検事の勤務地はどこ? 転勤はある?

検事の勤務地

司法試験に合格し、約1年間の司法修習を経た後に二回試験と呼ばれる「司法修習生考試」に合格すれば検事になる資格を得られます。

その後、採用試験検事として採用されればキャリアをスタートできるのですがキャリアによって勤務地は変わります。

新任検事の勤務地

新任検事とは字のごとく検事任官1年目の検事を指し、東京地検本庁が主な勤務地です。

東京地検本庁で講義などの合同教育を受けつつ、実際の事件も自ら担当し、基礎的実務能力を鍛えていきます。

新任明け検事の勤務地

新任検事としての1年間が終了した2〜3年目の検事は「新任明け検事」と呼ばれます。

新任明け検事の勤務地は、地方にある小規模〜中規模庁が主となるようです。

A庁検事の勤務地

4~5年目のA庁検事は東京や大阪、名古屋などの大規模検察庁が勤務地となります。

東京や大阪、名古屋といった大規模検察庁はA庁と呼ばれており、4〜5年目の検事はそこに配属されるため「A庁検事」と呼ばれています。

検事は任官後5年間が指導・育成期間と位置付けられています。

指導・育成の総仕上げとして大都市あるA庁での多種多様な事件を担当し、実践処理能力の習熟を図っていきます。

三席検事の勤務地

A庁検事までの若手時代を経た検事はシニア検事と呼ばれ、全国各地の検察庁で経験を積んだあとのキャリアは三席検事があります。

三席検事の勤務地は地方検察庁です。

地方検察庁では検事正、次席検事に次ぐ位置付けとなり、いわゆる管理職的役割の検事です。

地方検察庁すべてに三席検事が配置されず、刑事部や公判部といった「部」のある大規模地検以外の地方検察庁に配置されています。

次席検事、検事正の勤務地

三席検事の次のキャリアとなるのは次席検事です。

配属される庁のトップに次ぐ位置付けとなり、全国8カ所にある高等検察庁や全国のおもな都市に50カ所にある地方検察庁が勤務地です。

検事正は地方検察庁の長として勤務します。

検事長、検事総長の勤務地

検事長は高等検察庁の長として、全国8カ所の高等検察庁が勤務地です。

検事総長は検察庁すべての職員を率いる最高責任者で、当然ながら最高検察庁が勤務地となります。

検事の転勤

ここまで紹介したように、任官後の新任検事の1年が終わり、新任明け検事時代の2年間は検察庁で勤務し、4〜5年目のA庁検事になればまた別の検察庁で勤務となります。

その後もおおむね2年単位で、大都市や地方の異動を繰り返し検事としての経験を積んでいきます。

検察庁は全国各地に数多く配置されており、そのすべてが勤務対象地となるため、転勤の回数が多いのはもとより、勤務地もバラバラになるでしょう。

地域に長く在籍することで、特定勢力と癒着関係にならないよう短いスパンでの転勤となります。

勤務地の希望が考慮されるわけではないため、そうしたサイクルに慣れるまではさまざまな面で苦労するかもしれません。