人に何かを教える仕事(16選)

(読了時間:9分49秒)

学校教師や塾講師、ピアノやスポーツなどの習い事のインストラクター、職業訓練指導員。

世の中にはさまざまなことを他人に教える仕事があります。

専門知識や技術を伝授することもあれば、生活のアドバイスをしたり就職の相談に乗ったりすることも。

教え子から感謝される機会が多いので、やりがいが大きいことは間違いないでしょう。

「頼りがいがある」「教えるのが上手」といわれる人は、誰かに何かを教える仕事をすると、才能を発揮できるかもしれません。

子どもの学校教育に携わる仕事

人に何かを教える仕事のなかでも代表的なのは、教諭や教師として子どもの学校教育に携わる仕事でしょう。

最も年齢が低い子どもたちを教えるのは「幼稚園教諭」です。

幼稚園教育要領にもとづき、運動や音楽、遊び、工作などさまざまなプログラムを通して幼児教育を行います。

その次に低年齢の子どもたちを教えるのは「小学校教師」です。

さらに、中学生を教える「中学校教師」、高校生を教える「高校教師」、大学生を教える「大学教授」があります。

それぞれの年齢に合わせたカリキュラムに沿って学習を進め、ときには生活や進路のアドバイスもします。

いじめや不登校など、学校ならでは問題を抱えることもありますが、教え子の成長を実感できたときの喜びも大きいのが教育者です。

幼稚園教諭

幼稚園教諭は満3歳から小学校に入学するまでの子どもを対象に教育を行う仕事です。

幼稚園は小学校や中学校などと同じく「学校」であるため、保育園よりも教育をするということに目的が置かれています。

「健康、人間関係、環境、言葉、表現」それぞれについて、運動や音楽、遊びなどを通じて育みます。

幼稚園教諭になるためには、大学院・大学・短大などで幼稚園教諭養成課程を学び、幼稚園教諭免許状を取得したのち、採用試験に合格することが必要です。

人気のある職業ですが、少子化の影響もあり、採用数が減少している傾向があります。

幼稚園教諭の仕事紹介ページ

小学校教師

小学校教師は、日本各地の小学校で、満6歳から12歳の児童に対し、学習や生活を指導することです。

教科指導においては、基本的に担任として学級を受け持ち、児童たちをまとめながら、国語、算数、社会、体育などの科目を教えます。

小学校での生活は人格形成に大きな影響を与えるため、子どもの個性を伸ばし、人間性豊かに育つように指導することも教諭の大きな役目です。

授業や給食、ホームルームの時間以外にも、保護者との連携や地域活動、学校行事運営など数多くの業務があります。

公立の小学校教諭になるためには、教職課程のある大学などで教職課程を修了し、小学校教員免許を取得したのち、自治体の教員採用試験に合格することが必要です。

小学校教師の仕事紹介ページ

中学校教師

中学校教師の役割は、中学校において各教科の指導を行うとともに、進路指導や生活指導をすることです。

具体的な業務内容は、専門科目の指導をはじめ、テストの作成・採点、部活動の指導、学校行事の準備、進路指導など多岐にわたり、事務的な業務も多くあります。

また、思春期で精神的に不安定になりがちな生徒一人ひとりと向き合いながら、心身の発達や個性を伸ばせるように手助けします。

中学校教師になるためには、教職課程のある学校で教職課程を修了し、中学校教員免許を取得したのち、教員採用試験に合格することが必要です。

中学校教師の仕事紹介ページ

高校教師

高校教師は、高校に通う生徒に対して、各専門教科や生活面の指導を行います

高校の授業は中学と比べると難しさが格段に上がるため、教師自身も日々勉強し、専門知識を磨いておかなければなりません。

また、高校生活は今後の人生を左右する時期であるため、生徒一人ひとりの将来の希望や考え方を尊重し、進路指導や就職相談にのることも重要な業務の一部です。

その他、テストの準備や、部活動の顧問、学園祭の準備など、仕事の内容は多岐に渡ります。

高校教師になるためには、教職課程のある学校で教職課程を修了し、高校教諭の免許状を取得したのちに教員採用試験に合格することが必要です。

