商品企画の現状と将来性

飽和状態の中で

さまざまなモノ・サービスが溢れる現代社会では、どんなジャンルの買い物でも、個人のニーズにぴったり合ったものがインターネットで瞬時に手に入ります。

一見するとアイディアやニーズが飽和状態になっているようにも見えますが、実力のある商品企画担当者たちは、目に見えない空気としての新しいニーズを日々開拓し、新規商品作りに励んでいます。

その結果、新商品がどんどん発売されては消えていきます。

大ヒット商品になり、末永く市場に流通する商品はほんの一握りです。

数打てば当たる、の精神がないわけではありませんが、それ以上に世の中に飽きられないように、常に一線を走る企業のイメージを崩さないために、どの業界の商品企画担当者も必死なのです。

ますます重要性を増す仕事

商品企画の仕事は、近い将来に機械にとって代わられる可能性が最も低い職業のひとつでしょう。

トレンドを読み、ニーズを見極め、それに合致するアイディアを形にするというのは、機械がまだまだ人間に追いつかない分野だからです。

また、商品がどんどん洗練され、競争が先鋭化していく中、より小さな予算でより面白い商品を、という社内の要求は高まっていくでしょう。

消費者ニーズによりきめ細かく対応していくために、企業内での商品企画部門の細分化が進むかもしれません。

たとえば、シニア向け/若者向け商品企画を分ける、地方向け/都市部向けの商品企画を分ける、といった対処です。

将来の人材に求められること

こういったビジネスの流れの中で、将来的に商品企画に求めれる人材像はどう変わっていくのでしょうか。

まず、個性的なアイディアを出す天才肌タイプを好む企業と、何でもひとりでこなせるマルチプレーヤーを好む企業の二極化が進むかもしれません。

業界にもよるでしょうが、とくに商品サイクルが短い製造業やIT分野では、天才肌タイプの重用が進むのではないでしょうか。

また、得意分野がはっきりしているオタクタイプにもチャンスが巡ってくるかもしれません。コミュニケーション能力のあるオタクだと、なおさらチャンスが広がります。

海外市場に目を向ける企業が増える中、海外でのマーケティングやコネクション作りが増えていく可能性があります。

これまで英語と縁のなかった企業の商品企画担当者でも、徐々に英語力を求められることになるかもしれません。