人事の現状と将来性

組織において人事は不可欠な存在

すべての従業員と関わり組織全体を俯瞰で見渡す人事は、継続的に活発な企業経営を続けるうえでは不可欠な職種です。

どのような組織においても、必ず人事の役目を務める人がいます。

ベンチャーなどでは人事部が組織にないこともありますが、そのような場合には、経営者自らが人事の役割をこなしているものです。

このように、人事は組織とセットになっている仕事であり、今後もこの仕事がなくなることは考えにくいです。

しかし、たとえば営業などの他職種と比較すると、ひとつの組織で働く人事の人数は、決して多くありません。

大きな組織になればなるほど従業員数が多い分、人事の数も増えますが、それでも50人も100人も人事がいるということは普通考えられません。

そこまで大きな組織でない場合には、ほんの数人、あるいは1人が人事業務全体に携わっているケースもあります。

枠があまり大きくない分、どうしても人事の仕事に就きたい場合、適性や熱意を明確にアピールすることが必要になってくるでしょう。

企業経営とも密接に関わる重要な仕事

とくに近年、どの企業でも厳しい競争社会で生き残るためにコスト削減一辺倒ではなく、「戦略的人事」を実行していくことの重要性がますます謳われるようになっています。

人事の仕事は専門知識の習得はもちろん、人生経験に裏打ちされるところもたくさんありますが、とくに「ビジネス」や「経営戦略」に対する理解が深い理解が、人事に必要とされる場面も増えています。

そうしたことから、正社員の人事として長年かけて実力を磨いていく人がいる一方、短期的にでも「人事のプロフェッショナル」を派遣などの形で雇う企業も増えてきているようです。

人事の業務は多岐にわたるため、オールマイティーにこなせる人も貴重な存在ですが、専門性を高めて「この分野なら負けない」という強みを持つことも、活躍のチャンスを広げるきっかけとなるでしょう。