ファンドマネージャーの有名な人・人気のブログ・インスタ

ファンドマネージャーとして有名になるには

ファンドマネージャーとして有名になるには、最低でも世界の経済についての深い知識や動向を把握する必要があります。

そのためには、大学・大学院で経済学商学金融工学などを学ぶのが近道です。

多くのファンドマネージャーが有する「証券アナリスト」の資格を取るためには、金融機関などでの実務経験が求められます。

有名なファンドマネージャーになるには、確かな判断力や成績はもちろん、カリスマ性も必要となるでしょう。

また、世界の情報を得るためには語学力も必須なので、早い段階から学んでおくことをおすすめします。

将来ファンドマネージャーを目指すみなさんに向けて、有名なファンドマネージャーの紹介とともに、ファンドマネージャーが運営するブログやインスタも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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ファンドマネージャーの有名な人

日本人で有名なファンドマネージャーたちを6人紹介します。

どのような経緯を経てファンドマネージャーになったのか、活動内容などもみていきましょう。

藤野 秀人(ふじの ひでと)

1966年生まれの藤野秀人さんは、レオス・キャピタルワークス株式会社の創業者の1人として有名なファンドマネージャーです。

早稲田大学法学部を卒業し、野村投資顧問株式会社(現・野村アセットマネジメント)、ジャーディンフレミング投信・投資顧問株式会社(現・JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社)、ゴールドマン・サックス・アセットマネジメントを経て、2003年に同社を創業しました。

投資スタイルは、景気の影響を受けやすい大手会社などを避け、東証二部上場の会社など、地味で地道な会社に投資するのが特徴です。

現在、レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役社長・最高投資責任者を務めており、一般向けの著書も数多く発刊しています。

清原 達郎(きよはら たつろう)

1959年生まれの清原達郎さんは、業界人から「伝説の男」と呼ばれるほど有名なファンドマネージャーです。

東京大学法学部卒業後は野村證券に入社し、スタンフォード大学でMBAを取得しています。

ニューヨーク野村証券、ゴールドマン・サックス証券、モルガン・スタンレー証券などを経て、1998年にタワー投資顧問運用部長に転職。

割安な中小企業株を地道に買うスタイルが特徴で、投資先に直接足を運んで自らの目で企業価値を見極める姿は、「仕事の鬼」と例えられました。

サラリーマンでありながらも、2004年の所得は高額納税者番付で1位となり、「年収100億円のカリスマ・ファンドマネージャー」と話題を呼んだことでも有名です。

山崎 元(やまざき はじめ)

1958年生まれの山崎元さんは、2005年に株式会社マイベンチマークを設立した有名なファンドマネージャーです。

1981年、東京大学経済学部卒業後は三菱商事に入社し、野村投信委託、住友生命保険、メリルリンチ証券、第一勧業朝日投信投資顧問、UFJ総合研究所に勤務するなど、数々の会社を渡り歩いてきました。

現在、楽天証券経済研究所・客員研究員を務めるほか、経済評論家、コンサルティング、資産運用、メディア出演など多ジャンルで活動しています。

楽天証券で連載中の「本音の投資教室」では、2020年のコロナショック発のバブル崩壊についてや、長期投資家が注目・注意すべき点などへのアドバイスを知ることができます。

手がける著書も多いですが、2019年9月発刊の「マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方/講談社」も、内容が理解しやすいと評判です。

塚口 直史(つかぐち ただし)

塚口直史さんは、「ファンド評価会社バークレイヘッジ社、2015年度グローバルマクロ戦略部門」で世界第3位のヘッジファンドマネージャーとして表彰されたことで有名です。

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科ファイナンス修士課程を修了しています。

みずほ投信投資顧問、シティバンク・国際金融本部短期金利トレーディング部を経て、2008年に世界最大級の運用会社のブラックロックにて、グローバルマクロ戦略ファンドを主括しました。

さらに、マーケットが荒れたリーマンショック時でも損失を出すことなく、投資収益率50%以上という驚異的リターンを上げ、数多くのファンド内で1位の成績を収めた実力者です。

2013年、モスクワにリサーチ拠点を移したあと、2015年「ロシアヘッジファンドアワード グローバル部門」で1位を受賞。

現在、「プラスプラスグループ」を創業し、ヘッジオンラインを通しての情報発信や、数多くの著書を手がけています。

長谷川 建一(はせがわ けんいち)

長谷川建一さんは京都大学を卒業し、神戸大学MBAで経営学を修了した有名なファンドマネージャーです。

Citigroup日本およびニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、2000年にCitibank日本のリテール部門で商品開発や市場営業部門のヘッドに就任。

ニューヨークのCitibank本店でも、米国債のディーリングで活躍した実績を持っています。

2004年に移った東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)では、マーケティング責任者、商品サービス部副部長を務め、業務企画や運営に携わりました。

現在は、香港に拠点を置く日系金融機関「NWB(Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank)」の取締役兼CIOとして活躍しています。

山本 匡(やまもと きょう)

山本匡さんは、株式会社GCIアセット・マネジメントで活躍する、若手ファンドマネージャーとして有名です。

2005年に東京大学理学部数学科を卒業し、東京大学大学院経済学研究科金融システム専攻修士課程を修了。

大学院に通いながらも同社にインターンシップとして参画し、2010年の博士号取得後に同社に入社しました。

同社に入社するきっかけは、大学で師事した教授がGCIのアドバイザーをしていたことだったそうです。

学んできた運用理論を実務に応用したシステマティック・マクロ戦略という独自のヘッジファンド運用を行い、「気鋭のファンドマネージャー」と称されています。

ファンドマネージャーの人気のブログ

みなさんは、ファンドマネージャーの人気のブログはチェックしていますか?