高校教師の仕事紹介ページ

大学教授

大学教授は、学生に対して自らの専門分野に関する講義を行うとともに、専門分野の研究をし、研究の成果を論文や学会で発表します。

また、大学の経営や運営のための事務的な業務にも携わります。

このほか、本の執筆、企業と共同でのベンチャー企業設立、セミナーなどでの講演、公共機関の顧問など、さまざまな活躍をしている人もいます。

大学教授になるために資格は必要ではありませんが、専門分野に関する深い知識が求められ、大学院博士課程を修了している人がほとんどです。

大学教授の仕事紹介ページ

塾や習い事に携わる仕事

学校教育とは別に、民間の塾や習い事などを通して生徒に指導をする仕事もたくさんあります。

たとえば、受験勉強をする学生をサポートするのは「塾講師」や「予備校講師」です。

最近では塾に通う子どもが急増しており、とくに小学校受験や中学校受験が盛んな都心では高い需要があるようです。

子どもに人気の習い事のひとつであるピアノを教える「ピアノ講師」もあります。

この他にも、パソコンを教えてくれる「パソコンインストラクター」や運動を教えてくれる「スポーツインストラクター」などがあります。

学校教育とは異なり、子どもだけではなく社会人やお年寄りが生徒となることも多いのが、これらの仕事の特徴です。

幅広い年代の人と信頼関係を築く必要があるので、高いコミュニケーション能力が求められます。

塾講師

塾講師の仕事は、受験対策や学力向上のための指導を行うとともに、教材研究や保護者面談などを行うことです。

中学受験、高校受験、大学受験を目指す生徒が多いですが、最近では私立や国立の小学校を目指す子どもも多く通っています。

さらに都心では、名門といわれる幼稚園のお受験をするための幼児専門の塾もあります。

塾業界は少子化のなかでも業績を伸ばしつつありますが、一方で生徒集めの競争は厳しくなっているという現状もあるようです。

優秀な塾講師は、さまざまな塾から引く手あまたとなります。

塾講師の仕事紹介ページ

予備校講師

塾講師とよく似ている仕事として、予備校の講師の仕事もあります。

予備校講師の場合、高校や大学受験だけではなく、各種資格の取得や試験合格を目指すための授業を行うことがあります。

とくに公務員試験や司法試験といった難関試験では、社会人も含めたくさんの人が合格を目指して予備校に通っています。

予備校講師は各担当教科において高い指導力を発揮し、理解しやすい授業を行わねばなりません。

大手予備校の場合、全国の教室に向けてオンラインで授業を行うこともあります。

予備校講師の仕事紹介ページ

ピアノ講師

ピアノ講師は、ピアノ教室や自宅でピアノ演奏を教える仕事です。

生徒の年齢やレベル、目的に合わせて指導をする必要があり、1対1で教えることもあれば、複数の生徒を同時に見ることもあります。

ピアノ教室に社員として勤める人もいますが、個人で働いている人も多くおり、いずれの場合もピアノの演奏技術や指導力が求められます。

最近では大人を対象とするレッスンの需要が高まっており、ジャズやポピュラー音楽など幅広く対応することで人気を集める講師もいるようです。

ピアノ講師の仕事紹介ページ

パソコンインストラクター

パソコンインストラクターは、パソコンの操作方法および各種ソフトウェアの使い方を指導する仕事です。

民間のパソコンスクールや大学、専門学校などに勤めて働いています。

年代問わずパソコンを利用する人が増えていると同時に、ソフトやプログラムの複雑化が進んでいる今、パソコンインストラクターの需要は高まっているといわれます。

企業内での講師の需要もあり、活躍の場は以前よりも広がっているようです。

パソコンインストラクターの仕事紹介ページ

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターは、スポーツジムやフィットネスクラブなどにおいて、スポーツの指導をする職業です。

