検察官の階級・バッジにはどんな種類がある? 検事総長とは?

検察官の階級

検事は検察官というくくりのひとつの階級で、上から順に検事総長、次長検事、検事長、検事、副検事となっています。

司法試験を合格し、司法修習、二回試験、検事採用試験を経た人は最初から検事として任官されますが、検察事務官などから検察の仕事に携わり試験を受けて検察官になった人は副検事として検察官のキャリアをスタートさせます。

ちなみに検事の場合、1年目は新任検事、2~3年目は新任明け検事、4~5年目はA庁検事と呼ばれ、ここまでが検事としての教育期間と位置付けられています。

その後はシニア検事(A庁検事期間を終えた検事)、三席検事(地方検察庁の次席検事に次ぐ立場)、次席検事(属する庁のトップに次ぐ立場)、検事正(地方検察庁の長)というキャリアになっており、そこから上は検事長、次長検事、検事総長となります。

現在の検察官の人数は約2800人で検事は1868人、副検事は899人という内訳になっており、その内、検事総長は1名、次長検事は1名、検事長は8名となっており、検事長より上の階級にいけるのは、ごくわずかだというのがわかります。

階級ごとの検察官の給料

検事と副検事には経験に応じた区分が細かく設けられており、副検事は17号~1号、検事は20号~1号に分けられ数字が低くなれば給料も上がり、副検事1号で月給約57万円、検事1号ともなれば月給約117万円です。

検事から上の階級となると、検事長で月給約119万円、東京高等検察庁の検事長だと月給約130万円、次長検事は月給約119万円、検事総長になると月給約146万円です。

検察官のバッジの種類

検察官のバッジは一種類しかなく、階級によって変わることはありません。

バッジのデザインは1950年に定められており、紅色の旭日に菊の白い花弁と金色の葉によってデザインされ、秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)のバッチとも呼ばれています。

秋霜烈日とは、秋におりる霜と夏の厳しい日差しのことで気候の厳しさの表現する言葉で、その意味が検事の職務の厳しさと理想像に重なるため「秋霜烈日のバッジ」と呼ばれています。

検事総長とは?

検事総長は最高検察庁の責任者であり、検察庁すべての職員を指揮する権限を持っています。

ここ30年以上、東京高等検察庁検事長経験者が検事総長に任官しているため、あくまでも一般論ですが、東京高等検察庁検事長なった人が次期検事総長になるという認識が広まっています。

検事総長をはじめ、次長検事、検事長の3ポストは天皇による認証が必要な官吏(認証官)となっており、その理由は職務上密接に関わる司法組織の最高裁判所判事と高等裁判所長官も認証官であるため、職務上のつり合いをとるためといわれています。

なお検事総長の定年は65歳と定められており、検事総長以外の検察官は63歳が退官年齢です。