鉄鋼メーカー社員のつらいこと、大変なこと、苦労

大きなスケールの仕事が多い

鉄鋼メーカーは、ありとあらゆるものづくりを支える存在として、大きなプロジェクトに多数関わっていきます。

場合によっては億単位、ときには100億をも超えるような巨額のプロジェクトを任されることもあり、やりがいがある反面、かかってくるプレッシャーは相当なものとなります。

また、自分が担当する製品が、たとえば自動車や建物など、社会を支えるために作り出されるものの一部となることを考えると、適当な仕事はできないという気持ちになるものです。

プロジェクトが大きくなればなるほどそこに関わる人の数も増え、忙しさは増していきます。激務が続くと疲れることもありますが、すべてやり終えたときの充実感は計り知れません。

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全国転勤や海外赴任の可能性も

大手鉄鋼メーカーの総合職として勤務すると、全国各地への転勤や海外赴任の可能性が出てきます。

部門や職種によって異なるため一概にはいえませんが、数年ごとにあちこちへ転勤するといった人もおり、そのたびに生活環境が変わることに苦労するかもしれません。

また、転勤はなくても出張が多く、多忙な毎日を過ごす人もいます。

どうしても転勤を避けたいということであれば、大手ではなく、さほど大きくない規模の会社を選ぶとよいでしょう。

全国各地に事業所を持たない鉄鋼メーカーも存在しますから、そうした企業であれば転勤ということは避けられます。

また、特定のエリアのみで働ける職種もあります。

業界再編の動きが活発

世界各国のみならず、日本の鉄鋼業界でも近年、業界再編の動きが強くなっています。統合や合併をして経営力を強化し、国際競争力を強化しようとしている傾向にあります。

日本の鉄鋼業界は、古くからものづくりを支える重要産業としてのポジションを築き上げてきましたが、今後もこうした流れが続くと見られており、大きな組織変更が行われる可能性は決して低くありません。

ますます厳しい競争の中で、個々の社員にはより業務にまい進していく姿勢が求められていくことが考えられます。

大手鉄鋼メーカーに入ったから一生安泰というわけではないことは、十分に覚悟しておく必要があるといえるでしょう。