検事のつらいこと・大変なこと・苦労

検事のつらいこと・大変なこと

責任の重さ

検事は大変重い責任と権限を持った職業です。

社会全体のためにやりがいのある仕事ができる反面、抱える責任の重さがつらさになる場合もあります。

起訴すれば間違いなく被疑者の人生を左右しますし、被害者やその家族、被疑者の家族などにも影響を与えます。

万が一にもあってはいけませんが、無罪の被疑者を起訴してしまえば社会的な影響も大きく、関係者すべての人を傷つける事態にもなるでしょう。

そうならないために捜査と取り調べは慎重に慎重を重ねますが、精神的につらい日々の連続になる覚悟も求められます。

勤務時間が長く、転勤も多い

勤務場所にもよりますが、基本的に検事の勤務時間は長いです。

職場を出るのが終電間近になることもあり、休日出勤しなくてはならない場合も出てきます。

全体的に検事は人手不足といわれており、一人当たりの担当事件が多いため、どうしても勤務時間は長めになってしまうようです。

また、検事は2年ごとに転勤する機会があるため、1ヵ所に腰を落ち着かせて働き続けることが難しい職業です。

これは、ある地域に長くいることで特定勢力と密な関係になることを防ぐためでもありますが、本人の苦労はもちろん、家族にも負担をかけてしまうのが悩みと話す検事もいます。

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検事の悩み

検事の仕事上での悩みは、重い決断の連続であることが第一に挙げられるでしょう。

上司や同僚、検察事務官にも相談しつつ判断を下すわけですが、最終的な起訴権限は担当検事が持っています。

自分の判断に誤りがないか日々悩み続けるのが検事の仕事といえます。

もうひとつ、効率的な働き方をしなければいけないのも検事が抱えがちな悩みです。

人によっては同時期に20も30も事件を担当するため、それらすべての捜査や被疑者取り調べ、裁判での立証を行います。

加えて資料作成や起訴状作成、取り調べのための調査や裁判準備など、事務仕事も多くのしかかってくるため、いかに効率よく仕事をこなしていくかを考え続けなくてはなりません。

検事を辞める理由で多いものは?

検事を辞める理由はほかの職業同様、人それぞれです。

冒頭でも書いたように、責任の重さと激務がつらくなり辞めるケースは決して少なくありません。

人の人生を左右する判断を下すには相当の覚悟が必要になりますし、プレッシャーも想像を絶するほど大きなものとなります。

長時間勤務や転勤の多さなども重なり、検事を辞める人もいるようです。

ほかにも上司や人事への不満、家庭の事情などでやむなく職場を去る人もいます。