競艇選手(ボートレーサー)の事故

60年間で30人のレーサーが事故死

競艇(ボートレース)は、直線で時速80kmのスピードが出ます。また、ターンでは何艇ものボートが接近し、少しでも前へ出ようとします。そのため、衝突や接触事故が起こることもあります。

数年に1度は、レース中や練習中の死亡事故も起きています。

たとえば、女性レーサーとして人気のあった木村厚子選手は、2003年、ターン時にボートが回転しすぎて失速した時、後続艇に激突されました。その衝撃で頭を強打し、脳挫傷で亡くなりました。

2010年には、岩永高弘選手が、ターン後、隣の艇と接触して転覆。やはり頭と背中に艇が激突したことで亡くなっています。この60年間で、30人のレーサーが事故死しています。

毎年のように重大事故が起きている

もちろん、この60年間に、装具の改良や安全対策が行われてきました。また、転覆時の対処法も、学校での訓練時代から厳しく指導されています。

その結果、衝突事故や転覆事故が起きても、一命を取り留めたり、軽傷ですんだケースも多くあったはずです。

それでも、骨折や打撲、捻挫などの大ケガをする重大事故が、毎年のように起きています。ただでさえ不安定な水上で、加速や減速、そして旋回を行えば、事故の起きる確率が高くなるのです。

かといって、ターン時に積極的に仕掛けなければ、レーサーとしては失格です。しかも、事故はちょっとしたアクシデントで起きることもあれば、事故に巻き込まれることもあります。

覚悟の必要なスポーツであることは事実

ケガの程度もいろいろで、すぐに現場へ復帰できる人もいれば、長いリハビリが必要な人、引退せざるを得なくなった人もいます。

スポーツにケガはつきものですが、競艇選手(ボートレーサー)は、スポーツの中でも大きなケガの起きやすいスポーツといえますし、いつ、自分が事故に遭うかわかりません。

ボートレーサーになるなら、それなりの覚悟が必要だということです。