税理士になるための学校(大学・専門学校、スクール)

税理士試験の受験資格を満たすために

しばしば勘違いされるようですが、税理士になるために、必ず通わなくてはならない学校はありません。

ただし、多くの人は「税理士試験」を受けて税理士になる道を選択します。

その受験資格のひとつに「大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、法律学または経済学に属する科目を1科目以上履修した者」があるため、大学や短大に進学し、法律学や経済学を学ぶことを考えておく必要はあるでしょう。

試験の受験資格さえ満たしていれば、学部や学科などに制限はありません。

文系の人でも、理系の人でも、税理士試験を受けることは可能です。

税理士試験対策のための学校

税理士試験は難易度が高いため、多くの人が民間の専門学校やスクールに通って受験対策をしています。

税理士試験のための受験対策講座を行っている専門学校やスクールは、全国各地にたくさんあります。

勉強する期間は平均的に1~2年ですが、長いものでは5年制のカリキュラムの講座もあり、個人によって勉強時間はまちまちです。

その理由として、税理士試験は同時に全科目合格する必要がないということがあります。

一度合格した科目は有効期限がなく何年経っても合格扱いのままとなるため、計画的に1年に1科目ずつ合格することも可能です。

そのため、たとえば受験勉強に没頭できる学生であれば2年コースで合格を目指す道を選び、働きながら夜間と週末にのみ勉強する社会人は4年コースで合格を目指す道を選ぶというように、個人の事情によって合うコースが分かれます。

また、専門学校には通学して勉強をするコースと、通信講座を使って在宅で学習するコースがあります。

これも、受講者のそれぞれの生活スタイルや予算にあわせて選択することができます。

大学・大学院で学ぶという選択

また、会計の専門知識を身につけられる大学や大学院に通って、試験に向けた勉強をする方法も考えられます。

税理士試験は、必須科目である会計学科目2科目(簿記論・財務諸表論)と、選択科目である税法科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、固定資産税、国税徴収法、住民税または事業税法)のうち3科目の、合計5科目で行われます。

ところが、大学や大学院で税に関する勉強をした人は、この一部の科目の試験を免除されるという制度があります。

具体的には、税法科目の研究による学位を得た場合には税法のうち2科目が、会計学科目の研究による学位を得た場合には会計学科目のうち1科目が免除されます。

税に関する勉強ができるうえに、試験科目まで免除されるということで、こうした大学や大学院を利用して税理士試験の対策をする人も多くいます。