商品企画の1日
商品企画担当者の1日
商品企画の仕事は業界によって大きく異なる場合がありますが、ここでは日用品製造メーカーで、商品企画と開発を兼ねている人物の1日のモデルを見てみましょう。
9:00
出社。新聞、各種通販誌、インターネットなどを読んで情報収集。市場ニーズや他社製品については常に敏感でいる必要があるため、毎日の情報収集は必須。
すでに販売されている自社製品の口コミや評価をインターネットでチェックし、企画・開発中の商品の参考にすることも大事なマーケティングのひとつ。
10:30
材料メーカーから新素材についての営業を受ける。
素材については自社で作るわけではないので、定期的に各種材料メーカーから新素材のアップデートをしてもらう。
11:30
新規企画の営業評価を行うためパワーポイントで企画書を作成。午後の営業マンとの会議に向け、企画書にアイディアをまとめる。
営業マンは売れるか、売れないかというシビアな視点で意見をくれるため、マーケティングの結果を詳細にまとめ、説得力を持たせないといけない。
12:00
昼食休憩
13:00
引き続き企画書作成。パワーポイントに写真や図表をたくさん入れこんでいたら、思いの他時間がかかってしまう。
14:30
全国の営業マンとTV会議を行い企画評価。いろいろと厳しい意見も出たが、おおむね好評価。
営業部門としては新規企画の商品を後押ししたいというお墨付きをもらう。
15:30
評価が良かったため、今後詳細を進めるにあたり知的財産に抵触しないか知的財産管理部門へ確認。
新規商品のアイディアを、企画書に基づいて詳しく説明。まだ存続期間に当たる他社製品の特許を侵害していないかなどをチェックしてもらう。
16:30
別テーマで設計中の試作が3Dプリンターでできたので確認。
最近ではプラスティック製品だけでなく、布製品や食品なども3Dプリンターで作れる場合があるので、試作の手間が省けて非常に便利だ。
17:00
強度チェック、パーツバランスチェックなどを行い、CADを使用して設計図を修正。
18:30
翌日修正モデルを確認できるよう、修正図面で3Dプリンターを稼働させて退社。