幼稚園教諭の仕事内容

幼稚園教諭の仕事とは

幼稚園教諭は、幼稚園において、満3歳から小学校に入学するまでの幼児を対象に教育を行う仕事です。

幼稚園教諭が幼稚園で子どもと一緒に過ごす時間には、教育的な目的があります。

幼稚園においては、幼稚園教育要領に基づくカリキュラムに沿った保育を行うほか、「健康・人間関係・環境・言葉・表現」のそれぞれについて、運動や音楽、遊びなどを通じて実践し、子どもの成長をサポートします。

幼稚園教諭の業務の内容

子どもの可能性を引き出す

子どもは大人と同様、一人ひとり個性が異なります。

幼稚園教諭は、その個性をしっかりと把握したうえで、子どもたちが楽しみながら成長できるようにさまざまな工夫を凝らし、子どもの可能性を引き出していくことを役目としています。

このほか、日々の子どもの健康チェックや、小学校へ上がる前に集団生活の中で生活習慣を身につけさせること、また保護者とのコミュニケーションも重要な仕事の一部です。

子どもと過ごす以外の時間

幼稚園教諭の仕事では、子どもと過ごす時間はもちろん多いですが、それ以外に保育計画の立案、行事の準備、保護者向けの書類作成など、多様な業務をこなしています。

そのため、園児が帰ったからといってすぐに仕事が終わるわけではなく、子どもたちを責任持って教育するために、時間をかけて準備や計画を立てていく必要があります。

幼稚園での英語教育

英語は2020年に小学校で必修科目となることが決まっています。

そうした中で、幼稚園でも英語を学ぶ時間をとる幼稚園が増えています。

はじめて英語や外国の先生に触れる子どもが多いため、誰でも楽しめ興味を持てるように内容を工夫します。

歌を歌ったり、リズムに合わせて踊ったり、塗り絵をしたりと、普段の幼稚園での遊びのなかに英語を取り入れていくようにしています。

またこうした英語の時間は、外国人の先生や英会話教室の先生など専門の先生を雇う場合も多く、そうした場合は子どもを見守ったり、先生の補助に回ったりします。

幼稚園教諭の勤務先の種類

公立または私立の幼稚園がほとんどですが、幼児教育の教室などで働いている人もいます。

また、近年は幼稚園と保育園が一体となり、0歳から就学前までの乳幼児期に一貫した教育や保育を提供する施設(幼保一体施設・こども園)も増えています。

そこで働くためには、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方が必要な場合があります。

幼稚園教諭の勤務先の種類・活躍の場

幼稚園教諭の仕事の流れ

4月から6月

どの幼稚園でも4月初旬に始業式や入園式があります。

入園式は、幼稚園教諭の腕の見せ所のひとつでもあります。初めて親から離れて集団生活を送る子どもたちを、どう迎え入れるのかが大きな課題です。

なかなか親御さんと離れられなかったり、ずっと泣きっぱなしだったりする子どもを幼稚園教諭は1人または補助の先生と2人で見ていかなければなりません。

また、春の遠足や春の運動会などの行事があります。

7月から9月

七夕や夏祭りなどの行事が行われ、子どもだけでなく、先生も一緒に浴衣を着て盆踊りを踊ったり、出店を出したり、花火をしたりします。

夏休み期間は、子どもは登園しませんが、幼稚園教諭は出勤し、後期のイベントの準備をしたり、預かり保育をする子どもたちと過ごしたりします。

10月から12月

気候も落ち着き、秋の遠足や運動会、発表会、クリスマス会などが行われます。

この時期にはほとんどの子どもたちが幼稚園生活になれますが、多くの行事が行われるため幼稚園教諭は非常に多忙な時期です。

また、風邪やインフルエンザなどの感染症がはやり始めるため、衛生管理に気を配ります。

1月から3月

冬休みをはさみ、お正月や節分など季節のイベントを楽しみます。

終業式や卒園式を控え、子どもたちの制作物をまとめたりアルバムを作ったりし、成長を振り返ります。

幼稚園教諭と保育士の違い

同じく子どものお世話をする仕事として「保育士」がありますが、保育士がおもに働く保育園が厚生労働省管轄で乳幼児から小学校入学までの子どもを預かる「福祉施設」であるのに対し、幼稚園は文部科学省管轄で小学校や中学校などと同じく「学校」となっています。

そのため、幼稚園では「教育をする」ということに目的が置かれ、必要となる資格も異なっています。

保育士の仕事