【2021年版】美容家の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「美容家」とは

美容のスペシャリスト

美容家は、ヘアメイクに関する高い知識とスキルを持ち、相手の個性やスタイルに合ったヘアメイクの知識やテクニックを教える仕事です。

主な活動ジャンルはメイクですが、スキンケアやマッサージのほか、髪型やヘアアレンジ、パーソナルカラー診断などさまざまな要素を組み合わせて活動している人も多いです。

具体的な仕事内容としては、テレビや雑誌などのメディアでヘアメイクを教えたり、レッスンの講師をしたり、オリジナル商品の企画開発をしたりすることです。

近年では、InstagramやYouTubeなどで専門のチャンネルを開くことで広告費を得て活動している人もいます。

美容家には明確な定義はなく、誰でも美容家と名乗ることができますが、主に美容師やメイクアップアーティスト、芸能人などヘアメイクに詳しい仕事をしていたことから転身する人が多くなっています。

また、近年はSNSで化粧品やメイクに関する知識を発信しているうちに人気に火が付き、本格的に美容家として活躍する人も増えてきています。

美容家になるために大切なことは、自分自身ヘアメイクが好きであること、多くの人のさまざまな事情をくみ取りながら適切なヘアメイクを提案できることです。

「美容家」の仕事紹介

美容家の仕事内容

美容の知識とスキルを多くの人に伝える

美容家は、自身が持つ美容の知識やスキルを生かしてさまざまな活動をする人のことです。

美容愛好家という呼ばれ方もありますが、主に愛好家は単に美容に関するもの(化粧品やヘアメイクなど)が好きな人、自分磨きのための美容が好きな人です。

一方、美容家は、こうして得た経験を元に仕事をしている人、他者のためにヘアメイクの知識を提供する人のことを指すことが多くなっています。

主な仕事内容は、テレビなどのメディアで美容に関する知識を人に教えたり、雑誌や著書で美容に関する記事を書いたりすることです。

そのほか、サロンや教室を開いて直接美容の知識を教えたり、人にヘアメイクをしたりすることも少なくありません。

人気が出れば、オリジナル化粧品などの商品を企画、販売したりすることもあります。

近年では、こうした活動ではなくブログやSNS、YouTubeなどのオンラインメディアで情報発信をし、広告収入などで利益を得ている人も増えてきています。

ヘアメイクは、その人の顔形やスタイル、好み、肌質などによって一人一人異なるもので、美容家はこうした事情をくみ取りながら、的確なヘアメイクを提案しなくてはなりません。

そのため常に新しいヘアメイクのスキルを身に付け、新しい化粧品の知識を学ぶために勉強をし続ける必要があります。

また、ほかの美容家と差別化をはかるために、セルフブランディングも重要な仕事の一つです。

美容家になるには

決められた方法はなくさまざまな道がある

美容家になるためにこれといった決まった道はありません。

美容に関する資格はさまざまありますが「美容家」という資格はなく、「美容家」と名乗ればだれでも美容家になることができます。

しかし、ただヘアメイクが好き、化粧品に詳しいというだけ美容化になれるわけではありません。

美容家には化粧品の選び方、メイク道具の使い方、TPOや年齢に合ったメイクの仕方などの知識や、流行やトレンド、美的センスなどさまざまな要素が必要です。

たとえば自分好みのメイクやブランドに詳しくても、さまざまな人に合わせたメイク方法や、幅広いブランドの知識を得るには並大抵の努力ではできません。

そのため、美容師やメイクアップアーティスト、芸能人など、もともとメイクに詳しく普段から知識を得ている人が転身することが多くなっています。

また、化粧品会社の美容部員や開発職などからなる人もいます。

さらに近年では、もともとヘアメイクや化粧品に関する情報をSNSで発信していたことから火が付き、本格的に美容家として活躍する人もいます。

こうした人は主に専用のチャンネルを持ち、その広告収入で利益を得ていて「美容系Youtuber」「美容系インスタグラマー」「美容系ブロガー」などと呼ばれることもあります。

こうしたSNSの活動をきっかけにブランドから声がかかり、オリジナルの化粧品を開発、販売したり、本を書いたりする人もいます。

美容家の給料・年収

人気や知名度によって大きく異なる

美容家の給料は人によって大きく異なります。

これは活動内容が人によってそれぞれ違うためで、美容家としてのデータや統計もないことから、平均年収を出すのが非常に難しいことが理由に挙げられます。

美容家としてサロンを経営したり、化粧品をプロデュースしたりできるようになれば、数千万円の収入を得ることもできますが、駆け出しのころは数十万円稼ぐのが精いっぱいということもあります。

もともと美容師やメイクアップアーティストとして活動している場合は、かつての職場やお客さま、コネクションを使って仕事を増やしていくことが多いようです。

近年人気を集めているYouTubeでの活動の場合、自分の動画に広告(GoogleAdsense広告)を入れ、動画の再生回数に応じてお金が入ってきますが、1再生あたりの広告収入の単価は0.1円程度といわれています。

1万回動画が再生されても1,000円程度にしかならないため、月に安定した収入を得るためには相当の努力が必要です。

またInstagramで活動する場合も、スポンサー会社と契約することによって広告収入を得ていますが、広告料金は1フォロワー1円程度とされています。

ただし、ファンが増えていくことによって活動の幅は広がり、オフ会やイベントを企画したり、商品をプロデュースしたり、電子書籍を出版したりすることで利益を得られるようになります。

