人事・労務は本業には関わらないものの、企業には必要不可欠な業務

投稿者プロフィール

人事・労務 藤田 朔哉さん

40代後半(就労時) 男性経験:1年0ヶ月 東京都

退職済み / 契約社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
2.00
仕事内容
2.00
やりがい
2.00
働きやすさ
1.50
給料・年収
2.00
休日・待遇
2.00
成長・将来性
1.50
メッセージ

人事・労務職は基本的に、本業とは関係のない職種です。

そのため会社としては、積極的に採用したがらない傾向があります。

また、給与面についても「事務員さんだから」という扱いで、あまり高くない求人が多いです。

ひと月の仕事の流れとしては、勤怠の締め日から給料日前までの、給料計算業務がもっとも忙しくなります。

年間だと、給与支払報告書を各自治体に、2月1日必着で送付する1月、4~6月の報酬月額から7月10日までに行う算定、年末に行う年末調整の業務を行う時が繁忙期となります。

本業とは関係はないのですが、働く人が気持ちよく働くために必要不可欠な業務だと言えます。

仕事内容

勤務地は東京都渋谷区。各線渋谷駅から徒歩で通勤できる便利な立地です。

業務内容は人事労務で、社保の得喪や給料計算などがメインの業務。

またハローワークに求人を出すなど、採用関連の業務もあります。

企業規模は、非正規も含めると約1000人程度の企業です。

なるには

リクナビネクストから応募しました。

応募から書類選考を経て面接。

1次面接は対面、2次面接はWebで行いました。

労務職なので、労働法規や社保の手続き、給料計算の経験が求められます。

また助成金も自社で行っていたため、経験があったことも有利になりました。

ただ、労務職は正直募集はあまり多くはありません。

大企業だとアウトソーシング、中小企業だと社長や社長夫人自らが行うことが多いことがその理由です。

やりがい

やりがいは、ミスなく給料計算を終えたときです。

また、各種手続きがきちんとできた時もあります。

特に扶養の人数を増やす手続きは、同居要件の確認があるため、戸籍謄本を要求されるときもあります。

住民票でも手続きできるのですが、家族全員掲載のものでないと通りません。

助成金もそうなのですが、面倒な手続きを通すことができたとき、達成感を感じます。

つらいこと

大変なことは、企業の労務を全て担うということです。

基本的に社内には、労務について理解のある人はいません。

分からないこともあり、丸投げされることもしばしばです。

また、勤怠不良のスタッフに対し、解雇予告を行うこともあります。

揉めることも当然あるため、精神的にキツい業務です。

向いてる人

労働法規を理解し、コツコツと業務に向き合える人が向いています。

また給料計算については働く人の命の糧ということもあり、正確さが要求されます。

あと社内の人とのコミュニケーション能力も要求されます。

相手は手続きなどについて理解していないので、こちらから説明して行う必要があります。

志望理由

志望理由は、これまでの経験を活かす仕事がしたかったからです。

その前は、社労士事務所で働いていました。

1号業務、2号業務、給料計算から助成金申請まで担当を持って従事していました。

その中で、色々な業種の労務業務を担当しました。

その経験を活かして、企業労務を行いたいと考えたからです。

働きやすさ

事務方は女性の上司が多いため、女性は働きやすいです。

その反面、男性には厳しい環境となります。

話し好きな人が多いので、雰囲気は悪くない環境です。

事務所環境は、机が多く通路が狭い印象。

また清掃が入っていないこともあり、常に埃っぽいです。

給料・年収

給料は事務方の場合は年齢とか関係なく、月額約23万円でした。

ただ、これにはみなし残業が含まれています。

それを引くと、基本給は約17万円程度です。

東京都のほぼ最低賃金となります。

みなし残業が含まれているので、残業しても残業代は出ません。

休日・待遇

休日は完全週休2日制でした。年末年始は5日の休暇。

ただ元旦以外はどこかの部署で誰かが働いているので、会社が完全に休業になる日はありません。

自分は事務方だったので、休日に会社から連絡があることはありませんでした。

有給についても働き方改革を行っているからか、申請すれば問題なくとれる環境です。

就職・転職

面接で聞かれることは、これまでの職歴と職務です。

労務職の場合、即戦力で求められることが多いです。

業界の知識はなくても、各種手続きや給料計算の経験、知識が求められます。

自分の場合は、21年2月契約満了で退職しました。

理由としては、元々文章を書くことが好きだったので、ライティングを仕事にしたかったからです。

現在はフリーでライターをやっています。

恋愛・結婚

基本的には産休があります。

ただ自分が勤務していた会社は、結婚したら寿退職という社風のため、産休の実績はほとんどなかったかと思います。

あと残業が女性でも多いため、結婚後して続けていくのは厳しい会社でした。

入社は中途が多く年配の方が多いので、社内恋愛はあまりないかと思われます。

成長・将来性

仕事を通じて成長できるかと言われると、疑問符がつきます。

基本的には、毎月同じルーティンワークです。

職種としては、アウトソーシングが増えると思います。

あくまでも間接部門なので、外注に出して本業に注力する形です。

給料計算などを、専門に請け負う会社もあります。

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