あん摩マッサージ指圧師の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説
「あん摩マッサージ指圧師」とは
東洋医学に基づく手技を用いて血行の流れを良くし、筋肉のこりや痛みを和らげる。
あん摩マッサージ指圧師とは、「身体をなでる・押す・揉む」などの手技によって血行の流れをよくし、こりや痛みを和らげる施術者のことです。
「あん摩マッサージ」は東洋医学に基づく施術であり、基本的には器具は用いず、自然治癒力や免疫力を高めることを目的としています。
「整体師」や「セラピスト」などとは異なり、あん摩マッサージ指圧師として働くには国家資格が必要です。
あん摩マッサージ指圧師の養成課程がある学校で3年以上(盲学校の場合は3年または5年)学び、国家試験に合格することで資格が取得できます。
あん摩マッサージ指圧師は、かつては視覚障害者の割合が多い職業でしたが、現在では健常者がこの職業を目指すケースも増えています。
おもに個人経営の治療院に勤務しており、数年間の経験を積むと、独立をする人も出てきます。
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- あん摩マッサージ指圧師になるには? 必要な資格は?
- あん摩マッサージ指圧師の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説
「あん摩マッサージ指圧師」の仕事紹介
あん摩マッサージ指圧師の仕事内容
東洋医学に基づき、手技を用いた施術をする
あん摩マッサージ指圧師とは、手のひらや指を使った施術により、身体の血行の流れをよくし、こりや痛みを和らげる施術者のことです。
基本的に器具は使わずに「手技」により、自然治癒力や免疫力を高めることを目的とした、東洋医学に基づく施術を行います。
あん摩マッサージ指圧師の施術内容は、肩こりや腰痛の軽減のほか、スポーツ分野におけるコンディション調整や美容、リラクゼーション分野でも取り入れられています。
なお、あん摩マッサージ指圧師の行うマッサージは「医療擬似行為」となり、軽めの捻挫や打撲など急性のケガなどでは、医師の同意書があれば健康保険が適用されます。
はり師やきゅう師の国家資格をあわせ持つ人も
あん摩マッサージ指圧師は、国家資格を取得して働く職業です。
「あん摩」「マッサージ」「指圧」はそれぞれ異なる施術方法ですが、いずれも身体を「なでる・押す・揉む」といった手技で症状の改善を目指すことが共通しています。
なかには、同じ東洋医学に基づく施術者である「はり師」や「きゅう師」の国家資格を取得する人もおり、あん摩マッサージ指圧師と合わせた3つの有資格者を「あはき師」や「三療師」と呼ぶことがあります。
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あん摩マッサージ指圧師になるには
あん摩マッサージ指圧師の国家資格取得を目指す
あん摩マッサージ指圧師になるには、所定の学校を卒業後、国家試験に合格する必要があります。
詳しく紹介すると、まずは国家試験の受験資格を得るために、あん摩マッサージ指圧師の養成課程がある大学または専門学校に進学します。
このような養成施設では、3年~4年かけて解剖学や生理学などの専門科目と技術を学んで国家試験へと挑みます。
なお「はり師」と「きゅう師」の国家試験とは試験科目の多くが重複していることから、同時にすべての試験を受ける人もいます。
これら3つの資格を取った人は「あはき師」もしくは「三療師」と呼ばれ、就職にも有利にはたらく可能性が高いです。
なお、盲学校の場合には、学校によって3年もしくは5年の訓練期間が必要です。
資格取得後は治療院などへ就職し、経験を積む
あん摩マッサージ指圧師の国家資格取得後は、病院のリハビリテーション科や整形外科、あるいは治療院、マッサージ店などへ就職する人が多いです。
このほか、あまり数は多くありませんが、スポーツクラブや介護施設などでも求人が出ることがあります。
訪問リハビリマッサージなどの分野で活躍する人もいます。
独立・開業も目指せる職業ですが、まずはこうした職場で雇われて働き、経験を積む人がほとんどです。
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あん摩マッサージ指圧師の学校・学費
あん摩マッサージ指圧師になれる学校の数は全国で20程度
あん摩マッサージ師になるためには、厚生労働省や文部科学省が認定したあん摩マッサージ指圧師の養成課程がある学校に進学する必要があります。
学校の種類としては大学や専門学校がありますが、その数はあまり多くなく、全国で20校ほどとなっています。
そのため、倍率は高くなる傾向にあり、十分な入試対策が必要です。
なお、あん摩マッサージ指圧師の養成学校には夜間課程を設置する学校はありますが、通信講座で学ぶことはできません。
