人材派遣会社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
人材派遣会社に向いている性格・適性
「人」に対する興味関心がある人
人材派遣会社の社員に向いているのは、何よりも「人」に対しての興味関心がある人だといえます。
人材業界の仕事は、形ある「モノ」を売るのではなく、人と人をつなげる無形の「サービス」を提供することです。
そこには絶対的な正解がないからこそ、自分自身で最良の答えを見つけていかなくてはなりません。
人の考えや価値観は十人十色で、マニュアル通りにいかないことも多々あります。
それが仕事の難しさにもなりますが、自分で試行錯誤して、目の前の人が喜んでくれたときには、大きな喜びを味わえるはずです。
派遣スタッフとの面談などを通して、ときに人間の心の深いところにまで迫ることもあるからこそ、人が大好きで、人と接する仕事がしたいと本気で思える人に向いている仕事だといえるでしょう。
人の可能性を信じ、キャリアや活躍を支援したい人
人材派遣会社の役割は、人のキャリアに関する「挑戦したい気持ち」や「夢・目標」に寄り添い、後押しすることでもあります。
だからこそ、「人を応援したい、サポートしたい」という気持ちを強く持っており、そこに対して情熱を注げる人に向いている仕事です。
もちろん働き手を求めるクライアント企業からも、スキルや条件がマッチした適切な人材を送り込むことができれば大いに喜ばれます。
人材派遣会社の仕事は、基本的には「人助け」といった要素が強い仕事になるため、人のために頑張ることが苦痛にならない人、人を助けて喜んでもらえることが自分の喜びになるといった人に向いています。
強い意志を持ち、物事をやりきることができる人
人材派遣会社の仕事は人を相手にするからこそ、自分の思い通りにならないことも多々あります。
ときにはクライアント企業と派遣スタッフの板挟みになって窮屈な思いをするかもしれませんし、クレームやお叱りの声を直接受けて、落ち込みそうになることもあるでしょう。
そんなとき、すぐに落ち込んでしまうのではなく、どうすれば物事を解決させられるのかを冷静に考えて、真摯に対応する姿勢が求められます。
決して喋りが上手でなくても、心の中に情熱を持ち続けていれば、きっとその思いは他の人にも届くでしょう。
どんなに苦しい状況にいても「これをやる」と決めたことについて最後まで諦めずにやり遂げられる人が、人材派遣会社社員には向いています。
20代で正社員への就職・転職
人材派遣会社に向いていないのはどんな人?
人材派遣会社の仕事では、働き手を求める企業側の意向と、働きたいと考えるスタッフの意向、この双方の思いをくみ取らなくてはなりません。
人材派遣会社社員は、お客さまとなる企業やスタッフから、日々さまざまな要求をぶつけられるでしょう。
自分の考えや思い通りに事が運ばないことは日常茶飯事です。
そんなとき、プロフェッショナルの立場としてアドバイスや提案をするのは大切ですが、自分の意見を押しつけがましく相手に伝えても、仕事はうまくいきません。
人材派遣会社は、あくまでも企業とスタッフの思いを引き出しながら、両者をうまくつなぐサポート役のような存在です。
したがって、自分が前面に立つのが好きだったり、主役になって目立ちたいタイプの人には、あまり仕事が楽しくないと感じてしまうかもしれません。