回答者:由芽さん(女性/23歳)

職業名:幼稚園 幼稚園職員(教員) / 現在の状態:経験者 / 経験年数:1年

仕事内容
埼玉県の幼稚園に勤めていました。

幼稚園に勤務していましたが、厳密な勤務先は幼稚園に付属していた学習塾の様な部門で、そのため幼稚園教諭の資格は持ち合わせていませんでした。

規模は300人程。

仕事内容としては、幼稚園の保育内での授業「正課」、保育外の時間に行う授業「課外」で、子どもたちにかずや言葉を教えることを中心に、授業に関するおたよりの作成や、クラス担任の先生が足りていない時はそのフォロー等を行っていました。

私自身がこの職業を目指したのは、子どもが好きで、子どもたちの笑顔に触れて仕事をしたいと感じていたからです。
仕事のやりがい
子どもたちと関わる機会の多い仕事のため、やはり子どもの成長を感じることが出来た瞬間が、一番やりがいを感じます。

特にそうしたやりがいを感じられたのは、年少クラスの課外授業を受け持った時でした。

入園したばかりの幼い子どもたちでは、10分や15分の短時間椅子に座っていることもままなりませんが、けじめをつけた行動ができることが重視される計画保育の園だったため、授業中に歩き回ってしまうようでは、授業が成り立ちません。

最初のうちは、何度言っても座ってくれない子どもたちに声を荒げてしまう場面もあり、反省の連続でしたが「落ち着いて相手の気持ちを考えてゆっくり話をすれば、子どもたちはきちんと耳を傾けてくれる」という上司のアドバイスを聞き、筋道を立てて話をするようになってからは、子どもたちが座って話を聞いてくれるようになりました。

そうした状況を裏付けるように、保護者からも「前よりも家で話を聞いてくれるようになった」という声をもらうことができたとき、自分自身の成長が子どもの成長にもつながり、保護者にも認められたと感じ、とてもやりがいを感じました。
覚悟しておいた方がいいこと
大前提として、子どもたちと接する仕事のため、子どもが好きな人でなければ務まらないと思います。

しかし、子どもが好きだからといって、ただ優しく接するだけではいけません。

子どもの成長を支えていく仕事ですので、きちんと個人や状況をみて、叱らなければならない時はしっかりと叱らなければなりません。

「子どもたちと遊ぶ」仕事では無く、「子どもを育てる」仕事なのだということを頭に入れ、意識しておく必要があります。

また、経営の中心が家族経営か、集団経営かにより、昇進が難しくなる場合があります。

元々、管理職がそれほど多く存在しない業種ですので、何年勤めても、ある程度の昇給は望めても昇進は出来ない、といったことがままあります。

業界全体として、給与が良いとは決していえる状態にはなく、また、休みが不定期な園も増えていますので、待遇面等は入職前にしっかり確認すべきだと思います。
給料・待遇
私の勤めていた園では、基本給22万円、そこから各種税金、社会保険料等が引かれ、月の手取りは18万円程度でした。

賞与は年2回、各30万円程度。

年収になおすと、300万円に満たない程度でした。

休みは完全週休2日制で土日祝日は基本的に休み。

有給休暇は病欠以外では認められませんでした。

残業代は無し、早朝出勤はありましたが、特に手当はありませんでした。

私自身は家庭の事情で1年だけしか勤めていなかったため、昇給を経験することはありませんでしたが、基本的に昇給は年1回、毎年5000円ずつと決められていました。
この職業の恋愛・結婚事情
女性比率の高い職場になりますので、基本的に職場内での付き合い、結婚はありませんでした。

大学時代の友人や、趣味を通じての活動を通して出会いを見つけている人が多く、合コンや婚活パーティーに誘われる機会も多くありました。

若い職員が多かったためか、実際に結婚まで至った職員はあまり居らず「結婚したい」という話だけで、理想を語って終わってしまうことが多かったです。

その中で結婚した職員は、大学時代から付き合っていた、等の場合が多いようでした。

また、女性が多い職場という事もあり、勤務時間短縮等、結婚後の生活についてはかなり融通を利かせてくれる側面があり、妊活や産後に子どもを働きながら育てるということはしやすい職場だと感じました。
この職業を目指す人へのメッセージ
ただ単に、子どもたちと接するというだけではなく、そこでどの様に成長を支援していくかということが重要になってきます。

また、保護者対応、配布物作成、園内清掃等、付随する業務も沢山ある仕事ですので、その点を頭に入れておいて下さい。

「これがやりたい!」だけではなく、「これも、あれもやりたい!」と思える人が向いていると思います。

人と接する機会の多い仕事なので、それぞれの人と向き合い、話し合えるコミュニケーション力も重要です。

多くの仕事、人と関わる機会があるという事は大変な側面もありますが、それだけ「楽しめるものがある」「力をつけることができる」ということでもあります。

自分自身の「子どもが好き!」という気持ちをぶつけながら、得意なことを表に出し、また、苦手なことにも真摯に向き合って、成長していって下さい。