学費は、初年度納入金で見ていくと大学・短大は約180万円から200万円前後、専門学校が約120万円から250万円前後です。
ダブルライセンスを目指せる学校もある
あん摩マッサージ指圧師の養成学校には、同じ東洋医学の治療家である「はり師」「きゅう師」の受験資格を同時に得ることができるところがあります。
まだどの分野に進むか決めきれていない人や、将来は東洋医学のプロフェッショナルとして幅広く活躍したい人などが、これらすべての資格取得を目指すことが多いです。
ダブルライセンスを目指すとなると学費はプラス100万円ほどかかる学校が多いですが、国家試験には共通科目も多く、将来的なキャリアの幅が広がりやすいなどメリットがあるため、検討してみるのもよいかもしれません。
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あん摩マッサージ指圧師の資格・試験の難易度
合格率は8割を超えることがほとんど
あん摩マッサージ指圧師国家試験は年に1回実施されており、合格率は、ほぼ毎年80%を超えています。
試験内容は筆記試験のみで実技試験はなく、養成学校在学中にきちんと授業を受けて、予習・復習もしていれば、問題なく合格できるレベルといえるでしょう。
養成学校では、国家試験対策の授業も行われているため、学校での日々を大切に過ごしていれば合格できるはずです。
国家試験よりも養成学校への入学のほうが難しいといわれる
あん摩マッサージ指圧師の場合、国家試験よりも養成学校に入学するほうが難しいという声も聞かれます。
その理由は、養成学校自体の数と募集人数が少なめとなっていることです。
もともとあん摩マッサージ指圧師は、視覚障害者のための仕事という側面が強くあったため、それ以外の資格者が増えすぎないように規制がかけられていました。
現在は規制緩和も進み、健常者がこの仕事に就く例が増えていますが、それでも養成学校の数は全国でも20校程度と限られています。
まずはスタートラインに立つために、進学したい養成学校の受験対策をしっかりすることが大事だといえるでしょう。
あん摩マッサージ指圧師の給料・年収
ある程度の金額は見込めるが、給料の伸び幅が小さい場合も
求人サービス各社の統計データを見ていくと、あん摩マッサージ指圧師の平均年収は400万円前後になると考えられます。
就職先は病院や治療院、リラクゼーションサロンなどさまざまな場所がありますが、このなかでは病院の待遇がよく、各種社会保険や有休休暇、育児休業制度なども整っているところが多いようです。
治療院やリラクゼーションサロンでも病院と同じような待遇が望める場合もありますが、小規模な勤務先では福利厚生が整っていないこともあります。
経験を積めば少しずつ昇給が見込めます。
しかし、そこまで大きな収入の伸び幅ではなく、よりよい給料が望める場へ転職する人もいます。
指名数によって収入が変動する勤務先もある
あん摩マッサージ指圧師の勤務先のなかには、指名数によって収入が変動するしくみをとっているところがあります。
その場合、どれだけ多くの患者さんから指名を受けられるかが、収入を伸ばすポイントとなります。
とくに訪問マッサージでは「基本給+歩合制」になることが多く、頑張れば頑張るほど収入はアップするでしょう。
全体としては、ある程度の経験を積むと独立・開業を目指す人が多く、雇われているときよりも高額な収入を手にしている人もいます。
しかし、独立後は技術の高さはもちろんのこと、営業力や経営能力も求められるため、誰もが成功できるとは限りません。
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あん摩マッサージ指圧師の現状と将来性・今後の見通し
国家資格取得者である強みはあるが、競争は厳しい
あん摩マッサージ指圧師は、医学の基礎や身体のしくみを理解し、正しい施術ができる人材として、病院などの医療現場で信頼を集めてきました。
また、現代は「癒やし」や「リラクゼーション」を求める人が多く、あん摩マッサージ指圧師の活躍の場は広がっています。
たとえば、最近では訪問リハビリマッサージなど、介護領域でも活躍する人がいます。
さらにこの仕事は美容分野でもニーズがあり、フェイシャルエステや美顔などを目的にしたお店では、女性のあん摩マッサージ指圧師を求めるところも増えてきています。
有資格者のいないマッサージや整体のお店が乱立しているなか、正しい知識と技術を身につけたあん摩マッサージ指圧師は、今後さらに信頼を集めていくでしょう。
一方、マッサージ関連の治療院や施術院の数は増加傾向にあるため、知識と技術を磨きつつ、必要ならば関連する他資格も積極的に取得していく向上心が求められるでしょう。
あん摩マッサージ指圧師の就職先・活躍の場
治療院などに勤める人もいれば、独立して働く人もいる
あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得した人は、病院のリハビリテーション科・整形外科や、マッサージ店や治療院などに就職するケースが目立ちます。
また、最近では訪問リハビリマッサージなど在宅医療の現場でも需要が高まっているほか、スポーツの世界に入ってアスリートのトレーナーとなる人、リラクゼーション系のサロンや美容業界で知識・スキルを生かして活躍する人もいます。
あん摩マッサージ指圧師に加えて「鍼灸師(はり師・きゅう師)」や「柔道整復師」といった近い領域の国家資格をあわせ持っていると、施術の幅が広がるでしょう。
また、この資格をもつ人の特徴として、独立・開業する人も多いことが挙げられます。
治療院などである程度の経験を積んでから自分の治療院を出す人が多いですが、比較的早い段階で独立に踏み切る人もいます。
あん摩マッサージ指圧師の1日
患者さんの施術を中心とした1日を過ごす
あん摩マッサージ指圧師は、病院や診療所などの医療機関をはじめ、治療院やマッサージ店、介護施設、さらにはスポーツや美容関連施設など多様な場所で活躍しています。
1日の過ごし方や勤務時間は勤務先によって異なりますが、いずれの場でも、お客さまや患者さんに対しての施術をする時間が長くなります。
ここでは、治療院で働くあん摩マッサージ指圧師の1日を紹介します。
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あん摩マッサージ指圧師のやりがい、楽しさ
自分の施術によって患者さんの身体の状態がよくなること
あん摩マッサージ指圧師が大きなやりがいを感じる瞬間のひとつは、自分の施術によって、目の前の人を元気にできたと実感できたときです。
最初に来院されたときはつらそうにしていた患者さんが、次第に元気になっていき「先生ありがとう」と声をかけてくれたときには、安心するとともに、この仕事をやっていてよかったと感じられるでしょう。
また、あん摩マッサージ指圧師は、スキルを身につければ日本全国どこでも自分の身ひとつで活躍できる可能性がありますし、技術力が高まることによって、より多くの人を助けることができます。
独立・開業し、自分の理想の治療院を営業していくことにやりがいを感じる人も少なくありません。
あん摩マッサージ指圧師のつらいこと、大変なこと
正しい役割を理解されていないと感じることも
あん摩マッサージ指圧師は、国に認められた養成課程できちんと学び、国家資格を取得した指圧やマッサージのプロフェッショナルです。
本来、治療目的で人の体を揉むなどすることは、医師以外では、あん摩マッサージ師の国家資格を得なければ行うことができません。
それにも関わらず、一般の人々にとっては有資格者と無資格者の違いがよくわからず、無資格者が行うリラクゼーション系の店も含め、すべて同じ「マッサージ店」として認識されているケースも多々あります。
有資格者は開業が認められているものの、せっかく身につけた知識や技術がうまく生かせずに「開業しても食べていけない」と、やむなく廃業する人もいます。
患者さんやお客さまに対しても、あん摩マッサージ指圧師の正しいあり方、役割を人々に伝えていくことに苦労を感じることがあるかもしれません。
関連記事あん摩マッサージ指圧師のつらいこと・大変なこと・苦労
あん摩マッサージ指圧師に向いている人・適性
一人ひとり異なる患者さんに寄り添えること
あん摩マッサージ指圧師が施術をする患者さんは、身体のどこかしらにつらい症状を抱えています。
一人ひとり異なる状態の患者さんと接し、会話や施術時の反応からどこか悪いのかを察知しなくてはならないため、観察力・洞察力にすぐれている人はこの仕事に適性があります。
もちろん、その前提として「患者さんを元気にしたい」という気持ちは欠かせません。
思いやりの心、いたわりの心をもって、目の前の患者さんに真摯に向き合っていくことが重要です。
人と接することが好きで、健康に興味があり、自分が身につけた技術によって困っている人を助けたいと考えられるような人は、あん摩マッサージ指圧師に向いているといえるでしょう。
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あん摩マッサージ指圧師志望動機・目指すきっかけ
手に職をつけたい、独立したいという夢をもつ人も
あん摩マッサージ指圧師を目指す人は「身体の不調に悩む人を助けたい」「人間の健康に興味がある」といった思いをもっているケースが多いです。
また、自分自身が病気や心身の不調に悩んでいたり、スポーツでのケガをきっかけに、あん摩マッサージ指圧師の施術を受けて楽になったという経験から、この仕事を目指す人もいます。
最近では「手に職をつけて、年齢を重ねても働ける仕事」とという観点から、この職に興味をもつ人も増えているようです。
社会人として働いているうちに、あん摩マッサージ指圧師に興味をもつようになり、あらためて一から勉強をスタートするといったケースも決してめずらしくはありません。
