社長の需要・現状と将来性

社長の現状

日本全国には、359万社ほどの企業があるといわれています。(2016年時点。中小企業庁「小規模企業白書」調査データより)

そのすべてに社長をはじめとする経営者がおり、また、次々と新しい社長も誕生しています。

現在、会社を立ち上げるにあたっての資本金はわずか1円でもよく、さらにインターネットの普及で「モノの売り買い」という商売のスタイルも大きく変わり、「起業をする」こと自体のハードルは昔よりもずっと下がっているといえます。

社長になりたい人にとっては、追い風だといえるでしょう。

しかし、世の中とはそれほど甘いものではなく、社長のすべてが大金持ちというわけではありませんし、なかには借金を背負ってしまうような社長もいます。

また、多くの従業員を抱える社長は、日常生活を送るうえでも、一般のサラリーマンよりもずっと精神的に厳しい思いをすることも珍しくありません。

社長とは、普通の人よりも多くの苦労や覚悟を強いられる代わりに、社長にしか味わえない経験や達成感を得ているといえます。

社長の需要

繰り返しになりますが、今の世の中において社長になることは、さほど難しいことではありません。

思い立ったらすぐに一人で会社を立ち上げることができますし、ビジネスのネタはあらゆるところに転がっているため、アイデア次第では一気に大きく事業を伸ばすことも可能です。

ただし、社長としての重要な役目のひとつであり、大変だといわれているのが「会社を存続させていくこと」です。

現代社会はモノと情報にあふれ、流行や、消費者のニーズはものすごい速さで移り変わっていきます。

爆発的に流行った商品やサービスが半年後にはすっかり忘れられているようなことも珍しくありませんし、「ビジネスとしての可能性がある」と判断された商品やサービスは、他の会社もプラスアルファの価値をつけて次々と真似をしてきます。

技術の進歩により、低価格で似たようなものを提供しやすくなっている現代社会で、同じ会社がずっと生き残っていくのは非常に困難です。

そのようななかでも社長は常に先を見て、利益を生み出し続けられるようなしくみやビジネスモデルを考えていかなくてはなりません。

社長の将来性

会社にとって最も大切なことのひとつは、「何のために会社が存在し、何を目指すのか」といった「企業理念」「ミッション」「ビジョン」などを明確にすることだといわれています。

まずはトップに立つ社長自身が「何のために社長として会社を経営するのか」を誰よりも考え抜き、自分の生き方を見失わないようにすることが、いつの時代の経営者にも求められることだといえるでしょう。

新たに立ち上げた企業に限ると、10年経つまでに8~9割ほどが廃業するという声も聞かれます。

廃業率に関してはさまざまな調べ方があるためこの数字は定かではありませんが、そう言われるほど会社経営が簡単なことではないのは事実です。

リスクをとりつつ会社を継続的に成長させていければ、世の中に確かな価値を提供しつつ、また自分の立場も安定していくでしょう。