あん摩マッサージ指圧師になるには

「あん摩マッサージ指圧師」の資格が必要

あん摩マッサージ指圧師になるためには、あん摩マッサージ指圧師の国家試験に合格することが必要です。

受験資格を得るためには、あん摩マッサージ指圧師の養成課程がある大学または専門学校で3年から4年学ぶことが必要です。

盲学校の場合は3年から6年の学習期間が必要となります。

学校の数は少なく、国内に20校ほどしかありません。

また、通信制の学校はなく、通学して受験資格を得るしかありません。資格取得を目指すなら、まずは専門の学校を調べて、受験する必要があります。

なお、視覚障害者の場合は、中学卒業後から受験できる配慮もなされています。

あん摩マッサージ指圧師の学校には、はり師、きゅう師の受験資格を同時に得ることができるところがあります。

事前にどの資格の受験資格を得ることができるのか、情報収集しておくとよいでしょう。

国家試験を受ける

専門の学校で学んだ後は、国家試験を受けます。2月上旬におこなわれ、3月卒業見込みの学生も受けられます。試験は筆記のみで、実技試験は行われません。

あん摩マッサージ指圧師国家試験の難易度、合格率

会場が限られており、視覚障害者はほとんどの都道府県で受験が可能ですが、それ以外では宮城・東京・愛知・大阪・香川・鹿児島の6箇所でのみとなっています。

また、試験科目の多くが重複していることから、同時に「はり師」と「きゅう師」の試験を受ける人もいます。

これら3つすべての資格を取った人は「鍼灸マッサージ師」もしくは「三療師」と呼ばれ、就職にも有利にはたらくようです。

あん摩マッサージ指圧師の就職は?

試験の合格発表は3月下旬なので、ほとんどは合格見込みで就職活動をすることになるでしょう。就職のサポートがある学校も多いようです。

就職先には病院や治療院、マッサージ店やスポーツクラブ、介護施設など、さまざまな職場がありますが、個人経営の治療院へ就職する人が多くなっています。

就職状況は良好とまではいきませんが、福祉分野での募集も少なくないので悪くはありません。

あん摩マッサージ指圧師は開業権があるため、就職後は2〜3年間修行をし、独立を目指す人が多くいます。

ですが、就職せずにいきなり開業する人はまれで、まずはどこかに就職して経験を積むことからスタートします。

人の体に直接ふれる、技術的な仕事なだけに、就職してからが本当の第一歩です。学校で学んだ知識をもとに、現場での勉強は一生つづくといえるでしょう。

あん摩マッサージ指圧師の今後の見通し

福祉分野での活躍

あん摩マッサージ指圧師の活躍の場は、福祉の領域にも広がっています。とくに訪問マッサージにおいて需要が増えてきています。

高齢化社会を迎える中で、リハビリテーションや介護の場でも働くことができるため、あん摩マッサージ指圧師の需要は高まっていくと考えられます。

また、あん摩マッサージ指圧師の実務経験があることで、ケアマネージャーの試験科目が一部免除されるという規定もあります。

ケアマネジャーの仕事

あん摩マッサージ指圧師のデータ

あん摩マッサージ指圧師の人数の推移

あん摩マッサージ指圧師として従事する人の数は増え続けています。平成26年のあん摩マッサージ指圧師の従事者は113,215人となりました。
あん摩マッサージ指圧師数の推移_26

あん摩、マッサージ及び指圧を行う施設所数

あん摩、マッサージ及び指圧を行う施設所数は若干減少している傾向にあります。
あん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所_26

あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所

一方でにあん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所の数は増加をしつつある状況です。あん摩、マッサージ及び指圧だけでなく、はり、きゅうを同じ施設内で行う所が増えているようです。
あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所_26