「競艇選手」とは

全国にある競艇場で自身のランクに応じたボートレースに出場し、勝利を目指す。
競艇選手とは、日本全国にある競艇場でボートレースを行う選手のことを言います。
競艇選手になるためには、やまと競艇学校と呼ばれる福岡県にある競艇選手養成施設に通う必要があります。
やまと競艇学校の入学試験には身長、体重などの厳しい制限、中学校卒業程度の学科試験と4泊5日で行われる体力試験があります。
競艇選手にはA1、A2、B1、B2の4つのランクがあり、レースの勝率によってランクが決まります。
ランクが高ければ高いほど参加できるレースも多くなり、賞金の金額も大きくなります。
競艇選手として現役で走れる期間は定年もなく、中には60代の現役ボートレーサーもいます。
女性レーサーも多数活躍しており、男性と女性関係なくレースに参加します。
「競艇選手」の仕事紹介
競艇選手の仕事内容
競艇選手とは、全国にある競艇場でボートレースを行う選手のことを言います。
レースの順位を競い、上位に入賞することで賞金を得ます。
ボートレースでは1周600メートルの水面を3周疾走しますが、高速で走り抜くことから「水上の格闘技」と呼ばれることもあります。
レースに出るためには厳しい体重管理が求められ、さらにレース開催中は公平さを保つため外部との接触が一切不可になるなど、厳しい面もあります。
競艇選手の1日
レースを中心とした生活を送る
ボートレーサーはレース開催日に、1レースか、2レースに出場します。
試合開催日には以下のように動きます。
<試合開始日の1日>
6:00 起床
7:00 朝食
8:00 準備をして選手用バスでレース場に入る
9:00 レース場でモーターなどの調整
11:30 第1レースの開始
12:00 昼食
12:30 レースに向けて最終チェックをする
13:30 レースに出場
14:00 次のレースに備えてモーターとプロペラの再調整
16:30 2回目のレースに出場
17:00 レース終了後に片づけをして、専用バスで宿舎に戻る
18:00 食堂で夕食
22:00 消灯
競艇選手になるには
競艇選手になるには、福岡県にある「やまと競艇学校」に1年間通い、卒業する必要があります。
学校の応募資格として15歳以上30歳未満という年齢制限や視力、聴力などの基準があるほか、身体検査、学科試験、実技試験なども実施され、限られた人だけが入れるようになっています。
学校卒業後は競艇選手として日本モーターボート選手会に登録しますが、決まった勤務先があるわけではなく、基本的には自営業のような形で働きます。
競艇選手の給料・年収
競艇選手の平均年収は2000万円近くにもなり、高収入が得られる仕事だと言えるでしょう。
ただし、実力によってランクが分けられており、下のランクと上のランクでは年収が10倍以上も異なります。
レースに勝ち続けることができれば、年間で億単位の賞金を得ることも夢ではありません。
また、レースの賞金以外にも日当という形の給料が支払われており、競技を続けることができれば収入面で困ることはそうないでしょう。
競艇選手の現状と将来性・今後の見通し
成績が悪ければ早くに引退せざるを得ないケースもありますが、競艇はスポーツの中でも比較的長く続けられる仕事の一つと言われているようです。
しかし、競艇の人気は少しずつ落ちており、競艇人気を回復させることが業界の課題となっています。
競艇人気が高まれば、収益を競艇場の整備や選手の賞金などにも回せます。
競艇は大きく稼げる仕事ですが、今後の競艇人気の状況によっては、選手の待遇面に影響が出る可能性があるかもしれません。