競艇選手(ボートレーサー)のつらいこと・大変なこと・苦労

競艇選手(ボートレーサー)のつらいこと・大変なこと

つねに事故の危険と隣り合わせ

競艇(ボートレース)で最も大変なことは、つねに事故の危険と隣り合わせのことでしょう。

レース中や練習中の死亡事故も起きていますし、長期のリハビリに取り組まなければならない大ケガをする人もいます。

ボートレーサーたちは、訓練時代から、事故の怖さを叩きこまれています。

衝突はもちろん、転覆や落水をすると、自分だけでなく、仲間のレーサーも事故に巻き込むことになります。

レーサーは、だれもが無事故で完走することを目指しています。

経験とともに実力アップしないとやっかい者扱いされる

ベテランや中堅クラスが一般戦に出場すると、テクニックや駆け引きで若いレーサーには勝てます。

しかし、勝つことが若いレーサーの芽をつむことになり、やっかい者扱いをされることもあります。

経験年数に応じて実力をアップさせていかないと、立場が苦しくなってきます。

競艇選手(ボートレーサー)の悩み・よくある怪我

ターンで果敢に勝負をしなければ成績が上がらない

ボートに乗って、じっさいにレースをしてみると、恐怖心を感じることが少なくないようです。

とくに、ターンの時には波が残っていて突っ込みにくかったり、他のボートとぶつかりそうになったり、自分のボートが突っ込みそうになったりして恐怖を感じるといいます。

それでも、ターン時には、果敢に勝負しなければ成績は上がりません。

そのため、ボートレーサーは、つねに操縦テクニックや得意の戦法を磨き、恐怖心を克服しながら勝利を目指しつづけます。

このように緊張感のある毎日を送ることは、大いなる充実感を得られる一方、悩みやストレスの多い日々でもあります。

成績がよくないとランクを落としてレースに出場

ボートレーサーは、実力があれば、金を稼げる仕事ですが、なかなか結果がついてこないと大変です。

とくに、最近はレースごとに得られる賞金額が減っているので、準優勝戦や優勝戦に残らなければ、十分に稼ぐことができません。

勝率が悪くなれば、選手のランクも下がっていきます。

そこで、勝率を維持したり、優勝回数を増やすため、レースのグレードとしては最下位の一般戦に出場するレーサーもいます。

これによってスケジュールが過密になり、レーサーの身体の負担も増えます。

疲れが残ると、フライングや出遅れなどのミスを犯して、一定期間レースに出場できないなど悪循環に陥りやすいです。

覚悟の必要なスポーツであることは事実

直線では時速80kmのスピードが出るボートレースでは、ターンの際などに何艇ものボートが接近するため、接触や衝突事故が発生します。

こうした事故によるケガの程度はさまざまです。

すぐに現場へ復帰できる人もいれば、長いリハビリが必要な人、引退せざるを得なくなった人もいます。

最悪の場合、死亡する場合もあります。

もちろん、この約60年間に、装具の改良や安全対策が行われてきました。

また、転覆時の対処法も、学校での訓練時代から厳しく指導されています。

その結果、衝突事故や転覆事故が起きても、一命を取り留めたり、軽傷ですんだケースも多くあったはずです。

それでも、骨折や打撲、捻挫などの大ケガをする重大事故が、毎年のように起きています。

ただでさえ不安定な水上で、加速や減速、そして旋回を行えば、事故の起きる確率は高くなるものです。

かといって、ターン時に積極的に仕掛けなければ、レーサーとしては失格です。

ボートレーサーになるなら、それなりの覚悟が必要だということです。

競艇選手(ボートレーサー)を辞める理由で多いものは?

ボートレーサーは平均勤続年数が30年といわれるほど、現役生活が長いのが特徴です。

現在も20代、30代の選手に交じって70代の現役ボートレーサーが存在します。

成績がともなわなかった場合は若くても引退するケースはありますが、平均の引退年齢は50歳と言われているのがボートレーサーの世界です。

ちなみに、ボートレーサーは協会から強制的に引退をさせられたりすることはありません。

しかし、選手会からの引退勧告はあります。

デビューから33年を過ぎた選手で成績が悪くなった選手に勧告されるもので、ベテラン選手たちは自らの成績を鑑みて、引き際を決めることになります。