大御所・神とも称される大御所や、育児に励むサラリーマン・ファンドマネージャーなど、人気のブログを3つ紹介します。

第一線で活躍するファンドマネージャーは、どのような情報をブログで発信しているのか、ぜひ参考にしてみましょう。

澤上篤人の長期投資家日記

澤上篤人さん_ブログ画像

ファンド界で知らない人がいないほど有名な大御所ファンドマネージャー、澤上篤人(さわかみ あつと)さんのブログです。

1947年生まれの澤上篤人さんは、1996年に日本初の独立系投資信託会社「さわかみ投信株式会社」を設立し、投資顧問業をスタートしました。

1999年に株式投資信託の「さわかみファンド」を設定し、現在は会長として長期投資の啓蒙活動や財団活動に取り組んでいます。

愛知県立大学卒業後、松下電器貿易(現・パナソニック)での勤務を経て、1971年から1974年までスイス・キャピタルインターナショナルのアナリスト兼ファンドアドバイザーを務めました。

膨大な情報が掲載されるブログですが、訪問者の目的に応じてチョイスできるよう、次の3つのカテゴリに分けられています。

  • 長期投資家向けの情報や先読みなどが書かれた「長期投資」
  • 金融市場の情報やアドバイスが書かれた「金融」
  • 社会情勢が書かれた「一般」

経済学者では先読みできない市場の動向を独自の目線でわかりやすく伝えており、将来ファンドマネージャーを目指す人は必見です。

澤上篤人の長期投資家日記

【最高の投資家を目指す!】 ファンドマネージャー・リュウのブログ

リュウさん_ブログ画像

企業に勤めるファンドマネージャー、リュウさんのブログです。

2016年2月に社会人の大学院試験に合格し、税理士試験にも合格したというリュウさん。

ブログには、主に投資の考察や運用成果などが掲載されています。

ファンドマネージャーとして顧客のお金を運用するにあたり、有名なファンドマネージャーの本を複数読み込み、どのような運用をしているのかを研究しているそうです。

ブログ内には「ファンドマネージャー」や「投資関連」、「税理士」など複数のカテゴリがあるので、興味があるところから読み進めてみてください。

「オススメの本」カテゴリにも本がたくさん紹介されていますが、初めて投資する人には「マンガ ウォーレン・バフェット」をおすすめしています。

幼い娘さんに起きたハプニングなど、子育てに関する記事も投稿されており、ファンドマネージャーの日常生活も感じ取れるブログです。

【最高の投資家を目指す!】 ファンドマネージャー・リュウのブログ

イクメン・ファンドマネージャーがFP転身を目指すブログ

YUMAさん_ブログ画像

国内の大手運用会社で現役ファンドマネージャーとして活躍する30代男性、YUMAさんのブログです。

日経電子版から受けたインタビュー内容によると、幼いお子さんの誕生を契機に自身の長期資産形成にも関心を持つようになったとのこと。

運用の実務経験を活かしてFP(ファイナンシャルプランナー)になることも視野に入れていることから、ブログタイトルに「FP転身を目指す」と記載したそうです。

ブログにもFP的な記事が多くみられ、投資スタイルについての考えや資産形成に取り組む人へのアドバイスなどが詳しく掲載されています。

ブログカテゴリーは右サイドバーの下部にあるので探しにくいですが、「ファイナンス理論」「ファンドマネージャー」「ワーク・ライフ・バランス」など、見たい情報がわかりやすく分類されています。

YUMAさんは、2018年9月から11月まで育児休業を取得して子育てに積極的に参加した経験があるので、「育児」カテゴリも作って育児休業についての情報も投稿しています。

ブログを通して人物像を知ってもらうことは、顧客とのより深い信頼関係の構築にも有益だと思われるので、みなさんもぜひ真似してみてはいかがでしょうか。

イクメン・ファンドマネージャーがFP転身を目指すブログ

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ファンドマネージャーのインスタ

インスタを開設している有名なファンドマネージャーはほとんどおらず、仕事柄、名前を出しての発言を控えているのかもしれません。

そんななか、人気のブログ内で紹介した澤上篤人さんの息子さんで、現在は同社の代表を務める澤上龍さんがインスタを開設していたので紹介します。

一流のファンドマネージャーを経て代表として活躍する澤上さんは、どのような情報をインスタに掲載しているのかみていきましょう。

澤上 龍(さわかみ りょう)

1975年生まれの澤上龍さんは、2000年にさわかみ投信株式会社に入社後、ファンドマネージャーとして活躍していました。

2010年にはソーシャルキャピタル・プロダクションを創業し、株式会社Yamatoさわかみ事業承継機構取締役なども兼務しています。

1999年に設定された「さわかみファンド」が20周年を迎えたことから、インスタには全国各地で感謝祭キャラバンを開催した際の写真が投稿されています。

関係者との会合も多く、日々忙しく活躍していることがわかります。

ときには、澤上さんの愛犬「さくらちゃん」の写真や、訪れた場所で見つけた面白いものの写真もあり、人柄が伝わってくるようなインスタです。

ここまで、有名なファンドマネージャーたちを10人紹介してきました。

ファンドマネージャーはファンドの運用方針を決める重大なポジションです。

ファンドマネージャーの判断いかんによっては、顧客の資産に膨大な損失を与える可能性もあります。

将来ファンドマネージャーを目指すみなさんも、経済やファンドの知識だけでなく、冷静な判断力や洞察力、メンタル面も磨いておきましょう。