ただし、全く無名の人がいきなりこのように収入を得ることは非常に難しいため、セルフブランディングをするなど地道な活動をしていく必要があります。

美容家の現状と将来性・今後の見通し

個性を生かした美容家が増えていく

美容家とは近年急速に認知度が高まった職業で、まだ歴史の浅い仕事です。

発展途上の部分がありますが、特に幅広い年齢層の女性から絶大な支持があり、この先もなくなることはないでしょう。

美容に限らずその人の生き方やライフスタイルそのものに憧れる人も増えてきているため、今後は美容の知識やスキルだけではなく、本人のキャラクターや人間性も重要になってくると考えられます。

またSNSの普及により、InstagramやYouTubeなどを通して誰でも簡単に美容の情報を発信できるようになってきており、若い世代や芸能人などが次々と台頭してきています。

ライバルとなる人が次々と現れるため、セルフブランディングを行い、自分の個性を生かしていくことが、今後のポイントとなるでしょう。

美容家の1日

活動の内容によってスケジュールは変わる

美容家はそれぞれ活動の仕方が違うため、人によってスケジュールは大きく異なります。

今回はサロンを経営している美容家の1日を紹介します。

7:30 起床
自分自身が健康でいることも大切なため、運動をしたり食事にも気を遣ったりします。
9:00 サロンに到着
ヘアメイクに必要な道具など、午前のレッスンの準備をします。
10:00 レッスン開始
レッスンは少人数制で、ひとりひとりていねいに教えられるようにしています。
12:00 休憩
レッスンが終わると休憩をとります。
13:00 記事の執筆
雑誌で連載している記事の執筆をします。
対象となる年齢層や商品の価格帯に合わせたヘアメイクを提案します。
15:00 化粧品の勉強
新しく発売された化粧品を実際に試したり、それを生かせるメイク方法を考えたりします。
17:00 夜のレッスン準備
18:00 レッスン開始
夜は仕事終わりの人が多いため、メイクを落としスキンケア方法なども教えます。
オンラインでレッスンをすることもあります。
20:00 レッスン終了・片付け
レッスンが終了すると、化粧品やメイク道具などを片付けます。
20:30 帰宅

美容家のやりがい、楽しさ

ヘアメイクや化粧品を提案し喜んでもらえる

美容家のやりがいは、自分がおすすめしたヘアメイクや化粧品を試してもらい、喜んでもらえたときです。

美容家の多くは、自分が実際に試して本当によかったと思うヘアメイクや化粧品しか人にはおすすめしません。

そのため、自分が紹介したものが相手にも喜ばれたときには非常に嬉しく感じます。

また、美容の知識やスキルを人に教える中で「ヘアメイクが楽しくなった」「化粧品の選び方がわかった」などの反響をもらえることも大きなやりがいです。

特にヘアメイクは人の印象を左右するものであり、「自分に自信がついた」「ヘアメイクの苦手意識がなくなった」など多くの人の心を動かすことができることもこの仕事の魅力です。

美容家のつらいこと、大変なこと

美容に正解はない

美容の世界に「絶対」というものはありません。

美容に関する感覚は人それぞれで、自分が「これがいい」と思ったものが相手は気に入らないこともよくありますし、自分が「美しい」と思ったものが「センスがない」といわれてしまうこともあります。

また肌質や体質などもあるため、同じ化粧品が誰にでも同じように合うとは限りません。

どれだけ相手に誠実に向き合い、心からおすすめできる方法を提案したとしても、相手に受け入れられなかったり、合わなかったりしたときは非常につらいでしょう。

一方で、絶対や正解がないからこそヘアメイクや化粧品を追求していく面白みがあるともいえます。

美容家に向いている人・適性

メイクや化粧品が好きな人

美容家に向いている人は、とにかくヘアメイクや化粧品が好きで、毎日触れていたいという人です。

実際に、ヘアメイクや化粧品が好きで、自分自身で研究したり情報を発信したりしているうちに、美容家として本格的に仕事をはじめたという人も非常に多いです。

ただし、ただヘアメイクや化粧品が好きなだけでは美容家になることはできません。

自分の好きなものだけでなく、さまざまな肌質や髪質にあったヘアメイクを研究したり、ヘアケア商品や化粧品の成分について勉強したりといったさまざまな知識が求められます。

常に向上心があり、新しい知識やスキル、トレンドを吸収していきたいという人が向いているでしょう。

美容家志望動機・目指すきっかけ

ヘアメイクや化粧品の魅力を伝えたい

美容家になる理由で多いものは、ヘアメイクや化粧品の魅力を伝え、多くの人の美を引き出したいという思いです。

もともとヘアメイクや化粧品が好きでこの仕事に就く人ももちろん多いです。

一方で、もともと自分の外見にコンプレックスがあり、ヘアメイクやダイエットの力でそれを克服し、その経験を生かして人のために働きたいという人も多いです。

ヘアメイクなどを通して外見が変わると、その人の心や生き方までも変えることがあります。

こうした美容の力を多くの人に知ってほしい、自分の知識やスキルを人のために使いたいという気持ちで美容家を目指す人が多くなっています。

美容家の雇用形態・働き方

多くは個人事業主として働く

美容家の多くは個人事業主として働いており、なかには会社を立ち上げたり、サロンを経営したりしている人もいます。

個人事業主になれば自分の好きな仕事ができ、人気が出れば出るほど高い収入を得ることができますが、常に仕事があるとは限らないため、安定した収入を得るには相当人気がなければ難しいです。

美容家としてメディアに露出したり、タレント活動もしたりしている人は、芸能事務所やプロダクションなどに所属して活動している人もいます。

こうした場合は、比較的安定した仕事が与えられますが、自分の好きな仕事ができなかったり、仕事をしてもなかなか給料が上がらなかったりする可能性があります。