社長の現状と将来性

社長になっても、苦労は多い

若い人であれば、「社長になれば大金持ちになれる」という夢を見て、社長になりたいと考えるのも無理はないかもしれません。

現在、会社を立ち上げるにあたっての資本金はわずか1円でもよく、さらにインターネットの普及で「モノの売り買い」という商売のスタイルも大きく変わり、「起業をする」ことのハードルは昔よりもずっと下がっているのは事実です。

しかし、世の中とはそんなに甘いものではなく、社長のすべてが大金持ちというわけではありませんし、なかには借金を背負ってしまうような社長もいます。

また、多くの従業員を抱える社長は、日常生活を送るうえでも、一般のサラリーマンよりもずっと精神的に厳しい思いをすることもあります。

社長とは、普通の人よりも多くの苦労や覚悟を強いられる代わりに、社長にしか味わえない経験や達成感も得られる仕事だといえるでしょう。

会社を存続させる大変さ

今の世の中において、社長になることは、さほど難しいことではありません。

思い立ったらすぐに一人で会社を立ち上げることができますし、ビジネスのネタはあらゆるところに転がっているため、アイデア次第では一気に大きく稼ぐようなことも夢ではありません。

ただし、社長としての重要な役目のひとつであり、大変だといわれているのが「会社を存続させていくこと」です。

現代社会はモノと情報にあふれ、流行や、消費者のニーズはものすごい速さで移り変わっていきます。

爆発的に流行った商品やサービスが半年後にはすっかり忘れられているようなことも珍しくありませんし、「ビジネスとしての可能性がある」と判断された商品やサービスは、他の会社もプラスアルファの価値をつけて次々と真似をしてきます。

技術の進歩により、低価格で似たようなものを提供しやすくなっている現代社会で、同じ会社がずっと生き残っていくのは至難の業ともいえます。

だからこそ、社長はつねに先を見て、利益を生み出し続けられるようなしくみやビジネスモデルを考ええていかなくてはなりません。

何のために社長になるのか

会社にとって大切なのは「何のために会社が存在し、何を目指すのか」といった「企業理念」「ミッション」「ビジョン」などを明確にすることだといわれています。

社長にとって、会社は自分そのものともいえます。

まずはトップに立つ社長自身が「何のために社長として会社を経営するのか」を誰よりも考え抜き、自分の生き方を見失わないようにすることが、いつの時代の経営者にも求められることだといえるでしょう。