社会人から司書になるには

司書資格に年齢制限はない

司書の資格取得には、年齢制限がありません。したがって、社会人になってから「司書講習」で図書館に関する専門的な知識を学び、司書として働き始める人もいます。

特に、結婚や出産、育児でそれまで働いていた職場を離れなければならないこともある女性にとって、子育てが一段落してから新たに取得できる資格として司書は人気があります。

講習を受ける条件

ただし、「司書講習」を受けるには次の条件を満たしていなければなりません。その条件とは、「大学に2年以上在籍し、62単位以上を修得していること」です。

短期大学(2年制課程)を卒業している人は、卒業に必要な単位が62単位以上と決められているので、司書講習を受けるのに必要な単位数は修得済みのはずです。ちなみに、在籍していた学部や学科、修得した62単位それぞれの内容は問われませんので安心してください。

それから、高等専門学校を卒業している人も、司書講習を受けることが可能です。

大学や短大に進学しなかった人でも、高等学校を卒業、あるいは高等専門学校を第3学年まで修了していれば、司書を補佐する役割の「司書補」になるために、「司書補講習」を受講することができます。司書補も図書館の専門職です。

司書講習と通信教育

「司書及び司書補の講習」は、毎年7〜9月(12〜2月の場合もあり)に開かれています。2012(平成24)年度について言えば、全国の大学12校で司書講習が、5校で司書補講習が開講されました。それぞれ定員が決まっていて、作文や書類審査が実施されます。

この講習では、司書になるために最低24単位、司書補になるために最低15単位を修得できる講義・演習が行なわれます。しかし、働きながら司書を目指す人にとっては夏期の数ヶ月間、毎日、朝から夕方まで大学に通うことは不可能でしょう。

そのような場合には、通信教育を受けるという方法があります。

受講する期間やスクーリング(その大学へ通って、教室で授業を受けること)の有無など、カリキュラムに違いはありますが、司書講習同様、司書になりたいという熱意を持った社会人の皆さんが大勢、学んでいます。

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