Webエンジニアのつらいこと・大変なこと・苦労

Webエンジニアのつらいこと・大変なこと

つねに技術の勉強が不可欠

Webエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScript、PHPといったWebプログラミング系スキルの習得にはじまり、その他にもサーバーやデータベース周りの技術スキルなど、勉強することはたくさんあります。

さらに、インターネット・Web関連のテクノロジーやツールの進化はとてもスピーディであり、わずか数年単位で求められるスキルがガラリと変わってしまうこともあります。

そのため、既存の技術の勉強だけでなく、新しく登場した技術にもアンテナを張り、積極的に学んでいかなくてはなりません。

そのように一度スキルを積んだらそれで安泰ではなく、つねに勉強し吸収していく姿勢が求められるのがWebエンジニアの大変な部分でもあります。

予定通りに進まないことも多い

Webアプリケーション開発では、最初から最後まで、工程のすべてが予定した通りに順調に進むとは限りません。

クライアントから急な仕様変更を求められ、それまでの仕事を一からやり直さなければならないこともあります。

また、設計したアプリケーションが上手く動作せず、修正やバグ対応をしなければならないこともあり、それが納期間近であると、長時間残業をしてでもやり抜かなければならない時もあります。

そのような不確定要素の多い仕事でもあるため、自分が予定した通りに作業が進められず、それが大きなストレスとなることもあります。

特に、外部の企業からWebアプリケーションなどの開発を受託している「制作会社」の場合、お客さま相手の商売となりますのでクライアントの意向に左右されやすく、自分たちの思うように進められないことも多くなりがちです。

オールラウンドな能力が問われる

Webエンジニアの場合、単にエンジニアとしての技術的作業だけでなく、時には企画やマーケティングに携わったり、デザイナーや編集など別の職種の仕事を手伝うケースもあります。

特に、規模が小さく少数先鋭体制なWebベンチャーの場合は、Webエンジニアであってもオールラウンドな役回りを任させられやすい傾向です。

仕事の幅が広い環境というのは、それだけ豊富で濃い経験を積めるという利点もあります。

ただし、同時に多彩な能力を求められることになりますので、特にまだまだ経験の引き出しの乏しい若手社員とっては、大きな負荷となることもあります。

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Webエンジニアの悩み

将来のキャリアの悩み

Web業界は、誕生からまだ30年程度の若い業界です。

インターネット黎明期に設立された老舗Web企業であっても、50代60代となった社員がどのような役割を任せられ、いつ定年を迎えるかなどのロールモデルがまだまだ十分に固まっていません。

それこそ最近設立されたばかりの新しいWeb企業であれば、30代40代の社員のロールモデルすら固まっていない会社も見られます。

そのようにまだまだ模索中の業界でもあるため、ある程度年長の社員となってくると、この後自分が、会社内、またWeb業界内でどのように立ち回っていけばよいかに悩んでしまう人も多いようです。

「若手エンジニア」でなくなることの悩み

Web業界は技術の移り変わりが早いこともあり、年齢的に吸収力が早く、またWebやインターネットへの馴染みも深い、若手のエンジニアが売り手市場となっている傾向があります。

それこそ、20代の若いWebエンジニアであれば、年齢だけで引く手数多となることも珍しくはありません。

しかし、いずれは誰しもが「売り手市場の若手エンジニア」ではなくなります。

そうなった時に、「自分はWebエンジニアとしてどのように若手と差別化していくか」、「若さの取り柄がなくなった場合どのようなキャリアを歩むか」など、5年後10年後の将来について思い悩むエンジニアも多いようです。

収入面の悩み

Webエンジニアの年収は、400万円~600万円ほどがボリュームゾーンといわれています。

世間一般的には低収入というわけではありませんが、よく比較されるSI業界のシステムエンジニアなどに比べると、給料水準はやや低めの傾向です。

また、Web業界は若い業界であるため、従来型の「年功序列制度」が採用されておらず、年齢を重ねても、スキルや功績を上げないと収入がアップしない会社もあります。

そのため、実力のあるWebエンジニアであれば高給を得ている人もいますが、中には初任給とほぼ変わらない額でずっと働かされているというケースもあり、満足のいく収入が得られていない人の場合、人生設計などに悩んでしまうこともあるようです。

職業病

Webエンジニアは、オフィス内でのデスクワークが業務の大半を占めます。

クライアントとの打ち合せなどで外出する日もありますが、やはり業務はデスクワーク中心であり、朝から晩までデスクに座りPCと睨む合う日もあります。

そのため、運動不足・腰痛・肩こり・目の疲れ・痔などの職業病を抱えやすいです。

その対策として、帰宅後や休日にはスポーツなどで身体を動かし、アクティブに過ごす人も意外と多くみられます。

また最近は、運動不足解消やリフレッシュのため、オフィス内に簡単な運動スペースやジムなどを設置するWeb系企業も増えてきているようです。

Webエンジニアを辞める理由で多いものは?

Webエンジニアは人気職種であり目指す人も多いですが、一方で耐えられずに辞めていく人も意外といるようです、

辞める理由は、人それぞれではありますが、多いものとしては次のようなものが挙げられます。

<Webエンジニアを辞める理由で多いもの>
・イメージしていた仕事と違った
・プログラミングなどの適性がなかった
・Web、インターネット、プログラミングなどに対して興味がなくなった
・最新の技術を追う日々に疲れた
・エンジニアとして技術スキル不足を感じる、仕事についていけない
・将来のキャリアが不安
・人間関係の不満
・残業の多さ
・給料が安い
など

Webエンジニアは専門的な仕事内容でもあるため、特に未経験で入社してきた人の中には「イメージと違った」、「適性がなかった」などの理由で早々に辞めていく人も見られます。

また、何年か勤務した中堅社員の中には、「最新の技術を追う日々に疲れた」、「技術スキル不足を感じる」、「将来のキャリアが不安」といった理由で辞める人もおり、中にはエンジニアとはまったく別の職に転職していく人もいます。

もちろん、「自分の作りたいサービスがあるため別のWeb企業に転職」、「ヘッドハンティングで転職」、「経験を武器にフリーランスとして独立」など、ポジティブな理由で会社を退職する人もいます。