スポーツトレーナーの現状と将来性

この10年間で志望者が急増中

この10年で、スポーツトレーナーを志望する人が増えています。

たとえば、高校時代に体育系のクラブ活動をしていた人が、卒業後、スポーツトレーナーを目指して専門学校や体育系の大学に進む例が増えています。

大学の体育会系クラブにも、学生が「学生トレーナー」として登録される例も目立つようになりました。

一般大学に在学しながら、スポーツトレーナーの専門学校へ通う人もいますし、一般企業に就職した人が、スポーツトレーナーへの転職を目指して専門学校に通うケースも珍しくないようです。

スポーツの現場でも、傷害予防やトレーニング法の普及とともにスポーツトレーナーが不可欠な存在となっています。

プロ野球やJリーグといったプロスポーツでは、昔から複数のトレーナーが各チームのスタッフになっていますが、最近は社会人や大学のチームはもちろん、高校や地域のスポーツ団体でもスポーツトレーナーと専属契約を結ぶケースが増えているようです。

資格を取っても働き口が少ない

しかし、トレーナーとしての資格を取れば、すぐに、現場で活動できるわけではありません。スポーツ選手を身体面からサポートするのが仕事ですから、やはり経験が必要です。

「筋力トレーニング」一つを取っても、競技によって内容は全く違いますし、選手がケガをした時でも、その部位や症状、時期、その選手のチーム内での置かれた立場などによって対応は大きく変わります。

そのため、豊富な経験をもち、あらゆることを総合的に判断して的確な対応のできる人が求められるのです。

アマチュアの場合、予算の都合で、スポーツトレーナーと専属契約できないチームの方が多いです。

まず、スポーツジムや整体院などで経験を積む

スポーツトレーナーの志望者には、資格を取った後、まずスポーツジムや整体院、接骨院などに就職する人が多いようです。そこでトレーナーや施術者として経験を積みながら、自分の腕を磨いていきます。

また、それらの施設には、特定のチームへトレーナーを派遣しているところがあります。最初は補助的な仕事から始め、スポーツトレーナーとして経験を積んでいくというケースが多いようです。

フリーで活動するのは、なかなか難しい

高校や大学のチームでは、部員が月に1000円とか、2000円ずつ負担し、月に1度か、2度だけ派遣指導してもらうところもあります。

フリーのトレーナーには、そうした高校や大学をいくつも担当して、収入を確保している人もいます。好結果が出ていれば口コミで広がりますので、優秀なトレーナーには依頼が舞い込みますが、そういう人は、ごく一握りです。