社長に向いている人・適性・必要なスキル

社長に向いている性格・適性

信念と高い志がある

社長は、一般的には経営陣のトップとして会社をリードしていく立場になります。

自ら意思決定を下し、多くの従業員たちを引っ張っていくためには、まず社長自身が何を目指しているのかを明確にして、それを周囲の人たちにきちんと伝える必要があります。

そのためには、社長の「会社をこうしたい!」という信念や高い志が不可欠です。

また、そこに向けてまっすぐ突き進むような勢いと行動力も求められてきます。

精神的に打たれ強く、挑戦できる

事業を営むうえでは、数々のピンチやトラブルにも巻き込まれることがあります。

新しいことに挑戦していくなかでは失敗もありますし、経営はうまくいくときもあれば、落ち込むときもあるなど、波も付き物です。

しかし荒波の中でどう進むかを指し示していかなければならないのは、紛れもない社長自身です。

社員であれば、困ったときに上司や先輩が手を差し伸べてくれることも多くありますが、社長になると、そうもいきません。

社長は精神的に打たれ強く、「失敗は成功のもと」と捉えて何度でも挑戦できるタイプの人に向いているといえるでしょう。

自分で考えて行動できる

「社長は孤独」といわれることも多い立場です。

社員とは異なり、ちょっとした悩みや迷い、愚痴などを簡単に同僚や先輩・後輩などにいうわけにはいきません。

社長は社外秘の重要な経営事項に関わることが多いため、自分一人だけであらゆることを抱え込んで、判断しなくてはならない場面も出てきます。

だからこそ、自分で先を見据えて踏み出せるタイプの人に向いているといえます。

社長になるには

社長に必要なスキル・能力

論理的思考力

論理的思考力とは「ロジカルシンキング」ともいわれ、「物事を筋道立てて考える力」のことです。

高い論理的思考力が備わっていると、なにか問題に直面したときに、その本質を見抜いて情報を正しく整理し、問題解決につなげていきやすくなります。

また、話をするときにも内容があっちこっちに飛ばず、大事なポイントをわかりやすく相手に伝えることができるなど、さまざまなメリットがあります。

社長のような、次々と直面する重要な課題・問題を速やかに判断していかなくてはならない立場の人にとっては、非常に重要なスキルです。

人を巻き込む力

先ほど、社長は孤独な存在だと述べましたが、一方では「多くの人を巻き込んで、一緒に物事を動かしていく力」も求められます。

いくら社長自身に優れた能力があったとしても、一緒に経営に携わる人や、実務を担う社員たちが社長についてこなければ、会社はなかなかうまく回りません。

関わる人たちをしっかりと巻き込めるだけの力を備えることは、事業や会社を成長させるには必須のスキルといえます。

そのために必要なのが、豊かな人間性やリーダーシップ、熱意などです。

戦略的な思考

社長は、常に戦略を立てて経営判断をすることが求められます。

もし戦略的な思考ができなければ、なにかトラブルや問題が起こったとき、あるいはちょっとした成功があったときにも、一時的な考えだけで物事を判断してしまいかねません。

そうなると「その場しのぎ」にはなっても、将来的に会社がどこに向かうのか見えなくなってしまうことがあります。

そうした事態を防ぐために、多くの会社には自社が何のために存在するのか、何を実現しようとしているのかを明文化した「経営理念」があり、社長はそれに照らし合わせながら、一つひとつの重要な事項を判断します。

社長がもつべき戦略的思考は、経営理念を実現するための長期的な視点だともいえるでしょう。

社長に向いていないのはどんな人?

社長になる人の性格や気質はさまざまで、「絶対にこういう人でなくてはならない」ということはありません。

社長業に就いている人からの意見を集めても、「向き不向き」については「ある」と答える人もいれば「ない」と答える人もおり、絶対的な答えはないといえます。

ですから、ここで紹介した適性・スキルは、あくまでもひとつの参考として捉えてください。

ただし、社長という責任の重いポジションで企業経営に携わっていくのは、考えている以上に大変なことであり、楽なことでもありません。

少なくとも、社長を目指すのであれば「社長という立場で何をしていきたいのか」をしっかりと考え、リスクを背負う責任と覚悟を持っておくことが大切です。

それに対してネガティブな思いを抱いたり、面倒だなと感じてしまったりする人は、社長にはあまり向いていないといえそうです。