印刷会社社員のやりがい・楽しさ・魅力
印刷会社社員のやりがい・楽しさ
ものづくりの楽しさ
印刷会社社員としての一番のやりがいといえば、やはり「ものづくり」に関わることができる点にあるといえるでしょう。
印刷会社では分業制で仕事をしていきますが、何もなかったものを1から形にしていく喜びを味わうことができるのは、この仕事の魅力だといえるでしょう。
扱う印刷物によっては自分が手掛けたものを街で目にすることもでき、その瞬間には社会とのつながりを実感でき、何ともいえない感動が押し寄せるでしょう。
自分の仕事が最終的には目に見えるものとして残る、その喜びは想像以上であり、大きなやりがいにつながります。
クリエイティブな仕事ができる
印刷会社の仕事にもさまざまありますが、「ただ顧客からの指示通りに印刷する」ばかりではなく「プロとしての意見やアイデアを反映して印刷物を制作する」面も多々あります。
とくに営業や企画といった職種であれば、実際に顧客と打ち合わせをしながら、より理想の表現方法を検討していったり、頭を悩ませつつアイデアを形にしていったりする醍醐味が味わえます。
また、デザイナーであれば作られた企画案をもとにしながらも、デザインの専門家としてより良い見せ方を追求していくことができるでしょう。
こうした業務過程では、個人のセンスや感性も存分に必要とされますから、クリエイティブな分野で働きたいという人にとっては大きなやりがいを感じることができます。
作り手としての目線
印刷会社で働いていると、自然と印刷に関してのさまざまな知識が身につきます。
紙やインク、版型といわれる本のサイズをはじめ、書店に並ぶ書籍をふと眺めても、一般消費者であった時にはまったく考えもしなかったことを考えるようになります。
それは、まさに「受け手」から「作り手」としての自分になったことを実感できる瞬間です。
身の回りの印刷物に触れながら、「自分だったらこうしたい」「このデザインは仕事に生かせそうだ」などアンテナを張り巡らせることで、もっと前向きに仕事に取り組めるようになっていくでしょう。
20代で正社員への就職・転職
印刷会社社員の魅力
多彩なビジネスモデル
印刷業界では、市場規模が縮小するなか、いかに印刷以外の分野で利益を上げていくかが課題となっています。
そのため、印刷会社はさまざまなビジネスモデルを展開しており、携わる事業によっては全く新しい事業を1から手掛けていくことになります。
とくに最大手とよばれる2社は多角化をすすめており、大日本印刷はNTTdocomoと合弁会社を設立して、電子書籍サイト「honto」を運営しています。
一方、凸版印刷も電子書籍サイト「BookLive」の運営など、印刷以外にもさまざまなビジネスモデルに関わることができるでしょう。
関わる職種が多い
印刷会社は、印刷技術の研究や開発をする開発職、出版物を確認する品質管理、お客さまと接し印刷物を考える営業や企画、など、さまざまな職種の人が活躍しています。
一度就職すると、それぞれ専門をもって働くことが多いですが、多種多様な職種があるなかで、自分の得意分野や適性を生かして働くことができるでしょう。