検事のやりがい

検事になる動機はさまざま

検事になる動機は人それぞれです。正義の味方になりたい、そんな子供の頃からの夢を実現させる手段として検事を選んだ人もいれば、刑事系の法律に興味関心があり、それを最もいかせる場としてという人もいます。

他にも、先輩に勧誘されて職場の雰囲気も良さそうだったからとか、公務員で安定しているから、弁護士にはいつでもなれるからまず検事を経験してみたい、などなど最初の入り口は異なっています。

社会正義の担い手

動機がなんであれ、検事は社会正義の担い手であるという自覚はどの人にもあります。日本で起こる刑事事件をどのように処理するか、その重要な部分は検事に一任されているのです。

窃盗、強盗、詐欺、暴行、殺人、これらさまざまな刑事事件が起こった場合、容疑者の罪の重さを正確に判断するため裁判を行わなくてはいけません。

しかし、程度の軽いものや犯罪の嫌疑が不十分な場合にまで裁判を求めていては裁判所の機能が停止してしまいます。

そこで程度が軽く裁判の必要がない、証拠が不十分、親告罪で告訴が取り消された場合など裁判に適さない場合は、起訴猶予や不起訴処分とすることがあります。この起訴するか、否かの判断は検察官が行っています。

よく日本の刑事事件有罪率が99パーセント以上であるなどといわれますが、これは起訴する段階で検察官が犯罪をふるいにかけているためでもあります。

刑事系法律の専門家

起訴するか、不起訴処分にするか、その判断は刑法など刑事系の法律に照らしどの程度の罪なのか考えることになります。

また、裁判となる場合、刑事訴訟法に照らした手順で、証拠を集めたり、証拠を精査し法律のどの罪に当たるか正確にあてはめをした起訴状を作成し、裁判を担当します。

これらの作業はデスクワークがほとんどを占め、時間もかかるし神経を使う仕事です。しかし、自分が持つ法律の知識を、直接世の中の役立てることができる場です。

法律の中でも特に刑事系の法律を扱う専門職として、たいへんやりがいのある職業といえます。