作業療法士の一日

作業療法士は、毎日どのような時間を過ごしているのでしょうか。

ここでは、代表的な職場である病院での働き方を例に、ある1日の過ごし方を見ていきたいと思います。

朝は他職種とのミーティングから

作業療法士の1日は、どのような現場で働くとしても、朝、たいてい担当医・看護師・理学療法士など他職種のスタッフとのミーティング(「カンファレンス」と呼ばれます)からスタートします。

ミーティング内容は朝の挨拶から専門的な言葉のやりとりまで、職場によってさまざまです。

患者さんの状態を共有しつつ、当日行うリハビリやスケジュールなどを確認します。

他職種のスタッフからも話を聞くことによって、自分だけでは気づけないことに気付けたり、情報の伝達不足によるトラブルなどを防ぐことができます。

作業療法の準備

ミーティングが終わると、作業療法を行なうための準備を行います。

決まった作業を日常的に行なうこともあれば、日によって行う訓練がだいぶ異なることもあります。

作業療法士の働き方が体系化されている場合、準備するものは大きく変わりません。

患者さんが使用するマットや椅子、道具などを整え、カルテに目を通し、一人ひとりの患者さんにどのような作業療法を行うのかを確認します。

作業療法の大まかな流れ(午前)

準備が終わり、一度患者さんに作業療法を開始すると、医療の現場ではその日予定されている人が次から次へと来ます。

午前中だけで5名〜10名近くの患者さんを担当することもあるため、休む暇はほぼありません。

お昼の時間には、患者さんの食事を利用したリハビリもよく行います。

自助具を使いながら、患者さんが上手に食べ物を口に運んでのみこめるように訓練します。

作業療法の大まかな流れ(午後)

作業療法士も合間を見て休憩をとり、午後の仕事がスタートします。ここでも、再びミーティングが行われることもあります。

午後も10名程度の患者さんのリハビリを行うことになります。

病棟を回りながら、患者さんの体調や症状に合わせて、車いすからの立ち上がり、トイレ動作、ベッドからの起き上がりなどを訓練していきます。

日によって予定されている人数は違い、午後の早めの時間に訓練が終わることもあります。

1日に予定されていた作業療法がすべて終われば、カルテに記録をしたり、今後の訓練の計画書を作成したりして、その日の仕事は終了となります。

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