高校教師は夏休みをどのように過ごしている?

7月後半から8月にかけては、多くの高校が夏休みとなります。

この期間は学生は休みですが、教師たちは定められた休暇日以外は通常通り仕事をしています。

この記事では、高校が夏休みの期間中の高校教師の過ごし方について詳しく紹介します。

高校教師の夏休みはいつ?

公立学校で働く高校教師には、他の地方公務員と同様に、5日間の「夏季休暇」が与えられています。

近年ではお盆前後を学校の休業日とし、夏季休暇の取得奨励日として学校を締め切ってしまうところも多く、ほとんどの教師はお盆前後には休めるようになっています。

夏季休暇のほかに有給休暇を使ったり、行事などで出勤した際の振替休日を利用したりすれば、より長い休みを取得することもできます。

教師は普段、授業や部活などによって有給休暇を取得しにくいぶん、夏季休暇に合わせて取得する人が多いです。

ただし、学校の状況や部活の受け持ちなどによっては思うように休みが取れない場合もあります。

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夏季休暇以外の日の過ごし方

高校教師には夏休みがありますが、その日以外には、平常時と同じように仕事をしています。

ここでは、学校の長期休み中に、教師がどのように過ごしているかを紹介します。

学校の夏休み期間は平常時より多忙になることも

夏休みのように学校が長期休みに入っている期間中でも、夏期休暇に定められている以外の日は教師の仕事が休みになるわけではありません。

勤務日は、いつも通り出勤し、同じ時間帯で勤務します。

なお、夏休み期間だからといって、教師の仕事が暇になるわけでもありません。

通常の授業はありませんが、大学進学を希望する生徒のために夏期講座を行うこともしばしばあります。

また、この期間は教育機関が主催する会議や研修に参加したり、より質の高い授業をするために模擬授業を行ったり、新人教師の教育をしたりといった業務が入ることも特徴です。

模擬授業では、他の先輩教員などキャリアを持つ人に対し授業を行うことになります。

多くの準備期間を割かなくてはならなないうえに、非常にプレッシャーを感じる人も多いようです。

後期にかけての準備期間でもある

学校の夏休み期間中は、秋以降にかけての授業計画やカリキュラム作成を進める教師が多いです。

夏休み明けから秋にかけては、文化祭、体育祭、修学旅行など、多くの高校でさまざまなイベントが行われます。

その準備、あるいはイベント期間中は授業のコマ数が少なくなってしまうため、そのようなスケジュールに配慮した計画を立てなくてはなりません。

また、3年生を受け持っている場合は、受験勉強の追い込み時期として、模擬テスト、進路相談、センター試験対策などの仕事もプラスされます。

部活動への参加や大会の引率も

部活動の顧問を受け持っているのであれば、部活の練習がある日には参加する必要があります。

真夏は、とくにスポーツ系の部活動では生徒たちの熱中症やケガに対しても注意を払わなければならず、非常に神経を使います。

また、夏休み期間は大会や練習試合などが行われることも多いため、遠方に行く際には生徒を引率しなくてはならないこともあります。

「高校教師の夏休み」まとめ

公立学校で働く高校教師には、一般的な公務員と同様に夏季休暇が与えられています。

法律で定められた夏季休暇と合わせて有給を使い、長期休暇にする教師もいます。

ただし、高校の夏休み期間は、通常時とは異なる仕事も入ってくるため、むしろ普段よりも忙しいと感じる教師もいます。

仕事の状況を確認し、上手にスケジュールを調整しながら夏を過ごしていくことが必要です。