印刷会社社員の年収はいくら？ 給料相場をくわしく解説
印刷会社社員の平均年収・給料の統計データ
印刷会社社員の平均年収・月収・ボーナス
印刷会社の平均年収は、300万～500万円前後とされています。
ただし、企業によって給与にはだいぶ差が出ており、売上高や組織規模が大きな企業ほど平均年収も高めとなっているようです。
求人サービス各社の統計データ
| 職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
| その他の出版・印刷関連職 (転職会議) |
344万円 | 20代前半：285万円 |
| 20代後半：326万円 | ||
| 30代：340万円 | ||
| 40代以上：387万円 |
上記のデータから、印刷会社社員の年収は300万円台であることがわかります。
印刷会社社員の手取りの平均月収・年収・ボーナスは
仮に年収350万円と仮定すると、手取りの金額は約270万円前後になります。
月あたりの手取りは約20万円～21万円となるでしょう。
日本人の一般的な年収が420万円とされていることから考えると、若干低めといえます。
印刷会社社員の初任給はどれくらい？
印刷会社社員の初任給は、20万円前後とされています。
凸版印刷の場合、学士卒では月給20万9,000円 (高専専攻科含)、修士了では月給22万6,500円とされています。
一方、大日本印刷の場合は高専卒が月給192,000円、大卒が月給218,000円、修士了が月給238,000円とされています。
印刷会社社員の福利厚生の特徴は？
企業によって異なりますが、一般的には財形貯蓄制度、財形融資制度、保養所、運動施設、社員持株制度、各種団体保険などが挙げられます。
福利厚生に関しては大手のほうがより充実しており、小さな企業のなかには福利厚生がほとんどないといったこともあるようです。
就職先を探す際には、内容をよく確認しておいたほうがよいでしょう。
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印刷会社社員の給料・年収の特徴
企業によって年収に差が
印刷会社は凸版印刷と大日本印刷という大手2社がシェアの多くを占めていますが、それ以外にも中小規模の会社がたくさんあります。
大手であれば平均年収600万円～700万円程度となっていますが、非常に小さな企業のなかには平均年収300万円台にとどまっているところもあるようです。
同じ印刷会社であっても、給与面は各社でだいぶバラつきがあると考えておいたほうがよいでしょう。
大幅な年収アップは望みにくい
印刷会社は比較的歴史が長い企業が多く、安定して働きやすい環境がある一方、ITベンチャーのような若さと勢いあふれる会社はそこまで多くなく、大幅な収入アップは望みにくいようです。
たとえば営業であっても、印刷会社では既存顧客とのやりとりをするルートセールスの形をとっているところも多く、成果主義の会社でよくみられるインセンティブなども期待しにくいところがあります。
印刷会社社員が所属する代表的な企業の年収
| 会社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
| 凸版印刷 | 681万円 | 42.6歳 |
| 大日本印刷 | 744万円 | 42.6歳 |
| トッパン・フォームズ | 670万円 | 44.6歳 |
出典：2019年現在（各社有価証券報告書より）
凸版印刷の平均年収
凸版印刷の平均年収は681万円です。
印刷業界の２強で、印刷技術を主軸とし、液晶や半導体部材関連、包装資材等様々な事業を展開しています。
近年では海外市場の開拓にも力を入れています。
大日本印刷の平均年収
大日本印刷の平均年収は744万円です。
凸版印刷とならぶ印刷業界２強で、印刷技術を応用し、液晶や半導体部材生産に力を入れています。
近年では電子書籍事業にも注目が集まっています。
トッパン・フォームズの平均年収
トッパン・フォームズの平均年収は670万円です。
凸版印刷の連結子会社で、帳票類やデータプリントサービスを主力としています。
近年ではＩＣタグの印刷に力を入れています。
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印刷会社社員が収入を上げるためには？
印刷会社社員が大幅に給料を上げるのは難しい部分もありますが、もちろん実力が認められれば管理職になり、基本給が上がったり手当がついたりすることもあります。
とくに大手の印刷会社は従来の印刷事業だけにとどまらず、事業領域を拡大する傾向が強くなっています。
意欲的な人は新しい仕事にチャレンジする機会を得て、その成果によっては給与で還元される可能性も十分に考えられるでしょう。
また、中小の印刷会社に勤めている場合は、経験を積み大手企業に転職することで給料が大幅にアップすることも考えられます。
