介護福祉士の現状と将来性

介護福祉士をとりまく環境の変化

介護福祉士の国家資格が1987年(昭和62年)に誕生してから、すでに25年を経過しています。

この間にも日本は急速に高齢化が進み、核家族の増加や生涯独身率も高まっていることから、かつてのように家の中だけで介護を行うのは難しくなりつつあります。

こうした背景のなか、2000年には介護保険制度が誕生。いまや、多くの民間事業者が介護業界に参入して事業として介護サービスを提供しています。

介護保険制度のスタートによって、介護福祉士の活躍の場はますます広がっています。

介護福祉士の働く場

介護福祉士というと、高齢者のお世話をする介護施設で働く姿がイメージされがちですが、現在、介護福祉士の仕事場は多岐に渡ります。

たとえば、実際に高齢者や障害児・者への介護業務をする「介護施設」や「在宅介護の事業所」のほか、介護の相談機関である「社会福祉協議会」「地域包括支援センター」など、介護福祉士の専門知識を活かす場はたくさんあります。

訪問介護事業所では、介護福祉士をはじめとする「サービス提供責任者(主任ヘルパーと呼ぶこともあります)」を必ず1人以上置くことが義務付けられており、こうした点からも国家資格を持つ介護福祉士のニーズが高まっています。

介護福祉士の現状と今後の展望

介護福祉士の専門性については、これまでさまざまな議論が行われています。

「看護」と「介護」の業務内容が似ていることから、最近では介護福祉士の教育内容を見直す動きが出ており、介護福祉士養成校のカリキュラムの編成が行われています。

新カリキュラムの大きな特徴は、実習時間が大幅に増えたことです。

これにより、介護福祉士は他の介護系の資格や、介護職員基礎研修・ホームヘルパー研修・実務者研修修了者の上位資格として位置づけられ、より専門性を高めるねらいがあるようです。

介護サービスが必要とされ続ける一方、今なお介護職に就く人材は不足しています。

しかし、利用者のニーズが多様化するなか、今後は量的なものよりも質の高い介護福祉士が求められると考えられます。

仕事体験談