なお、あん摩マッサージ指圧師は独立も目指せるため、早い段階から将来的には自分の治療院を開業するという夢をもっている人もいます。
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あん摩マッサージ指圧師の雇用形態・働き方
正社員や派遣、アルバイトなど多様な働き方が可能
あん摩マッサージ指圧師は、正社員や派遣社員、あるいはアルバイト・パートなど、さまざまな形態で働いています。
病院や治療院などでは正社員としての求人も多数出ており、「鍼灸師」や「柔道整復師」を含めた複数の国家資格を取得していると、就職時に有利になることがあるようです。
また介護施設やデイサービスなどの施設においては派遣のニーズも比較的高くなっています。
パートやアルバイトの求人もあるため、フルタイム勤務が難しい人でも、働く時間や曜日など、自分の希望に合う働き方を見つけることができるでしょう。
どのような雇用形態であっても、あん摩マッサージ指圧師として患者さんに施術をする場合には国家資格の取得が必要です。
あん摩マッサージ指圧師の勤務時間・休日・生活
営業時間に合わせて働くのが基本
あん摩マッサージ指圧師の勤務時間は、職場によってさまざまです。
病院などの医療機関に勤務する場合は、診療時間である9:00〜18:00くらいの間で働くことが多いでしょう。
街のマッサージ店や治療院も同様ですが、都市部を中心に、もう少し夜遅くまで営業するところもあります。
営業時間がとくに長い場合には、複数のスタッフが交代しながらシフト制で働く可能性が高いです。
休日は、土日を休みとする完全週休2日制のところもありますが、基本的には各店舗の休業日に合わせ、勤務先によっては平日中心になります。
あん摩マッサージ指圧師は、長時間の残業になることはほとんどなく、規則正しい生活を送りやすいでしょう。
ただし独立・開業した場合には、施術以外に経営面なども自分で進めていかなくてはならず、より忙しくなるかもしれません。
あん摩マッサージ指圧師の求人・就職状況・需要
病院や治療院を中心に、日本全国で求人がある
あん摩マッサージ指圧師の求人は、街の治療院や各種マッサージ店のほか、病院では整形外科やリハビリテーション科を中心に出ています。
スポーツクラブや実業団に就職をして「スポーツトレーナー」として勤務するパターンもあります。
また、近年とくに需要が増えているのは、介護施設・デイサービスなどでの「機能訓練指導員」としての仕事です。
さまざまな活躍の場があるため、労働条件など、希望にあった就職先を選ぶことができるでしょう。
国家資格の強みを生かして、日本全国で働けるチャンスがある職業です。
とくに、都市部では夜間営業をする施設が多く存在しているために、より多くのあん摩マッサージ指圧師のニーズがあるといわれています。
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あん摩マッサージ指圧師の転職状況・未経験採用
夜間の学校へ進学して転職を目指す人も多い
あん摩マッサージ指圧師は、国から正式に認められているマッサージの国家資格です。
社会的な信用度も高く、医療や介護、スポーツなど、さまざまな領域でニーズがあるため、転職はそこまで難しいことではありません。
社会人としてある程度のキャリアを積んだ人が「手に職をつけたい」「独立を目指したい」といった理由から、あん摩マッサージ指圧師への転職を目指す例も少なくありません。
ただし、国家資格取得は誰でもすぐにできるわけではなく、まずは養成校で学ぶ必要があります。
養成学校には夜間部を設置するところもあるため、昼間に仕事を続けながら国家試験合格を目指すことも可能です。
この職業は、年齢もさほど重視されないため、あとは本人の努力や熱意次第で未経験からの転職も難しくはないでしょう。
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夜間や通信であん摩マッサージ指圧師の資格は取れる?
ごくわずかの学校に夜間部があるが、通信での資格取得は不可能
あん摩マッサージ指圧師になるには、あん摩マッサージ指圧師の養成課程のある学校で学んでから、国家試験を受験して資格を得る必要があります。
あん摩マッサージ指圧師の養成学校は多くが専門学校で、昼間に授業が行われるところがほとんどです。
ただし、ごく一部の学校では「夜間部」を置いています。
夜間部は、夕方以降に授業がスタートするため、昼間に働いている人でも仕事を続けながら学べるのが最大のメリットです。
なお、あん摩マッサージ指圧師は通信講座で目指すことはできず、どこかしらの学校に通学しなくてはなりません。
養成学校全体でも全国に20校ほどしかなく、とくに夜間部のある学校となると関東や関西の一部の地域に集中しているため、学校選びは慎重に行いましょう。