スポーツトレーナーの求人・就職状況・就職先選びのポイント

スポーツトレーナーの就職先にはどんなところがある?

スポーツトレーナーはプロ野球やJリーグなどのスポーツチームのスタッフとして働きます。

プロ野球の試合では、1チームにつき12人から8人程度が働いています。

サッカーのJリーグや、バスケットボールのbjリーグなどでも、各チーム数人のスポーツトレーナーと契約しています。

そのほか、企業が抱えるさまざまな競技チーム、全国のクラブチームや大学、高校などのチームでも、スポーツトレーナーと契約しているところがあります。

スポーツトレーナーの勤務先と仕事内容の違い

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スポーツトレーナーの求人の状況

日本では専属契約できる人は限られている

スポーツトレーナーの求人情報はとても少なく、インターネットで見つけることはほぼできません。

日本では、スポーツトレーナーとしての就職先は限られており、専属契約の公募はほとんどありません。

欠員ができても、ほとんどが人脈によって補充されます。

たまたま公募があっても、経験豊富なベテランの応募が殺到し、若い人が入りこむ余地はほとんどないのが現状です。

アメリカではスポーツトレーナーの働き場所が多い

スポーツ大国のアメリカでは、MLB(野球)やNBA(バスケット)、NFL(アメリカンフットボール)といったプロスポーツはもちろん、大学や高校、さらには地域スポーツの現場にもアスレティックトレーナーが存在しています。

少年野球や少年サッカーのクラブにも、メディカル担当のトレーナーがついています。

アスレティックトレーナーの社会的地位の向上に伴い、病院や企業、高齢者施設などでもスポーツトレーナーの雇用が進んでいるため、活躍の場を海外に移すというスポーツトレーナーもいます。

スポーツトレーナー選びは慎重になる

スポーツトレーナーは、契約したトレーナーの実力や人柄にかかる比重が大きくなります。

もし信頼できないトレーナーと契約すれば、チームの成績にも大きく影響するためどのチームもスポーツトレーナー選びには慎重になります。

そのためインターネットや雑誌を通じて公募するより、口コミや派遣会社に依頼するなどして信頼のおける人を選ぼうという傾向が強くなります。

スポーツトレーナーの就職先の選び方

プロスポーツチームのスポーツトレーナーとして働きたい場合、就職先が少なく就職先を選ぶ余地がないのが現状です。

スポーツトレーナーとして経験を積みたいのであれば、まず、インターシップやボランティアなどで経験を重ねたり、スポーツジムや整体院などに就職したりして、一般患者のケアをしながら、契約先を探すというのが近道です。

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スポーツトレーナーの志望動機・面接

スポーツトレーナーになりたい人の志望動機として重要なことは、スポーツが好きということ、そして裏方として、スポーツ選手を支えたいという献身的な気持ちです。

実際にスポーツトレーナーになっている人には、元選手やスポーツ経験者が多く、自身にとって身近な存在であることや自分自身が支えてもらった経験からスポーツトレーナーを目指す人が多いようです。

スポーツトレーナーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

スポーツトレーナーの独特の求人方法

スポーツトレーナーの求人は、主に、次の3つの方法がとられます。

1つは、チームに所属している友人や知人を紹介してもらういわゆる「口コミ」です。

また、辞めるトレーナーがいれば、その人に新しい人を紹介してもらうこともよくあります。

2つめは、インターンシップで働きに来ていた学生が優秀な場合、そのままチームと契約するケースです。

3つめは、トレーナーを派遣する整体院や治療院、派遣会社に依頼するケースです。

まずはスポーツジムや整体院などで経験を積む

実際のスポーツトレーナーの求人で多いものは、スポーツジムやフィットネスクラブ、整骨院などです。

一般人を対象とした活動が主体となり、必ずしもスポーツ選手の担当になれるとは限りません。

しかし、現状としては、街のスポーツジムや整骨院などに勤務し、まずは経験と実績を積むというのが最も一般的なルートです。

自分の腕を磨き、人脈を築いておくことが重要

スポーツトレーナーとしての評判が上がれば、通ってくる高校生や大学生・スポーツ選手らから、顧客や人脈がどんどん広がっていきます。

また、所属のスポーツジムや整体院から派遣され高校や大学のチームを担当して、好成績を上げればスポーツトレーナーとしての評価も高まります。

そのうえで、うまく人脈を利用していけば、自然と道が開けていくものです。

インターンシップを利用する

スポーツトレーナーのインターンシップ

インターンシップとは、学生が、一定期間企業や団体などで「研修生」として働き、就業体験を積む制度です。

あくまで「研修生」なのでほとんどが無給ですが、実際に働くことでその職種や仕事、企業、団体のことをより深く知り、自分に合っているかどうか、正式に就職するかどうかをじっくり考えることができます。

スポーツトレーナーの仕事を体感する

スポーツトレーナーのインターンシップの役割は、実際に働いているスポーツトレーナーと身近に接することで、自分の仕事としてやっていけるかどうか考えるきっかけにすることです。

プロチームや大学、高校などのチームで、見習いとしてチームに帯同するので、スポーツトレーナーの仕事を間近で見ることができます。

専門知識の幅広さ、深さや瞬時の対応力を目の当たりにして、スポーツトレーナーの仕事の大変さを実感します。

アメリカのプロスポーツのスプリングキャンプなど、実際の現場へ参加するインターンシップを斡旋する会社もあり、一週間ほどの体験ツアーが中心ですが、興味があれば、アメリカのアスレティックトレーナーの仕事ぶりに密着することもできます。

スポーツトレーナーとしての経験を積む

2つめの目的は、インターンシップとして働くことで現場体験を積むことです。

最初は雑用係ですが、慣れてくると少しずつ本職のスポーツトレーナーから仕事を任せてもらえます。

こうして現場体験を積むことが、スポーツトレーナーとしてのキャリアとなります。

インターンシップ先で仕事ぶりを評価されれば、正式に採用されたり、他のチームに紹介されたりすることもあるため、スポーツトレーナーとして経験のある人が、よりレベルの高いチームであえてインターンシップをすることもあります。

経験が大きな武器になるスポーツトレーナーの場合、インターンシップで経験を積むことは、将来大きな意味を持ちます。