水泳、ヨガ、エアロビックス、ダンスなどの運動指導をしたり、ケガなどのトラブルが起きないように安全指導を行います。

スポーツジムやフィットネスクラブに就職することで、スポーツインストラクターとして働くことができます。

運動能力が高く、スポーツが大好きな人に向いている仕事です。

スポーツインストラクターの仕事紹介ページ

就職や生活の指導をする仕事

人に何かを教える仕事のなかには、公的なサポートとして就職や生活について指導をする仕事もあります。

たとえば、「職業訓練指導員」です。

求職活動をしている人に対してさまざまな職業訓練を行い、新たな仕事を見つけるまでの過程をサポートします。

また、「ケースワーカー」は、地域住民の相談にのって必要な援助を考え、社会の制度や福祉について教えるスペシャリストです。

このほかにも、親元を離れて暮らす子どもの生活指導を行う「児童指導員」がいます。

どの仕事も、大きな悩みやトラブルを抱えている人が問題解決できるようアドバイスするという点で共通しています。

相手の立場で物事を考え、誠実に向き合うことができる人が求められる職業であることは間違いありません。

職業訓練指導員

職業訓練指導員は、公共職業訓練施設や民間の認定職業訓練施設において、求職中の人や学卒者(高卒の人)にさまざまな訓練を行う仕事です。

教育プログラムの作成や講義のほか、ときには就職のためのアドバイスや生活指導にまで関わることもあります。

この仕事に就くためには「職業訓練指導員免許」を取得したうえで、各職業訓練施設の採用試験を受けて合格しなくてはなりません。

世の中の変化が速くなっている今、職業訓練指導員は各業界のニーズを掴み取り、それに対応した訓練を行うことが求められています。

職業訓練指導員の仕事紹介ページ

ケースワーカー

ケースワーカーとは、社会福祉に関する知識を持つスペシャリストです。

日常生活を送るうえで精神的・肉体的・社会的に困難を抱える地域住民の相談にのり、必要な援助を行います。

全国にある福祉事務所を中心に、児童相談所や役所の社会福祉課など、主に行政機関において活躍しています。

ケースワーカーは一人で住民と向き合うわけではなく、医療関係者などの関連機関と連携をとりながら問題の解決に当たります。

高齢化社会の進行や景気情勢等の理由によって生活保護世帯が増えている今、ケースワーカーの需要はますます高まっていくことが予想されます。

ケースワーカーの仕事紹介ページ

児童指導員

児童指導員は、児童養護施設で暮らす子どもや、発達障がいなどの障がいがある子どもに対して、生活全般をサポートする職業です。

おもな業務は、施設に入所する子どもたちに対する生活全般の指導です。

生活リズムを身に付けさせたり、あいさつやマナーなどを教えたりしながら、学業のフォローもします。

児童養護施設のほか、児童家庭支援センター、放課後等デイサービス、児童発達支援センターなどで働きます。

児童指導員という名称であるものの、その保護者や家族に寄り添い、適切な生活指導を行うケースも少なくありません。

児童指導員の仕事紹介ページ

その他

ここまで見てきた仕事以外にも、世の中には人に何かを教える仕事がたくさんあります。

たとえば、「自動車学校の教官」です。

運転免許証の取得を目指す人たちに、交通ルールや運転の技術を丁寧に教えます。

また、「料理教室の先生」も人気のある仕事のひとつです。

自宅やスタジオ、公民館などのキッチンを使いながら、料理のレシピやコツを教えます。

さらに最近では、動画サイトで「教育系Youtuber(ユーチューバー)」と呼ばれる人たちが活躍しています。

受験対策から、絵画の描き方や歌唱指導まで、幅広いジャンルのレッスン動画が人気を集めているのです。

まさに令和の時代ならではの「人に何かを教える仕事」といえるのではないでしょうか。

自動車学校の教官

自動車学校に入校した人に、自動車の運転技術や交通ルールを指導するのが自動車学校の教官です。

座学はもちろんのこと、教官が実際に助手席に乗車しながら指導することもあります。

車の運転は一歩間違えば大きな事故を引き起こしてしまうため、厳しくも温かい丁寧な指導が必要不可欠です。

タクシーやバスの運転手を経験したあと、この仕事に転職する人もいます。

料理教室の先生

料理が得意であることを生かして、料理教室の先生になる人もいます。

食材の切り方や調理のレシピ、味付けのコツなど、自分だけが知っている料理のさまざまなスキルを伝授します。

少人数のレッスンであれば自宅のキッチンでもできるので、参入のハードルは決して高くはないでしょう。

最近では男性向けや子ども向けの料理教室も人気を集めているようです。

ユーチューバー

ユーチューバーとは一般的に、「YouTube(ユーチューブ)」にさまざまな動画をアップロードし、その広告収入によって生活している人のことをいいます。

YouTubeの「パートナープログラム」に参加して動画を投稿すると、視聴数に応じた「広告費」が手元に入るしくみになっています。

ユーチューバーはオリジナルの動画を次々に撮影・編集し、多くの視聴者を集めることによって収益を上げています。

市場が盛り上がる一方、視聴者の心を掴み続けるのは難しく、厳しい競争がある世界です。

ユーチューバーの仕事紹介ページ

他人に何かを教えることには、熱意と根気が必要です。

ときには伝えたいことが上手く伝わらずに、ストレスを感じたり落ち込んだりすることもあるでしょう。

しかしそのぶん、教え子の成長を実感したときには大きな喜びを得ることができます。

それと同時に自分自身にも新たな発見があったり、いつのまにか成長できたりするものです。

人に何かを教える仕事は、この仕事ならではのやりがいと達成感に満ちた仕事といっても過言ではないでしょう。

目的別サービス紹介

すべて完全無料ですので、ぜひ会員登録してみてください。

・大学・専門学校の資料請求なら:スタディサプリ進路

・転職エージェントなら:リクルートエージェント

・20代の転職なら:マイナビジョブ20s

・IT業界の転職(未経験からでもOK):マイナビITエージェント