12月に行われた、第3回公認心理師試験の概要を見てみましょう。

まず、試験は12月20日(日曜日)に行われ、試験地は北海道,宮城県,東京都,愛知県,大阪府,岡山県,福岡県でした。

全国各地の都道府県で行われるわけではないので、遠方に住んでいる人は交通手段や宿の確保が必須です。

試験は午前と午後に分かれて行われ、午前の部は10:00~12:00(120分)、午後の部は13:30~15:30(120分)でした。

弱視者や点字での受験者の場合は、さらに時間が加算されます。

出題内容

公認心理師の試験の内容は全問マークシート形式で、五肢または四肢択一を基本とする多肢選択形式がとられています。

試験時間は240分、設問数は150~200問程度です。

正当率は60%程度以上が合格基準とされており、論述のような問題はありません。

事前にきちんと対策をしておけば合格しやすいといわれています。

ただし、臨床心理学や基礎心理学、精神医学、関連法令など出題範囲が幅広く、専門的な内容が問われるだけに、簡単な試験ではありません。

内容としては、臨床心理士の資格試験と似たような問題が出題される可能性も高いとされています。