鉄鋼メーカー社員として働くには(大学・学歴・学部など)

鉄鋼メーカーの採用試験を受験

鉄鋼メーカー社員として働くには、各鉄鋼メーカーが実施する社員採用試験を受験する必要があります。

国内の鉄鋼メーカーは、大きく以下の3つのグループに分けられます。

1.高炉メーカー
2.電炉メーカー
3.その他(特殊鋼専業メーカーなど)

このうち、「高炉メーカー4社」といわれる新日鐵住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼は、鉄鋼メーカーのうち最大手となっています。

組織としての規模が大きく、基本的に新卒採用試験を毎年実施。例年、だいたい100名以上の新卒社員を採用しています。

これ以外にも、電炉メーカーや特殊鋼専業メーカーなどがたくさんあり、新卒採用を実施している企業はいくつもあります。

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大学や学部・学科の指定は?

鉄鋼メーカーの新卒採用試験は、たいてい「事務系」と「技術系」の2つの区分で行われています。

多くの企業において、学歴は「大学院または4年制大学を卒業見込み」であることが求められますが、一部、「すでに大学院または4年制大学を卒業されている人で、就業経験のない人」も応募できる企業があります。

また、高等専門学校の学歴でも応募できる企業もあります。

事務系は、営業、生産管理経理、財務、法務、人事といった幅広い職種に携わり、技術系は研究開発、設計、生産技術品質管理、技術営業などの仕事に携わります。

事務系の場合、学部・学科は不問とされていることがほとんどです。

技術系に関しても、応募に際して学部・学科が限定されるないこともありますが、専門性の高い仕事に就くことから、機械、金属、材料、電気、電子、情報、化学、物理、経営工学、土木、建築、水道、衛生、数理、環境、生物といった理工系学生を対象としている企業が中心となります。

採用の状況は?

2020年の東京五輪に向けた新たな建築物の建設ラッシュ、鉄道や高速道路といったインフラ整備が進むことが予測されることから、鉄鋼の需要は拡大傾向にあります。

大手メーカーでも年度によって求人数に若干の上下はあるようですが、しばらくは安定した状況が続くものと考えられます。

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鉄鋼メーカー社員の志望動機・面接

志望動機

鉄鋼メーカーの志望動機として多いものは、「鉄鋼が身の回りのさまざまなものに利用されていることを知り、産業を支える鉄づくりの仕事に携わりたいと思った」というものです。

自動車、鉄道、船舶などの輸送機をはじめ、建物や橋、あるいは家電、容器や缶といった暮らしに身近なものまで、ありとあらゆるものづくりに鉄は使われています。

世界的にも評価が高い日本のものづくりを支える存在として、鉄鋼産業や鉄鋼メーカーはなくてはならない立場にあるといえます。

こうした「社会に不可欠な仕事」に携われることに魅力を感じたことによって、鉄鋼メーカーを志望するに至っている人がたくさんいます。

また、製鉄は大きな工場で行われるため、会社説明会などで工場見学などを経験したときに、そのダイナミックな仕事内容に魅了されてという人も少なくないようです。

もちろん、大学や大学院で材料学などの勉強や研究をしてきた人は、学んだ知識を生かしたいという気持ちで志望するケースも多くあります。

なお、国内に鉄鋼メーカーは数多くあるため、「なぜ、この会社なのか?」という問いに対する答えについても、志望動機に盛り込んでおきたいものです。

面接で重視すべきポイント

鉄鋼メーカーの面接では、さほど変わったことを問われることは多くないようです。

ただし、大手鉄鋼メーカーでは、内定に至るまでの複数回の面接が行われることが珍しくありません。

志望動機、自己PR、学生時代に学んだこと、アルバイト経験、自分の強みと弱み、入社後にどのような仕事がしたいか、といった一般的なことをきちんと答えられるようにしておくとよいでしょう。

もちろん、鉄鋼業界についての現状について研究しておくことも大切です。

なお、製鉄業界はグローバル展開を積極的に行っている企業が多いため、職種によっては海外で働くことに対する考え方を問われることもあるようです。

面接や志望動機の対策

鉄鋼メーカーの志望動機は、なぜ鉄鋼メーカーなのか、鉄鋼メーカーの中でもなぜその会社なのかということがしっかりと伝わるようにする必要があります。

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