幼稚園教諭の現状と将来性

幼稚園のあり方が変わりつつある

3歳からの幼児を対象に教育を行う幼稚園。昔も今も変わらず社会から必要とされている場所ですが、少子化が急速に進んでいる現代、幼稚園に入る子の数が減少するとともに、幼稚園の数も減りつつあるようです。

また、不況や非正規雇用者の増大などによって共働き夫婦が増えたことによって、今では幼稚園よりも保育園のニーズが高まっているとされ、こうした事情から幼稚園教諭の将来性については不安の声も聞かれるようになっています。

一方、近年では幼稚園のあり方にも変化が見られています。

たとえば、最近では幼稚園と保育園が一体となった「認定こども園」ができており、そこでは本来幼稚園の役割である教育以外に、保育園の「保育」を提供することで、「子どもを長時間預かってほしい」といった保護者の多様なニーズに応えることが可能となっています。

このような場においては、幼稚園教諭に求められる責任や役割はより大きくなっているといえるでしょう。

そして、今後幼稚園が保育園の特徴を取り入れていく動きは、さらに加速していくものと考えられます。

保育にまで携わることができる人が求められる

これから少子高齢化がますます進んでいくといわれるなか、幼稚園教諭としての採用数は減り続けるかもしれません。

一方、幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持っている人のニーズは上昇傾向にあり、国としてもそうしたスキルを有する人の育成に積極的に取り組んでいます。

たとえば、平成26年度から平成31年度末までは、厚生労働省が定める特例制度として、幼稚園教諭の資格を持っている人で3年または4320時間以上の実務経験がある場合には、保育士の資格を最短で取得できるようになっています。

これから幼稚園教諭を目指そうと考えている人は、ぜひ保育士としても活躍できるようなスキルを身につけておきたいものです。就職先の選択肢や携わることができる仕事の幅が広がるでしょう。