あん摩マッサージ指圧師に向いている人とは？ 適性や必要な能力を紹介

あん摩マッサージ指圧師に向いている性格・適性

コミュニケーション能力

あん摩マッサージ指圧師の仕事は、技術が大切なのはもちろんですが、何より「人と直接ふれあう仕事」です。

技術はあっても、慣れないうちはとくに患者さんとのコミュニケーションに苦労する人が多いようです。

体のどこがどのようにつらいのかを、すべての患者さんから聞き出すのは難しいものです。

経験も重要ですが、もとから人と接することが苦ではない人より、会話が好きな人のほうが向いているといえるかもしれません。

また、相手の反応から、痛がっているかどうかなどを察知できるセンスも大切でしょう。

あん摩マッサージ指圧師は施術時間が長く、患者さんと多くのコミュニケーションを取ることになるため、

• 人当たりがよい
• 接客能力が高い

ことが望まれます。

癒しを提供できること

患者さんは、体の痛みを訴えて来る人がほとんどのため、

• 優しい話し方
• いたわりの気持ち
• 痛みなどに共感できる感受性

も大切です。

また、お店によっては、リラクゼーションを求めて来る人も多いため、

• 日常を離れて、ストレスから解放されるような空間づくり
• 疲れを癒してあげられる能力

も求められます。

現時点では、あん摩マッサージ指圧師は男性の割合が高いですが、美容や癒しの観点からも、今後は女性の活躍も増えるのではないかと考えられます。

体力と健康

あん摩マッサージ指圧師は、施術に器械を使わないため、当然のことながら腕や指を酷使する仕事です。

ほとんどが立ち仕事なので、足腰にかかる負担も大きく、丈夫で疲れにくい体と体力はもちろん必要です。

もともとあまり筋力がなくても仕事をしていく中で、自然と筋肉や握力がアップする人も多いようです。

また、患者さんの身体の症状を緩和するには体が資本となるため、自分の体の健康もつねに保つことが求められます。

あん摩マッサージ指圧師になるには？ 必要な資格は？

あん摩マッサージ指圧師に必要なスキル・能力

心の触れ合いを大切にできること

あん摩マッサージ指圧師に必要な専門的な手技は勉強や練習を続けることで上達が望まれるものの、それ以上に大切なのは「心」のもち方です。

いくらあん摩マッサージ指圧師が素晴らしい技術を持っていても、

相手の症状を緩和したい
少しでもリラックスして欲しい[/
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という心の面をおろそかにしているようでは、治療の効果は減ってしまうといえます。

治療では、直接患者さんの身体に触れていくため、患者さんもあん摩マッサージ指圧師の気持ちを、感覚的に察知できるのかもしれません。

あん摩マッサージ指圧師は、どんなに忙しく疲れていても、いつでも患者さんを思いやることが大切です。

どんな人とも対等に、誠実に接すること

あん摩マッサージ指圧師は、毎日たくさんの患者さんと接します。

その中には、少し気難しい人や、なんとなく相性が合わないなと感じる人との出会いもあるかもしれませんが、個人的な感情は決して出してはいけません。

どの患者さんも症状に悩み、助けを求める思いであん摩マッサージ指圧師の元を訪れているため、患者さんを裏切ることなく、誰に対しても対等で誠実に対応することが大事です。

あん摩マッサージ指圧師に向いていないのはどんな人？

近年、街にはマッサージサロンやボディケアの店があふれているため、マッサージに対して「気軽に受けられるもの」というイメージをもつ人が増えているかもしれません。

しかし、あん摩マッサージ指圧師は、医師など他の医療職と同様に「人の健康を預かる」という重要な役割を担っています。

もし、あん摩マッサージ指圧師が適当な治療を行えば、患者さんの症状が悪化してしまう可能性もあるのです。

この仕事は、国家資格を取得したらゴールではなく、「人を助けたい」という気持ちを忘れずに、日々努力とスキルアップを目指す気持ちが求められる仕事です。

「あん摩マッサージ指圧師に向いている人」のまとめ

あん摩マッサージ指圧師に向いている性格・適性として、コミュニケーション能力が高いことや、癒しを提供できること・体力と健康が十分あることが挙げられます。

あん摩マッサージ指圧師に必要なスキル・能力として、心の触れ合いを大切にできることやどんな人とも対等に誠実に接することが挙げられます。

この仕事は、「人を助けたい」という気持ちを忘れずに、日々努力とスキルアップを目指す気持ちが求められます。